スカウト代行 / スカウト代行

定例会の進め方

公開 2026-09-08

スカウトの定例会で、何を話すか。数字の報告だけで終わると、次の一手が決まりません。スカウトは、条件と文面を調整しながら回す運用です。だから、定例会はその調整を決める場にすると噛み合います。この記事では、議題の順番と、時間の使い方を整理します。採用代行全般の定例会は定例会の設計にまとめています。

議題の順番

一.前回の宿題の確認。双方の宿題を、できた・できないで確認します。

二.数字の共有。工程ごとに並べ、前回との差を見ます。自社側の数字も並べます

三.返信の内容を見る。前向きな返信、条件が理由の見送り、時期が理由の見送り。分類と、印象に残った返信

四.候補者を一緒に見る。選定した候補者を数件、画面で見ながら確認する。

五.条件と文面を決める。次に何を変えるか。一つか二つに絞ります

六.送信枠の配分。今月の残りと、来月の配分。

七.うまくいっていないことの共有。双方から一つずつ。

この七つのうち、三番目と四番目がスカウト特有です。数字だけでなく、中身を見る時間を作ってください。

返信の内容を見る

返信率は数字で分かりますが、内容は見ないと分かりません

分類して共有してもらう

この四つの割合で、次の打ち手が変わります

前向きが少ない → 文面か条件の問題
条件が理由が多い → 条件の水準の問題
時期が理由が多いターゲットがずれている可能性
質問が多い → 文面の情報が足りていない

そして、印象に残った返信をそのまま読んでください。候補者の言葉には、文面の材料が含まれています。

エラベルの見解

定例会で、「候補者を一緒に見る時間」を作ってください。ここが最も効きます。

数字を見て、条件について議論する。これだけだと、抽象的な話になります。「もう少し経験のある層に」「業界を広げてみては」。

一方、実際の候補者の経歴を画面で見ながら話すと、判断が具体的になります

「この方は経験は合っていますが、環境が違いすぎます」「この方には送ってよいと思います」「この方は迷います」。一件ずつ確認すると、基準が揃います

そして、この時間は五分から十分で足ります。数件を見るだけです。

特に、迷った候補者を見せてもらってください。判断が分かれる層を確認すると、条件の調整点が見えます。

さらに、この時間は代行側にとっても価値があります。自社の判断を直接見られるので、次から自分で判断できる範囲が広がります

画面を共有して同じものを見る。オンラインならやりやすい形です。報告を聞く会から、判断する会に変わります

数字の見方

工程ごとに上から並べます

そして、自社側の数字も並べてください

並べると、因果が見えます。返信は来ているが面談に至らないなら、候補日の提示が遅い可能性があります。

前回との差を見てください。絶対値より、変化のほうが情報量があります。

そして、変更の履歴と照らします。条件を変えた、文面を直した。数字が動いた原因を追えます

決めることを絞る

同じ月に変えるのは、一つか二つまで。三つ以上変えると、効果の切り分けができません。

優先順位は、落ちている工程から決めます

上から順に見て、最初に詰まっている工程から手をつけてください

そして、決めたことを記録してください。何を、なぜ変えたか。次回の冒頭で確認します

送信枠の配分

枠を使っている場合、定例会で配分を確認してください

月の前半で使い切ると、後半に動けなくなります途中で配分を変える判断も、この場でできます

そして、枠が費用に直結する媒体では、これが予算の管理になります

参加者

代行側は、実務を担う人が出る。条件を組み、文面を書いている人。窓口だけだと、判断の議論ができません

自社側は、判断できる人が出る。条件を変える、要件を調整する。その場で決められる人が入っていると、会が進みます

現場責任者を時々呼ぶ。要件のずれが疑われるとき、候補者の経歴について判断が必要なとき。四半期に一度でも効果があります

そして、参加者が多いほど時間は延びます。決めることに関わらない人は、議事の共有で足ります。

頻度と長さ

立ち上げ期は頻度を上げる。条件と文面の調整が続くため、短い間隔のほうが手戻りが減ります。

運用が安定したら下げる。数字が安定していれば、間隔を空けても判断できます。

長さは短く保つ。三十分から一時間で足りることが多い。長い会は、報告に時間を使っています

そして、定例会の時間が稼働に含まれるかを確認してください。含まれる場合、頻度と長さが費用に直結します。

会の前後

事前に資料を共有する。当日に読むと、議論の時間がなくなります。

自社側も準備する。自社の数字、現場から出た声、面談での候補者の様子。代行の報告を聞くだけの会にしないでください

決定事項を記録する。何を変えるか、誰がいつまでに。

次回の冒頭で確認する。前回決めたことがどうなったか。この確認から始めると、決定が実行されます

エラベルの見解

定例会で、「文面を一緒に読む時間」も作ってみてください。候補者を見る時間と同じくらい効きます。

実際に送っている文面を、画面で見ながら読む。声に出して読むと、不自然な言い回しに気づきます

そして、候補者の立場で読んでみてください。この文面を受け取ったら、どう感じるか。読み進めるか、途中で閉じるか。

この確認は、書いた本人にはやりにくい。書いているうちに、慣れてしまうためです。

だから、第三者の目で読む時間が要ります。自社の採用担当が読み、違和感があれば伝える。

そして、面談に出る人にも読んでもらってください。「自分が話す内容と、この文面は合っていますか」。実態とのギャップが見つかります

この確認を月に一度やるだけで、文面の質は保てます。そして、担当者が替わったときにも気づけます

数字と、候補者と、文面。この三つを見る時間があれば、定例会は判断の場になります。

まとめ

よくある質問

定例会が報告だけで終わります

議題に「次に変えることを決める」を入れ、最後に決定事項を確認してください。あわせて、候補者を一緒に見る時間と、文面を読む時間を作ると、議論が具体的になります。資料は事前に配って読んでおく形にします。

頻度はどのくらいが適切ですか

立ち上げ期は短い間隔、運用が安定したら月次で足りることが多い形です。ただし、定例会の時間が稼働に含まれる契約なら、頻度を上げるほど実務の時間が減ります。費用とのバランスで決めてください。

候補者を見る時間はどのくらい取りますか

五分から十分で足ります。数件を見るだけです。特に、判断が迷う候補者を見せてもらうと、条件の調整点が見つかります。全件を見る必要はありません。