採用代行 / 自動車
自動車業界で採用代行が機能する条件・機能しない条件
同じ採用代行を使っても、機能する自動車業界の会社と機能しない会社があります。差を作るのは代行の腕ではなく、発注側の条件です。技術の領域ごとに経路と要件の型を分けているか、領域ごとに要件を決める技術者がいるか、取引先の計画と採用の一枚が同じ行にあるか、現場職の実態を求人票に書いているか、電気とソフトの速さで回しているか、記録が社内にあるか、任せる工程が絞られているか。結論を先に書くと、自動車業界で採用代行が機能するのは、領域・要件・計画・実態・速さ・記録・工程の七つで「社内に残すものを残している」会社で、機能しないのは「電気とソフトも機械と同じ型で、全部任せたい」会社です。発注の前に七つで自社を確かめ、機能しない条件があれば、発注の前にそれを変えます。工程の切り分けは自動車業界の採用代行に、課題の分解は自動車業界の採用課題に、メーカー全般の条件はメーカー業界で採用代行が機能する条件・機能しない条件に書いています。ここでは、自動車業界の七つの対に絞ります。
七つの対
| 軸 | 機能する条件 | 機能しない条件 |
|---|---|---|
| 領域 | 機械・電気・ソフトで経路と要件の型を分け、電気とソフトはIT・Web業界の型で | 「電気とソフトも機械と同じ型で」 |
| 要件 | 領域ごとに要件を決める技術者がいる。いない領域は最初の一人を「最初の三か月の仕事」で採る | 機械の技術者が電気とソフトの要件も面接も担う |
| 計画 | 部品の会社は、取引先の計画(確定と見込み)と採用の一枚が同じ行にあり、見込みの段階で準備 | 「取引先が言ってから急いで」 |
| 実態 | 現場職の交替勤務・残業・環境を求人票に書き、見学を段に置く | 「実態は面接で」。見学が無い |
| 速さ | 電気とソフトの一次対応と日程を、返事は翌営業日中、確定は即日で回す | メーカーの速さで全領域 |
| 記録 | 一覧と面接の記録が社内の環境にあり、領域ごとに見られる | 記録が代行の環境 |
| 工程 | 任せる工程が絞られ、残す工程(領域の要件・見極め・計画・実態の説明・条件)の担当がいる | 「全部任せたい」 |
七つのうち一つでも機能しない条件にあると、代行はその部分で止まります。
領域:型を分けているか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 電気とソフトはスカウト型の媒体とIT・Web寄りの経路、機械は従来の経路、現場職は地域の経路 | 一つの媒体と一つの紹介会社で全部 |
| 領域ごとに任せる工程が決まっている | 「採用を全部」 |
| 領域ごとに応募の数を記録している | 全部を一つの数で |
エラベルの見解
自動車業界で最も多い機能しない条件は「要件」です。電気とソフトの技術者が社内におらず、機械の技術者が要件を決め、面接もする。候補者は「この会社は電気とソフトを分かっていない」と感じ、辞退します。代行に「要件も決めて」と頼んでも、代行の推測になります。直し方は、最初の一人を「最初の三か月に何をしてもらうか」「一緒に働く人」「決まりの無いことを自分で決めて進めた場面」で採り、その人が二人目からの要件と見極めを担う形にすること。一人目の面接には、取引先の技術者や専門家の助言を入れる会社もあります。エラベルで担当者を選ぶ企業には、「電気とソフトの要件を決める方は、社内にいますか。いなければ、最初の一人をどう採りますか」を、私たちから先に聞いています。要件の作り方は採用要件の定義の進め方に書いています。
要件:領域ごとに決める人がいるか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 機械・電気・ソフトのそれぞれに、要件を「〇〇のシステムの〇〇を、〇〇から〇〇まで担った経験」に整える技術者がいる | 機械の型(「設計経験〇年」)を全領域に |
| いない領域は、最初の一人を「最初の三か月の仕事」で採る設計がある | いない領域も「経験者」で募集 |
| 技術者が最初の一回話し、担当者が整え、技術者が確認 | 技術者が「見れば分かる」 |
計画:取引先の計画と同じ行にあるか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 取引先の計画を「確定」と「見込み」で分け、見込みの段階で採用の一枚に予定として置き、準備を進める | 増産の決定の後に「来月から」 |
| 確定だけを採る数の根拠に | 見込みを全部数える |
| 営業から採用に「見込みが立ったら一言」の習慣 | 営業と採用が別 |
計画のつなぎ方は要員計画と採用計画がつながっていないに書いています。
実態:求人票に書き、見学を置いているか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 交替勤務の形・繁忙期の残業・環境・一緒に働く人・最初の三か月を実態の言葉で | 「アットホーム」「未経験歓迎」だけ |
| 現場の見学を選考の段に置く | 見学が無く、入社後に「聞いていない」 |
| 早期離職の理由を求人票に戻す | 「本人の事情」で片付ける |
実態の書き方は求人原稿の作成の進め方に書いています。
エラベルの見解
