スカウト代行 / スカウト代行
一次面接免除のオファー
スカウトに「一次面接免除」と書く。候補者にとっては負担が減り、自社にとっては期間が短くなります。ただし、免除した分の判断材料をどこかで補う必要があります。この記事では、この設計の作り方を整理します。面談そのものを省く設計は面談なしで選考に進める設計にまとめています。
何を免除するのか
まず、対象を明確にしてください。
免除の対象になりうるもの
書類選考。スカウトで経歴を見て送っている。
一次面接。
適性検査や課題。
この三つのうち、一番目は自然です。
スカウトで声をかけた時点で、経歴は確認しています。
そこから改めて書類選考をするのは、候補者から見ると不自然です。
そして、二番目。
一次面接で何を見ているかによって、免除できるかが変わります。
確認すること
一次面接で、何を判断しているか。
その判断は、他の段階でもできるか。
できないなら、免除すると判断材料が欠けます。
免除で失われるもの
一次面接が担っていること
経歴に出ない部分の確認。役割の実際、志向。
候補者の意向の確認。
自社の情報を渡す。
候補者からの質問に答える。
相性の確認。
この五つのうち、三番目と四番目が特に問題になります。
免除すると、候補者が情報を得る機会が減ります。
そして、判断できないまま次の段階に進みます。
結果、後半で辞退されることがあります。
対応
次の段階で、情報を渡す時間を取る。
資料を事前に渡す。
質問を受ける経路を用意する。
この三つで補ってください。
誰に出すか
全員に出すのか、選んで出すのか。
選んで出す場合の基準
要件との合致度が高い。
経歴で判定できる範囲が広い。
そして、基準を明確にしてください。
明確でないと、代行会社が判断できません。
そして、社内でも説明できません。
全員に出す場合
文面に一律で書く。
この場合、合致度が低い候補者も免除されます。
そして、次の段階で落とすことになります。
面接官の時間が使われます。
判断の材料
一次面接にかかる時間と、次の段階にかかる時間。
免除して次に進める候補者の数。
この二つで、社内の負担が増えるか減るかが変わります。
エラベルの見解
免除を打ち出すとき、候補者がどう受け取るかを考えてください。
「一次面接免除」は、候補者にとって二つの意味を持ちます。
受け取り方の一つ
評価されている。経歴を見て、選考を省くほど期待されている。
この受け取り方なら、効果があります。
もう一つの受け取り方
採用に困っている。誰でもよいのではないか。
選考が甘い会社なのではないか。
この受け取り方をされると、逆効果です。
分かれる理由
なぜ免除するかを、書いているかどうか。
書き方の例
「ご経歴を拝見し、○○のご経験が募集の要件と合致していると判断しました。そのため、一次面接を省略してご案内しています」
この形だと、評価されていると伝わります。
逆に、「一次面接免除」とだけ書くと、条件のように見えます。
そして、他社も同じことを書いていれば、差になりません。
さらに、経歴のどこを見たかを具体的に書いてください。
具体的だと、読まれていると分かります。
抽象的だと、一斉送信に見えます。
免除という条件そのものより、なぜ免除したかの説明が効きます。
そして、この説明を書くには、候補者の経歴を読み込む必要があります。
つまり、免除を打ち出すなら、書き分けを厚くする必要があります。
一律の文面に「免除」とだけ足しても、効果は限られます。
社内の合意
免除は、選考の設計を変えることです。
確認すること
誰が決めるか。
次の段階の面接官が納得しているか。
判断の材料が足りるか。
二番目です。
一次面接を免除すると、次の段階の面接官が最初に会うことになります。
そして、判断の責任が重くなります。
この認識を共有してください。
そして、必要な情報を渡してください
候補者の経歴。
送ったスカウト文面。
なぜ免除したかの理由。
返信の内容。
この四つを渡すと、面接官が準備できます。
既存の応募者との関係
スカウトで来た候補者だけ免除する場合。
確認すること
自社に応募してきた候補者は、一次面接を受ける。
この差をどう説明するか。
