スカウト代行 / スカウト代行
媒体の組み合わせ方
一つの媒体では母数が足りない。複数の媒体を使うことになりますが、ただ増やすだけだと稼働が分散します。そして、同じ候補者に両方から送ることも起きます。この記事では、組み合わせの設計を整理します。媒体ごとの仕様や料金は変わるため、各媒体の公式情報でご確認ください。
増やす前に確認する
媒体を足す前に、今の媒体で母数が残っているかを確認してください。
確認すること
- 条件に合う候補者の総数
- 送信済みの数
- 残り
- 条件を広げれば増えるか
四番目です。
条件を広げれば母数が増える場合、媒体を足す前にそちらを試すほうが簡単です。
媒体を足すと、条件の設計も文面も作り直しになります。
そして、稼働も増えます。
まず今の媒体で広げられるかを確認してください。
組み合わせの型
役割を分けて組み合わせてください。
一.層で分ける。媒体ごとに登録している層が違う。
二.職種で分ける。この職種はこちら、あの職種はあちら。
三.主と補で分ける。主に使う媒体と、補助的に使う媒体。
四.試験と本番で分ける。新しい媒体を試しながら、今の媒体で回す。
このうち、三番目が実務的です。
主の媒体に稼働を厚く配分し、補助の媒体は件数を絞る。
そして、補助の媒体の成果を見ながら、配分を調整する。
逆に、両方を同じ比重で回すと、どちらも中途半端になります。
重複の扱いを決める
同じ候補者が複数の媒体に登録していることがあります。
決めること
- 重複をどう検出するか
- 重複していた場合、どちらから送るか
- 既に片方で送った候補者を、もう片方で送らない仕組み
三番目です。
媒体をまたいだ送信済みの記録が要ります。
媒体ごとの記録だけだと、重複が検出できません。
そして、両方から送ると、候補者から見て不自然です。
対応
送信済みリストを、媒体をまたいで一本にする。
送信の前に、そのリストと照合する。
この運用を、代行会社と決めてください。
媒体をまたぐ管理は手間がかかるため、決めておかないと実施されません。
エラベルの見解
媒体を組み合わせるとき、「文面を使い回さない」ようにしてください。
媒体ごとに、届き方が違います。
違う点
表示の形式。長さの制約、改行の見え方。
候補者の受け取り方。その媒体で何通受け取っているか。
登録している層。転職の温度、経験の傾向。
この三つが違うため、同じ文面が同じように届くとは限りません。
そして、二番目です。
多くのスカウトが届く媒体では、埋もれます。
逆に、届く数が少ない媒体では、一通の重みが違います。
だから、書き方を変える必要があります。
確認の仕方
代行会社に、媒体ごとの文面を見せてもらう。
同じなら、なぜ同じでよいのかを聞く。
そして、媒体ごとの返信率を比べてください。
差が出るなら、文面か層の違いが原因です。
さらに、媒体ごとに効く切り口が違うことがあります。
片方では待遇に反応があり、もう片方では仕事の内容に反応がある。
この差は、運用して初めて分かります。
だから、媒体別に返信率を測ってください。
まとめて測ると、この差が見えません。
そして、効く切り口が分かったら、それぞれに寄せていく。
媒体を組み合わせる利点は、母数が増えることだけではありません。
どの切り口が効くかを、比べられることにもあります。
配分を決める
稼働をどう割るか。
決め方
媒体ごとの母数を出す。
それぞれ、何か月で送るかを決める。
月あたりの件数が出る。
それに必要な稼働を出す。
そして、合計が契約の稼働に収まるかを見る。
収まらないなら、媒体を減らすか、期間を延ばすか、稼働を増やすかです。
そして、配分を決めたら、報告で確認してください。
決めないと、使い慣れた媒体に寄ります。
媒体別の記録
判断のために、媒体ごとの数字が要ります。
残す項目
- 媒体ごとの利用料
- 送信件数
- 返信率、面談設定率
- 稼働時間
- 母数の残り
- 採用に至った人数
四番目まで出すと、実質の単価が出ます。
媒体によって、一件あたりにかかる稼働が違います。
検索の使いやすさ、候補者情報の量、文面の作りやすさ。
同じ件数でも、稼働が違えば費用も違います。
そして、この記録があると、どの媒体を残すかの判断ができます。