「全部任せたい」という自動車業界の会社は、多くの場合、人事の担当が機械と現場職の採用で手一杯で、電気とソフトの採用が「追加の仕事」になっています。その状態で全部を任せると、領域の判断も計画の照合も代行に寄り、代行にはできないので止まります。エラベルは担当者を工程ごと・領域ごとに選べる形にしているので、「電気とソフトの母集団形成と一次対応と日程」を、IT・Web業界の採用の経験がある担当者が担い、人事の担当は機械と現場職と、領域の要件の橋渡しと計画の一枚に絞る、という組み方ができます。領域で担当者を分けると、それぞれの速さの基準で回ります。工程の切り分けは母集団形成は代行に出せるかや面接の日程調整は代行に出せるかに書いています。
速さ:領域の基準で回しているか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 電気とソフトの返事は翌営業日中、日程の確定は即日。技術者の枠を先に預かる | 返事に数日、面接まで数週間 |
| 機械と現場職も同じ型で回せば、辞退はさらに減る | 領域で分けずに、遅いほうに合わせる |
速さの直し方は面接の日程調整の進め方に書いています。
記録:社内の環境にあるか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 一覧と面接の記録が社内のATSか共有の場所にあり、領域ごとに段階と数が見える | 記録が代行の環境 |
| 週次の一枚で、領域ごとの数と止まりが届く | 月末の報告だけ |
| 契約が終わっても、記録と型(領域ごとの要件の一枚、求人票、経路の一覧)が社内に残る | 契約が終わると消える |
記録の扱いは引き継ぎ資料に含める内容に書いています。
工程:絞られているか
| 機能する | 機能しない |
|---|---|
| 「電気とソフトの母集団形成と一次対応」「現場職の地域の経路の運用」のように、領域と工程で任せる範囲が明確 | 「採用を全部」 |
| 残す工程(領域の要件・見極め・計画・実態の説明・条件・合否)の担当が決まっている | 残す工程の担当がいない |
| 一つの領域・一つの工程で三か月回し、記録で効いたかを見てから広げる | 最初から全領域・全工程 |
機能しない条件を変える順番
| 順 | 変えること | 費用 |
|---|---|---|
| 一 | 領域:機械・電気・ソフト・現場職で経路と型を分ける | かからない |
| 二 | 要件:領域ごとの技術者が最初の一回話す。いない領域は最初の一人の設計 | 技術者の三十分 |
| 三 | 速さ:電気とソフトの返事と確定の基準を決め、枠を預かる | かからない |
| 四 | 記録:一覧を社内の環境に | かからない |
| 五 | 工程:任せる工程を一つに絞る(電気とソフトの一次対応から) | 契約の範囲が小さくなる |
| 六 | 実態:求人票に書き、見学を段に | 現場の責任者の時間 |
| 七 | 計画:取引先の計画と採用の一枚。営業との共有 | 仕組み。時間がかかる |
一から五は発注の前に社内で変えられます。六は現場の協力、七は営業との仕組みが要ります。
機能しているかを見る記録
| 見ること | 機能している目印 |
|---|---|
| 領域ごとの応募の数 | 電気とソフトが増えていれば領域が機能 |
| 書類の○と面接の一致 | 一致していれば要件が機能 |
| 電気とソフトの段階ごとの日数 | 短くなっていれば速さが機能 |
| 辞退と早期離職の理由 | 「働き方」「勤務地」が減っていれば実態が機能 |
| 採る時期と取引先の計画の差 | 合っていれば計画が機能 |
件数のまま並べ、前の募集と比べます。割合や外部の平均で断定しません。見る指標は採用代行との定例会で見るべき数字に書いています。
まとめ
- 代行が機能するかは代行の腕より発注側の条件で決まる
- 七つの対は領域・要件・計画・実態・速さ・記録・工程
- 最も多い機能しない条件は要件。電気とソフトの要件を機械の技術者が決めている。最初の一人の設計から
- 「電気とソフトも機械と同じ型で、全部任せたい」は機能しない。領域で担当者を分け、人事は要件の橋渡しと計画に絞る
- 変える順番は領域→要件→速さ→記録→工程→実態→計画。一〜五は発注前に社内で
- 電気とソフトはIT・Web業界の速さと型で回す
よくある質問
完成車の会社で、採用の規模が大きく、代行を複数使っています
複数の代行を使うなら、領域と工程で分担を明確にし、記録を一つの一覧に集めます。代行ごとに記録がばらばらだと、領域ごとの詰まりが見えません。「電気とソフトはこの代行、現場職はこの代行、記録は社内の一つの一覧に」という形が、規模の大きい会社の機能する条件です。分担が重なると、同じ候補者に複数の代行から連絡が行き、会社の信用に関わります。
部品の二次の会社で、人事の担当がいません
経営者が「領域の要件の橋渡し・計画の一枚・条件の判断」に絞り、「一次対応・日程・記録・地域の経路の運用」を代行に出す形なら機能します。二次の会社は現場職の採用が中心なことが多く、地域の経路と実態を書いた求人票と見学の段で回ります。電気とソフトの採用が要る段階になったら、最初の一人の設計から始めます。小規模の体制の組み方は急成長フェーズの会社の採用体制の作り方の考え方が使えます。
販売の会社で、営業職と整備士の両方を採っています
営業職は掲載型と地域の経路で、整備士は学校と地域の経路と資格の扱い(法令上の整理があると一般に整理されている)で、経路と要件が違います。二つを一つの型で回さず、職種ごとに分けます。整備士の資格の扱いは依頼側の決まりと専門家の確認に従い、代行の担当者が断定しません。店舗ごとの働き方の実態(休日、繁忙期)を求人票に書くと、辞退と離職が減ります。個別の判断は専門家にご確認ください。