スカウト代行 / スカウト代行
1職種だけ頼めるか
いきなり全職種を任せるのは不安がある。一つの職種だけで試したい。この進め方は可能で、実務的にも合理的です。ただし、どの職種を選ぶかで、判断できることが変わります。この記事では、範囲の決め方と、広げる判断の材料を整理します。
一職種で始める利点
費用が小さい。失敗したときの損失が限定される。
社内の負担が小さい。確認する量が少ない。
判断がしやすい。要素が絞られる。
相性が分かる。担当者、報告、進め方。
このうち、四番目が最も価値があります。
提案の内容と、実際の運用は違います。
一職種で運用してみると、報告の粒度、対応の速さ、書き分けの度合いが分かります。
そして、合わなければ小さく終われます。
どの職種を選ぶか
選び方で、判断できることが変わります。
母数がある職種を選ぶ
利点。送る相手がいるため、運用の質が数字に出る。
欠点。難しい職種で通用するかは分からない。
最も採りたい職種を選ぶ
利点。成果が出れば直接価値になる。
欠点。母数が薄いと、運用の質が数字に出ない。
このうち、一番目をおすすめします。
理由は、試験の目的が「代行会社の実力を見ること」だからです。
母数が薄い職種だと、成果が出なくても原因が分かりません。
母数の問題か、運用の問題か、切り分けられない。
母数がある職種なら、返信率と設定率で運用の質が測れます。
そして、そこで実力が見えたら、難しい職種に広げる。
この順番が実務に合います。
範囲を決める
一職種でも、どの工程を任せるかを決めてください。
任せる工程の候補
- 検索条件の設計
- 候補者の選定
- 文面の作成
- 書き分け
- 送信
- 返信への一次対応
- 日程調整
- 報告
試験なら、この八つ全部を任せることをおすすめします。
理由は、部分的に任せると、実力が測れないからです。
選定だけを任せて、文面は自社が書く。この形だと、返信率が低くても原因が分かりません。
一通り任せて、通しの数字を見る。
そのうえで、次の契約で範囲を調整してください。
エラベルの見解
一職種で試すとき、「何を見るか」を先に決めてください。
決めないと、成果が出たかどうかだけを見ることになります。
そして、短い期間では成果は出にくい。
見る項目
返信率。文面と選定の質。
面談設定率。返答の速さと内容。
書き分けの度合い。実物を二通見る。
報告の粒度。判断の理由が書かれているか。
対応の速さ。返信から返答までの日数。
質問の質。何を聞いてくるか。
この六つのうち、四番目から六番目は数字ではありません。
でも、判断には使えます。
特に六番目です。
運用の初期に、代行会社が何を聞いてくるか。
良い質問
「通した候補者と落とした候補者の違いを教えてください」
「この経歴の候補者は、御社の要件に当てはまりますか」
「提示できる年収の幅を教えてください」
気になる質問
「どんな人を採りたいですか」(要件を渡してある)
質問の内容で、要件を読み込んでいるかが分かります。
そして、これは運用の初日から分かります。
成果を待たずに判断できる材料です。
さらに、六つの項目を最初に伝えてください。
「この六つを見て、次の契約を判断します」
伝えると、代行会社の準備が変わります。
そして、伝えたこと自体が、発注側の姿勢を示します。
数字だけを見る発注者ではないと分かると、報告の粒度も変わります。
期間を決める
判断できる期間を取ってください。
必要な期間
立ち上げの期間。
送信して、返信が来るまで。
面談が組まれるまで。
この三つを含めた期間が要ります。
そして、返信率と設定率が出るには、一定の送信件数が要ります。
件数が少ないと、数字が安定しません。
確認の仕方
代行会社に、判断できる件数と期間を聞いてください。
「この職種で、返信率が判断できるようになるのは、何件送った時点ですか」
答えられる会社は、経験があります。
広げる判断
試験の結果を見て、広げるかを決めます。
広げてよい場合