増やしすぎない
媒体を増やすほど、管理の手間が増えます。
増える手間
条件の設計と維持。媒体ごとに違う。
文面の管理。媒体ごとに用意する。
重複の管理。
記録の分離。
そして、稼働が分散します。
三つ以上を同時に回すのは、稼働に余裕がある場合に限ってください。
判断の目安
今の媒体で母数が残っているなら、増やさない。
枯れてから足す。
そして、足したら、古いほうを止められないかを検討する。
常に二つまで、という運用にすると管理が軽くなります。
試すときの進め方
新しい媒体を試す場合。
進め方
母数を確認する。契約の前に。
小さく始める。件数を絞る。
期間を決める。判断の時期。
比較の指標を決める。今の媒体と何を比べるか。
四番目です。
返信率だけでなく、面談設定率と稼働時間も比べてください。
返信率が高くても、面談にならなければ意味がありません。
そして、稼働が多くかかる媒体は、実質の単価が高い。
この三つで比べると、判断ができます。
求人媒体との併用
スカウトの媒体だけでなく、応募型の求人媒体と併用する場合もあります。
決めること
- 応募してきた候補者と、スカウトで送った候補者の重複
- 窓口を一本にするか
- 対応の担当を分けるか
一番目です。
自社の求人に応募してきた候補者に、スカウトを送ってしまうことがあります。
応募の記録と、送信済みリストを照合してください。
そして、二番目。
候補者から見て、経路が違っても同じ会社です。
対応がばらつくと、印象が悪くなります。
エラベルの見解
媒体の組み合わせを考えるとき、代行会社に「どの媒体を扱った経験があるか」を聞いてください。
媒体ごとに、使い方の癖があります。
違う点
検索の項目と、その効かせ方。
候補者情報の見え方。
文面の形式と制約。
送信の運用。
この四つに慣れているかで、稼働も結果も変わります。
慣れていない媒体では、条件の組み方が浅くなることがあります。
確認の仕方
「この媒体を扱った経験はどれくらいありますか」
そして、経験がない場合、どう立ち上げるかを聞く。
さらに、媒体の提案が出たときは根拠を聞いてください。
「なぜこの媒体を勧めますか」
良い答え方
「この職種は、こういう経歴の人がこちらの媒体に多く登録しています。前に同じ職種で運用したとき、返信率が高かったです」
気になる答え方
「うちが使い慣れているのはこちらです」(理由の説明がない)
そして、代理店を兼ねていないかも確認してください。
兼ねている場合、紹介の手数料が入ります。
それ自体は問題ではありませんが、提案の読み方が変わります。
媒体の組み合わせは、自社の職種と母数の話です。
一般論では決まりません。
まとめ
- 増やす前に、今の媒体で条件を広げれば母数が増えるかを確認する
- 組み合わせは層・職種・主と補・試験と本番の型で分ける
- 送信済みリストを媒体をまたいで一本にする
- 文面を使い回さない。媒体ごとに届き方が違う
- 媒体別に返信率を測ると、効く切り口の違いが見える
- 記録は稼働時間まで媒体別に残す
- 三つ以上を同時に回さない。常に二つまでにすると管理が軽い
- 新しい媒体は、母数の確認・小さく開始・期間・比較の指標
- 応募型の媒体と併用するなら、応募者との重複を照合する
- 代行会社にその媒体を扱った経験と、提案の根拠を聞く
よくある質問
媒体はいくつまで使えますか
稼働に余裕があるかによります。増やすほど、条件の設計、文面の管理、重複の管理、記録の分離という手間が増えます。常に二つまでという運用にすると管理が軽くなります。今の媒体で母数が残っているなら、増やさないほうが集中できます。
同じ候補者に複数の媒体から送ってしまいます
送信済みリストを媒体をまたいで一本にしてください。そして、送信の前に照合する運用を代行会社と決めてください。媒体ごとの記録だけだと重複が検出できません。手間がかかるため、決めておかないと実施されません。
文面は媒体ごとに変えるべきですか
変えてください。表示の形式、候補者が受け取る通数、登録している層が違います。そして、媒体別に返信率を測ると、効く切り口の違いが見えます。まとめて測ると、この差が分かりません。