採用代行 / 介護

介護業界の採用課題|人が採れない原因を分解する

公開 2026-09-22

介護業界の会社が「人が採れない」と言うとき、その言葉には五つの違う問題が混ざっています。離職が採用を上回り、募集が止まらない。資格の区分が要件に無く、配置と加算に合わない。夜勤と身体的な負担と利用者の状態の実態を先に出さず、入職後に離れる。施設と在宅と通所の型で経路が違うのに、一つの媒体で募集している。施設長と管理者の面接の枠が取れず、日程が延びる。どれが原因かで、直す場所も、外に出せるかも変わります。結論を先に書くと、介護業界の採用課題は、離職・資格・実態・型・枠の五つに分解し、自社の記録(離職の時期と理由、配置できなかった件数、辞退と早期離職の理由、型ごとの応募の数、段階ごとの日数)で詰まりを一つに特定してから直します。「人が採れない」を一つの問題として扱うと、紹介会社と媒体に費用を使って採り、離れて、また募集する、という往復になります。代行に出す工程の切り分けは介護業界の採用代行に、職種ごとの母集団形成は介護職の母集団形成に書いています。ここでは、介護業界の課題を分解する順番に絞ります。

「採れない」に混ざっている五つ

課題現れ方記録で見えること
離職募集が止まらない。採っても数か月で離れる離職の時期と理由。募集の回数
資格採ったが、資格の区分で配置と加算に合わない配置できなかった件数。要件に区分が無い
実態面接や見学で「夜勤は聞いていない」。入職後に「利用者の状態が思っていたのと違う」辞退と早期離職の理由が「夜勤」「負担」「働き方」
施設は来るが在宅が来ない(またはその逆)型ごとの応募の数と経路
日程が延びて「他で決まった」段階ごとの日数。施設長の枠の数

五つは同時に起きることもありますが、直すのは一つずつです。

分解の順番

見ること判断
離職の時期と理由、募集の回数離職が採用を上回っていれば離職。入口より先に
要件に資格の区分があるか。配置できなかった件数無ければ資格
辞退と早期離職の理由「夜勤」「負担」「働き方」なら実態
型ごとの応募の数と経路偏りがあれば型
段階ごとの日数長ければ枠

一が最初なのは、離職を止めずに入口を直しても、穴を埋め続けることになるからです。ファネルの並べ方は採用ファネルのどこが詰まっているか分からないに書いています。

エラベルの見解

介護業界で最も多い詰まりは「離職」で、しかも「業界だから仕方ない」で片付けられていることです。退職面談で理由を集めると、「夜勤の開始が早すぎた」「教える人がいなかった」「利用者の状態が聞いていたのと違った」「人間関係」が並びます。最初の三つは、受け入れと実態の問題で、直せます。夜勤の開始の時期を「最初の三か月は日勤で、教える人と一緒に」と設計するだけで、離職が減る施設があります。エラベルで担当者を選ぶ企業には、「入職した方は、何か月目から夜勤に入り、誰と一緒でしたか」を、私たちから先に聞いています。答えが「一か月目から一人で」なら、代行の前に受け入れの設計です。離職の分け方は早期離職が続くのは採用のどの段階の問題かに書いています。

離職の課題:採用を上回っている

離職の理由直す場所
夜勤の開始が早すぎた受け入れの体制(夜勤の開始の時期、最初の三か月の到達点)
教える人がいなかった教える人を決める。週次の接点
利用者の状態や身体的な負担が聞いていたのと違う求人票と見学で実態を
人間関係管理者との接点の型。フロアの配置
条件会社の判断
私的な事情直す場所は無い。上を確かめた後

受け入れの型は入社後のオンボーディングの進め方に書いています。

資格の課題:区分が要件に無い

状態直し方
「介護職募集」だけで、資格の区分が無い会社と専門家で、資格の区分と配置と加算の関係を整理し、「必須・取得の支援・歓迎」の区分に
採ってから配置と加算に合わないと分かる書類の一次確認で区分を照合
取得の支援の中身が無い未経験を採るなら、支援の中身(費用の扱い、期間、取れなかった場合)を決め、求人票に

資格と配置と加算の関係は、法令上の整理があると一般に整理されているため、会社と専門家(社労士等)で整理します。代行は照合まで。個別の判断は専門家にご確認ください。