そして、候補者同士が知り合いである可能性もあります。
判断の材料
免除の理由が、経歴の確認にあるなら、応募者にも適用できます。
応募者の書類を見て、要件に合致していれば免除する。
この形なら、経路による差がなくなります。
そして、応募者の選考も速くなります。
逆に、スカウトの訴求としてのみ使うなら、その差は残ります。
この判断を、意識して行ってください。
効果を測る
免除を打ち出して、何が変わったか。
測る項目
返信率。免除の前後で比べる。
選考に進む率。
次の段階の通過率。
辞退の時点。
三番目です。
免除した候補者が、次の段階で多く落ちているなら、選定の精度に問題があります。
そして、面接官の時間が使われています。
この場合、免除の基準を厳しくしてください。
そして、四番目。
辞退が後半に移っているなら、情報が足りていない可能性があります。
免除で情報を渡す機会が減っているからです。
免除しない選択
期間を短くする方法は、免除だけではありません。
他の方法
面接の間隔を短くする。
同じ日に複数の面接を行う。
書類選考を省く。スカウトなら経歴は確認済み。
日程の提示を速くする。
このうち、三番目と四番目は、免除より先に検討してください。
書類選考を省くのは、スカウトでは自然です。
そして、日程の提示を速くするのは、費用も判断材料も失いません。
免除は、判断材料を減らす選択です。
他の方法で期間が短くなるなら、そちらが先です。
エラベルの見解
免除を打ち出す前に、一次面接で何を見ているかを確認してください。
多くの会社で、一次面接の役割が曖昧になっています。
確認の仕方
一次面接の通過率を見る。
通過率が高いなら、選別の機能は小さい。
そして、落とした候補者の理由を見る。
理由が「経歴が合わない」なら、書類の段階で判断できたはずです。
理由が「志向が合わない」「相性」なら、会う必要があります。
この確認をすると、免除できるかが分かります。
そして、通過率が高く、落とす理由も書類で判断できるものなら、一次面接は選別に使われていません。
この場合、免除しても失うものは小さい。
ただし、一次面接が別の機能を持っている場合があります
候補者に情報を渡す場。
候補者の意欲を上げる場。
この場合、免除すると、その機能が失われます。
そして、後半での辞退が増えます。
だから、免除するなら、その機能を次の段階に移してください。
二次面接の前半を、情報を渡す時間にする。
あるいは、資料と質問の経路を用意する。
一次面接を「選別の場」と見るか「相互理解の場」と見るか。
この認識によって、免除の判断が変わります。
まず、自社の一次面接がどちらなのかを確認してください。
まとめ
- 免除の対象は書類選考・一次面接・適性検査。書類の免除は自然
- 免除で失われるのは、特に情報を渡す機会と質問に答える機会
- なぜ免除したかを書く。書かないと「採用に困っている」と受け取られる
- 免除の理由を書くには、書き分けを厚くする必要がある
- 次の段階の面接官に、経歴・文面・免除の理由・返信を渡す
- 既存の応募者との差をどう説明するかを決める
- 次の段階の通過率を見る。低いなら選定の精度に問題がある
- 辞退が後半に移ったら、情報が足りていない
- 免除より先に、書類選考を省くことと日程の提示を速くすることを検討する
- 免除の前に、一次面接で何を見ているかを確認する
よくある質問
一次面接免除は効果がありますか
なぜ免除するかを書いているかで変わります。理由なく「免除」とだけ書くと、採用に困っていると受け取られることがあります。経歴のどこを見て判断したかを具体的に書いてください。
免除すると判断材料が足りなくなりませんか
一次面接で何を見ているかによります。通過率が高く、落とす理由も書類で判断できるものなら、選別には使われていません。ただし、情報を渡す機能を持っている場合は、次の段階に移してください。
応募してきた候補者との差はどうしますか
免除の理由が経歴の確認にあるなら、応募者にも適用できます。書類を見て要件に合致していれば免除する。この形なら経路による差がなくなり、応募者の選考も速くなります。