スカウト代行 / スカウト代行
非正規・パート採用にスカウトは効くか
正社員の採用でスカウトを使っている。同じやり方が、パートや契約社員の採用にも使えるか。結論から言えば、効く場面と効かない場面があります。判断の軸は、母数と、候補者が何を見て決めるかです。この記事では、その違いを整理します。
効く場面と効かない場面
効きやすい場面
専門的な業務。経験や資格が要る。
限られた人しかできない業務。
勤務地や時間の条件が特殊で、応募が集まりにくい。
効きにくい場面
応募で十分に集まる業務。
候補者が勤務地と時間で選ぶ業務。
そして、二番目です。
通える範囲にあるか、希望する時間帯か。
この二つで決まる場合、スカウトで声をかけても条件が合わなければ動きません。
そして、条件が合う人は、自分で探して応募します。
この場合、応募型の求人のほうが効率が良い。
母数の性質が違う
スカウトが成り立つには、媒体に登録している人が要ります。
確認すること
その媒体に、非正規の求職者が登録しているか。
希望する働き方の情報が、検索できるか。
勤務地や時間帯で絞れるか。
この三つを、契約の前に確認してください。
そして、媒体によって登録している層が違います。
正社員の転職を前提とした媒体では、非正規を希望する人が少ないことがあります。
媒体の仕様や登録者の傾向は変わるため、公式情報でご確認ください。
そして、代行会社に聞いてください。
「この雇用形態で、この媒体に母数はありますか」
訴求の軸が違う
正社員の候補者と、非正規の候補者では、見る点が違います。
非正規の候補者が見る点
勤務地。通える範囲か。
勤務の時間帯と曜日。
シフトの融通。
業務の内容。
期間。いつまでの契約か。
この五つが、文面に入っている必要があります。
そして、一番目から三番目が最初に見られます。
条件が合わなければ、業務の内容を読む前に判断されます。
だから、文面の構成が変わります
正社員向け。仕事の内容と、なぜ声をかけたかを先に。
非正規向け。勤務の条件を早い段階で。
この順番の違いを、代行会社に伝えてください。
エラベルの見解
非正規の採用でスカウトを検討するとき、費用が見合うかを先に計算してください。
スカウトには、正社員と同じだけの稼働がかかります。
かかる稼働
条件の設計。
候補者の選定。
書き分け。
返信への対応。
日程調整。
この五つは、雇用形態で変わりません。
つまり、費用は同じくらいかかります。
そして、非正規の採用では、一名あたりにかけられる費用が正社員より小さいことが多い。
この差が、判断の分かれ目です。
計算の仕方
代行費と媒体費を、想定する採用人数で割る。
一名あたりの費用を出す。
そして、応募型の求人でかかる費用と比べる。
さらに、社内でかかる時間も比べてください。
判断の目安
応募で集まるなら、そちらのほうが費用は小さい。
応募で集まらない、または質が合わないなら、スカウトを検討する価値があります。
そして、複数名を同時に採用する場合、一名あたりの費用は下がります。
条件の設計と文面は、一度作れば使い回せるからです。
逆に、一名だけの採用では、立ち上げの費用が乗ります。
非正規の採用でスカウトが向くのは、応募で集まらず、複数名を採る場合です。
この条件に当てはまらないなら、まず応募型を試してください。
雇用形態の扱い
契約の内容を明確にしてください。
文面に入れる情報
雇用形態。
契約の期間。
更新の有無。
勤務の時間と曜日。
そして、これらは労働条件に関わります。
表示の仕方や、明示すべき事項については、法令や媒体の規約に関わる場合があります。
個別の判断は専門家にご確認ください。
そして、代行会社が文面を作る場合も、内容の確認は自社が行ってください。
労働条件の記載は、自社が責任を持つ部分です。
応募型との併用
スカウトだけに絞らないでください。
併用の形
応募型の求人を出す。
そのうえで、集まらない職種や時間帯だけスカウトを使う。
この形が現実的です。
そして、応募で集まる範囲を確認してから、スカウトの範囲を決めてください。
確認すること
応募の件数。
応募者の質。
採用に至る率。
この三つで、足りていない部分が分かります。
選考の設計
非正規の採用では、選考の速さが特に効きます。
理由
候補者が複数の求人を並行して見ている。
そして、条件が合えば早く決めたい。
選考が長いと、他に決まります。
対応
選考の段階を減らす。
面談の日程を早く提示する。
合否を速く返す。
そして、面談の時間帯も候補者に合わせてください。
在職中や、家庭の事情で時間が限られる候補者がいます。
母数が薄い場合
媒体に登録者が少ない場合。
選択肢
別の媒体を検討する。非正規向けの媒体があるか。
応募型に切り替える。
条件を見直す。時間帯、勤務地、業務の範囲。
このうち、三番目です。
条件が特殊で応募が集まらない場合、条件そのものを見直すと解決することがあります。
確認すること
その時間帯である必要があるか。
その勤務地である必要があるか。
在宅や短時間で担える部分はないか。
この見直しで、母数が生まれることがあります。
エラベルの見解
非正規の採用でスカウトを使うなら、「候補者が動く理由」を正社員とは別に考えてください。
正社員の転職では、キャリアや年収が動機になることが多い。
非正規の場合、別の要素が効くことがあります
通いやすさ。
時間の融通。
家庭やほかの活動との両立。
業務の負担。
職場の雰囲気。
そして、将来の可能性。正社員への登用があるか。
この六つのうち、六番目が効く場合があります。
将来的に正社員になる道があるなら、それを伝えてください。
ただし、確約できないことを確約するように書かないでください。
「登用の実績があります」と「登用を約束します」は違います。
表現については、慎重に確認してください。
そして、二番目と三番目です。
時間の融通は、候補者にとって大きな要素です。
シフトの決め方、変更の可否、急な事情への対応。
この情報が文面にあると、判断しやすくなります。
逆に、正社員向けの文面をそのまま使うと、これらの情報が入りません。
「成長できる環境」「裁量のある仕事」
この訴求が効く層と、効かない層があります。
誰に送るかによって、書く内容を変えてください。
まとめ
- 効くのは専門的・限られた人しかできない・条件が特殊で応募が集まりにくい場合
- 効きにくいのは応募で集まる場合と勤務地と時間で決まる場合
- 契約前に、その媒体に非正規の求職者が登録しているかを確認する
- 文面は勤務の条件を早い段階で。正社員向けとは構成が違う
- 費用が見合うかを先に計算する。稼働は雇用形態で変わらない
- 向くのは、応募で集まらず、複数名を採る場合
- 労働条件の記載は自社が確認する。個別の判断は専門家に
- 応募型と併用し、足りない部分だけスカウトを使う
- 母数が薄いなら、条件そのものを見直す
- 候補者が動く理由は正社員と違う。通いやすさ・時間の融通など
よくある質問
パート採用にスカウトは向きますか
応募で集まっているなら、応募型のほうが費用は小さくなります。応募が集まらない、または質が合わない場合に検討してください。そして、複数名を採る場合のほうが、一名あたりの費用は下がります。
正社員と同じ文面でよいですか
構成を変えてください。非正規の候補者は、勤務地・時間帯・シフトの融通を先に見ます。条件が合わなければ、業務の内容を読む前に判断されます。条件を早い段階で示す構成にしてください。
媒体はどう選べばよいですか
その媒体に非正規を希望する求職者が登録しているか、勤務地や時間帯で検索できるかを確認してください。正社員の転職を前提とした媒体では、母数がないことがあります。仕様は変わるため、公式情報でご確認ください。