スカウト代行 / スカウト代行
媒体を変えるべきか迷う
今の媒体で結果が出ていない。別の媒体に変えるべきか。この判断は、媒体の良し悪しではなく、自社の職種と母数の状況で決まります。そして、変える前に確認すべきことがあります。この記事では、判断の材料と、切り替えにかかるものを整理します。媒体の仕様や料金は変わるため、各媒体の公式情報でご確認ください。
変える前に確認する
媒体を変えても解決しない場合があります。
確認すること
- 母数はまだ残っているか
- 通過率のどこが低いか
- 条件は適切か
- 文面は改善したか
- 提示している条件は市場と合っているか
この五つを確認してから判断してください。
そして、五番目に原因がある場合、媒体を変えても同じ結果になります。
候補者が動かない理由が、年収や働き方にあるなら、どこで声をかけても同じです。
確認の仕方は返信率が上がらないと言われたときにまとめています。
変えるべき場面
一.母数が枯れた。条件に合う候補者に、ほぼ送り終えた。
二.条件に合う候補者が最初から少ない。この媒体に、求める層がいない。
三.候補者の層が合わない。返信は来るが、経験や志向が要件と違う。
四.媒体の性質と職種が合っていない。
このうち、一番目と二番目は数字で分かります。
三番目は、返信が来た候補者の経歴を見れば分かります。
そして、四番目は代行会社に聞いてください。
媒体ごとに、登録している層の傾向が違います。若手が多い、専門職が多い、特定の業界が多い。
代行会社は複数の媒体を扱っているので、この情報を持っています。
変えなくてよい場面
一.まだ母数が残っている。送れる相手がいる。
二.通過率の途中が低い。返信は来ているが、面談にならない。
三.まだ改善を試していない。条件も文面も、最初のまま。
四.運用を始めて間もない。試行錯誤の途中。
二番目です。
返信が来ているなら、媒体には合う候補者がいます。
面談にならない理由は、返答の速さや内容、提示条件にあります。
媒体を変えても、この問題は残ります。
そして、三番目。
媒体を変えると、条件も文面も作り直しになります。今の媒体で改善を試すほうが早い。
エラベルの見解
媒体を変える判断で、「母数の残り」が最も重要な材料です。
確認する数字
条件に合う候補者の総数。
そのうち送信済みが何名か。
残りが何名か。
残りで、これまでの通過率なら何件の面談が見込めるか。
四番目まで出してください。
残りが百名で、これまでの通過率から面談が数件見込める。そして、採用に必要な面談件数がそれを超えているなら、この媒体だけでは届きません。
このとき、選択肢は三つです。
条件を広げる。同じ媒体で母数を作り直す。
媒体を足す。今の媒体は続けたまま、別の母数を作る。
媒体を替える。今の媒体をやめる。
多くの場合、二番目が現実的です。
理由は、今の媒体にもまだ残りがあるからです。
完全に枯れてから替えるのではなく、残りが減ってきた段階で次を足す。
この形だと、切り替えの空白期間がありません。
そして、二つの媒体の数字を比べられます。
どちらが自社の職種に合っているかが、実際の運用で分かります。
判断の材料が増えたうえで、片方をやめる判断ができる。
「変えるか続けるか」の二択で考えると、判断の材料がないまま決めることになります。
足してから決める。この順番のほうが、失敗が小さい。
切り替えにかかるもの
媒体を変えると、次の作業が発生します。
- 検索条件の設計をやり直す。媒体ごとに項目が違う
- 文面を作り直す。媒体によって形式や長さの制約が違う
- 母数を確認する
- 運用の立ち上げ。操作、設定
- 数字の蓄積がゼロに戻る。通過率の実績
五番目が見落とされやすい。
今の媒体では、返信率も設定率も実績があります。どんな条件が効くかも分かっている。
媒体を変えると、これがゼロから始まります。
そして、立ち上げ期は成果が出にくい。
この期間を織り込んで判断してください。
費用の面