実態の課題:夜勤と負担を先に出していない

求人票に無いこと書き方
夜勤の回数と形「月に〇回程度、〇時から〇時」の実態
夜勤の開始の時期「最初の三か月は日勤で、教える人と一緒に」の実態
利用者の状態「〇〇の型の施設で、〇〇の状態の方が中心」の実態
身体的な負担「移乗の介助の有無、機器の有無」の実態
一緒に働く人と最初の三か月教える人、フロアの構成

見学と体験を選考の段に置くと、候補者が実態を見て判断でき、入職後のずれが減ります。求人票の書き方は求人原稿の作成の進め方に書いています。

エラベルの見解

介護業界で見落とされやすいのは「型」の違いです。施設と在宅と通所では、夜勤の有無、移動の有無、一人で対応する場面の有無、利用者との関わり方が違い、来る候補者の層も動く理由も違います。全部を「介護職」の一本で、同じ媒体と同じ文面で募集すると、どの型にも刺さりません。「施設の介護職(夜勤あり、チームで)」「在宅の介護職(移動あり、一人で)」「通所の介護職(日勤のみ、送迎あり)」と型で分け、型ごとに経路と文面を変える。エラベルで担当者を選ぶ企業には、「施設・在宅・通所で、求人票と経路を分けていますか」を、私たちから先に聞いています。分けていなければ、媒体を増やす前に型の分け方です。要件の作り方は介護職の採用要件の作り方に書いています。

型の課題:施設・在宅・通所で違う

動く理由合う経路
施設チームで働きたい、夜勤の手当地域の経路、学校、資格の区分に合う媒体
在宅一人で利用者と向き合いたい、日中の時間の自由地域の経路、知人
通所日勤のみ、送迎、レクリエーション地域の経路、掲載型

型ごとに求人票と経路を分け、型ごとに応募の数を記録します。

枠の課題:施設長と管理者が現場で手一杯

状態直し方
日中の面接が取れない申し送りの後、日勤の終わりの前、オンライン、の枠を週に一つ先に預かる
候補者の希望を聞いてから調整枠を預かっているので、候補を三つ出して即日で確定
面接と見学が別の日同じ日に組む
施設長が全段に出る一次(書類の照合と一次対応)を外に出し、施設長は面接と見学だけ

枠の預かり方は面接の日程調整の進め方に書いています。

外に出せる部分と社内で直す部分

課題外に出せる部分社内で直す部分
離職退職面談の型、記録の分類受け入れの体制(夜勤の開始の時期、教える人)、実態の見直し
資格書類での区分の照合区分の整理(会社と専門家)
実態求人票に落とす作業、見学の日程実態を語る。見学で何を見せるか
型ごとの経路の運用型の分け方と求人票の実態
日程の運用枠の形を変えて出す

どの課題にも社内で直す部分があります。機能する条件と機能しない条件は介護業界で採用代行が機能する条件・機能しない条件に書いています。

まとめ

よくある質問

業界全体で人が足りないので、自社だけでは直せないのではないですか

同じ業界で離職が少なく募集が止まっている施設はあります。違いは、夜勤の開始の時期を遅らせているか、教える人がいるか、実態を先に出しているか、型で分けているか、です。「業界全体」にすると、直す場所が消えます。五つを記録で確かめ、一つずつ直しても採れないなら、条件の判断に進みますが、それは五つを確かめた後です。

紹介会社の費用が重く、地域の経路に戻したいです

地域の経路(地域の掲載型、学校、知人、地域の紹介、資格の区分に合う媒体)を型ごとに並べ、使っていない経路を開きます。求人票に実態と受け入れ(夜勤の開始の時期、教える人)を書くと、地域の経路からの応募が定着し、紹介会社への依存が減ります。紹介会社を使う場合も、依頼書を「型・資格の区分・実態」で渡し、返事を翌営業日中に返すと、推薦の質が変わります。経路の比重は、記録(経路ごとの入職と定着の件数)を並べて会社が決めます。

夜勤の開始を遅らせると、現場の夜勤の負担が増えます

最初の三か月を日勤にすると、その間の夜勤は既存の人が担うことになり、負担は増えます。ただ、一か月目から一人で夜勤に入れて数か月で離れる往復のほうが、現場の負担は大きい。「三か月の日勤」と「離れた人の穴を埋める募集と教え直し」を比べると、前者のほうが軽い。開始の時期の長さは、施設の体制と会社の判断で、採用の側は「開始の時期が受け入れの一枚にあるか」を確かめるまでです。労務上の扱いは専門家の確認に従います。