返信率と設定率が説明できる水準にある。
報告に判断の理由が書かれている。
対応が速い。
質問の質が高い。
広げるべきでない場合
数字が悪く、理由も説明されない。
報告が件数だけ。
確認の往復が多い。
書き分けが薄い。
そして、広げ方
職種を足す。同じ担当者が持てるか確認する。
工程を足す。任せていなかった部分を渡す。
媒体を足す。
このうち、一番目では担当者の並行状況を確認してください。
職種が増えると、一職種あたりの稼働が減ることがあります。
一職種のままにする選択
広げないという判断もあります。
向く場面
採用の必要人数が少ない。
他の職種は社内で回せている。
予算が限られている。
難しい職種だけを外に出したい。
四番目です。
採りやすい職種は社内で、難しい職種だけ外に出す。
この分担は合理的です。
ただし、難しい職種は母数が薄いことが多く、成果が出にくい。
この前提を共有したうえで契約してください。
試験のあとに残るもの
一職種の運用でも、資産が残ります。
残るもの
- その職種の要件が言語化された
- 効く文面と効かない文面が分かった
- 母数の実態が分かった
- 社内の対応速度の課題が見えた
- 代行会社との進め方の型ができた
四番目です。
書類の合否が遅い、日程が出ない、確認が滞る。
外注すると、社内の課題が数字で見えます。
そして、これは他の職種にも共通します。
試験の価値は、代行会社を評価することだけではありません。
自社の採用の課題が見えることにもあります。
エラベルの見解
一職種で試すとき、「試験である」ことを代行会社に伝えてください。
隠す必要はありません。
伝えると変わること
担当者の配置。試験だと分かると、実力のある担当者を置くことがあります。
報告の粒度。評価されると分かると、丁寧になります。
提案の質。次につながる可能性があるため、踏み込んだ提案が出ます。
そして、伝え方
「まずこの職種で三か月お願いします。結果を見て、他の職種も相談させてください」
この形で伝えると、代行会社にとっても意味のある期間になります。
逆に、伝えないと
通常の小さな案件として扱われます。
そして、担当者が多くの会社を並行して持つ中の一つになります。
さらに、判断の基準も伝えてください。
「返信率と、報告に判断の理由が書かれているかを見ます」
基準が分かると、そこに力が入ります。
そして、それは発注側にとって良いことです。
基準を隠して評価しても、良い運用は引き出せません。
試験の目的は、落とすことではなく、良い相手を見つけることです。
だから、何を見るかを伝えて、そこで力を出してもらってください。
まとめ
- 一職種で始める最大の価値は、相性が分かること
- 選ぶのは母数がある職種。運用の質が数字に出る
- 試験では八つの工程を一通り任せる。部分的だと実力が測れない
- 見る項目は六つ。質問の質は運用の初日から分かる
- 見る項目を最初に伝える
- 判断できる件数と期間を代行会社に聞く
- 広げるときは担当者の並行状況を確認する
- 一職種のままにする選択もある
- 試験の価値は、自社の採用の課題が見えることにもある
- 試験であることを伝える。基準を隠して評価しない
よくある質問
一職種だけの契約は受けてもらえますか
対応している会社は多くあります。ただし、最低の稼働時間や契約期間の定めがある場合があります。そして、試験であることと、結果によって広げる可能性があることを伝えてください。相手の受け止め方が変わります。
どの職種で試すべきですか
母数がある職種をおすすめします。運用の質が返信率や設定率に出るためです。母数が薄い職種だと、成果が出なくても原因が母数か運用か切り分けられません。実力を確認してから、難しい職種に広げてください。
どのくらいの期間で判断できますか
返信率が安定するだけの送信件数が要ります。件数と期間は職種と母数によって変わるため、代行会社に「この職種で判断できるのは何件送った時点か」を聞いてください。答えられる会社は経験があります。