媒体の契約が期間で区切られている場合、途中でやめても残りは戻らないことがあります。
契約の条件を確認してください。
並行するときの考え方
複数の媒体を同時に使う場合。
決めること
- 稼働の配分。どちらにどれだけ時間を使うか
- 媒体ごとの記録。件数、通過率、稼働時間
- 重複の扱い。同じ候補者が両方にいる場合
- 文面の使い分け
三番目を決めてください。
同じ候補者が複数の媒体に登録していることがあります。
両方から送ると、候補者から見て不自然です。
送信済みの記録を媒体をまたいで管理してもらってください。
そして、一番目。
配分を決めないと、成果が出やすいほうに寄ります。
それ自体は合理的ですが、意図した配分かを確認してください。
媒体ごとの数字を残す
判断のために、媒体別の記録が要ります。
残す項目
- 媒体ごとの利用料
- 送信件数
- 返信率、面談設定率
- 稼働時間
- 採用に至った人数
四番目まで出すと、実質の単価が出ます。
媒体によって、一件あたりにかかる稼働が違います。
検索の使いやすさ、候補者情報の量、文面の作りやすさ。
同じ件数でも、稼働が違えば費用も違います。
そして、代行会社に媒体別の報告を求めてください。
まとめて報告されると、比較ができません。
エラベルの見解
媒体の選定で、代行会社に「この職種はどの媒体が向きますか」と聞いてください。
そして、根拠を聞いてください。
良い答え方
「この職種は、こういう経歴の人が多い媒体のほうが母数が取れます。前に同じ職種で運用したときは、こちらのほうが返信率が高かったです」
気になる答え方
「うちが使い慣れているのはこちらです」
「一般的にはこの媒体が使われています」
一つ目の答え方は、経験に基づいています。
二つ目は、代行会社の都合か、一般論です。
そして、確認すること
その媒体の代理店を兼ねていないか。
兼ねている場合、紹介の手数料が入ります。それ自体は問題ではありませんが、提案の読み方が変わります。
聞いておくだけでよい。
さらに、代行会社が使い慣れた媒体を勧めることには、合理的な理由もあります。
慣れている媒体のほうが、運用の質が上がるからです。
検索の使い方、効く条件の組み方、文面の形式。
だから、「使い慣れているから」という理由も、説明されれば納得できます。
問題は、根拠が説明されないことです。
媒体を変えるかどうかは、自社の職種と母数の話です。一般論では決まりません。
自社の職種について、具体的に語れる会社の意見を聞いてください。
まとめ
- 変える前に母数・通過率・条件・文面・提示条件の五つを確認する
- 変えるべきは母数が枯れた/最初から少ない/層が合わない/媒体の性質と合わない場合
- 変えなくてよいのは母数が残っている/途中の通過率が低い/改善未実施/運用が浅い場合
- 判断の材料は残りの母数で何件の面談が見込めるか
- 二択で決めず、足してから決める
- 切り替えには、条件・文面の作り直しと数字の蓄積がゼロに戻ることが伴う
- 並行するなら配分・媒体別の記録・重複の扱い・文面の使い分けを決める
- 媒体別に稼働時間まで記録すると実質の単価が出る
- 提案には根拠を求め、代理店を兼ねているかも聞く
よくある質問
媒体を変えれば結果が変わりますか
母数が枯れている、または層が合っていない場合は変わります。返信は来ているのに面談にならない場合は、媒体以外に原因があるため変わりません。まず通過率のどこが低いかを確認してください。
複数の媒体を同時に使うべきですか
母数を広げたいなら有効です。ただし、稼働の配分と媒体別の記録を決めてください。決めないと、成果が出やすいほうに稼働が寄ります。そして、同じ候補者に両方から送らないよう、送信済みの記録を媒体をまたいで管理してもらってください。
媒体の途中解約はできますか
契約の条件によります。期間で区切られている場合、途中でやめても残りが戻らないことがあります。切り替えを検討する前に、媒体との契約条件を確認してください。仕様や条件は変わるため、媒体の公式情報でご確認ください。