採用代行 / 保険
保険業界の採用課題|人が採れない原因を分解する
保険業界の会社と代理店(生命保険、損害保険、代理店、少額短期)が「人が採れない」と言うとき、その言葉には五つの違う問題が混ざっています。営業職員を数で採って、数か月で離れて、募集が止まらない。商品と報酬の型と知人への提案の実態を先に出さず、面接で辞退される。登録と資格の要件が整理されておらず、採っても登録できない。型と職種で経路が違うのに、一つの求人票で募集している。支社長と所長と代理店の社長の面接の枠が取れず、日程が延びる。どれが原因かで、直す場所も、外に出せるかも変わります。結論を先に書くと、保険業界の採用課題は、離職・実態・登録・経路・枠の五つに分解し、自社の記録(離職の時期と理由、辞退の理由、登録できなかった件数、型と職種と経路ごとの応募の数、段階ごとの日数)で詰まりを一つに特定してから直します。「人が採れない」を一つの問題として扱うと、数で採り、離れて、また数で採る往復が速くなるだけです。代行に出す工程の切り分けは保険業界の採用代行に書いています。ここでは、保険業界の課題を分解する順番に絞ります。
「採れない」に混ざっている五つ
| 課題 | 現れ方 | 記録で見えること |
|---|---|---|
| 離職 | 営業職員の募集が止まらない。数か月で離れる | 離職の時期と理由。募集の回数。知人への提案が尽きた時期 |
| 実態 | 面接で「最初は知り合いに売るのですか」「報酬は固定ですか」と聞かれて辞退 | 辞退の理由が「報酬」「知人」「稼働」「商品」 |
| 登録 | 採ったが、登録の要件で配置できない。登録までに日数がかかり流れる | 登録できなかった件数。登録までの日数 |
| 経路 | 営業職員は来るが専門職が来ない。代理店に地域の応募が来ない | 型と職種と経路ごとの応募の数 |
| 枠 | 日程が延びて「他で決まった」 | 段階ごとの日数。責任者の枠の数 |
五つは同時に起きることもありますが、直すのは一つずつです。
分解の順番
| 順 | 見ること | 判断 |
|---|---|---|
| 一 | 離職の時期と理由、募集の回数 | 離職が採用を上回っていれば離職。入口より先に |
| 二 | 辞退の理由 | 「報酬」「知人」「稼働」「商品」なら実態 |
| 三 | 要件に登録と資格があるか。登録できなかった件数と登録までの日数 | 無ければ、または長ければ登録 |
| 四 | 型と職種と経路ごとの応募の数 | 偏りがあれば経路 |
| 五 | 段階ごとの日数 | 長ければ枠 |
一が最初なのは、離職を止めずに入口を直しても、往復が速くなるだけだからです。ファネルの並べ方は採用ファネルのどこが詰まっているか分からないに書いています。
エラベルの見解
保険業界で最も多い詰まりは「離職」で、しかも「数で採る型だから」で織り込まれていることです。退職面談で理由を集めると、「知人への提案が尽きた」「最初の三か月の目標が知人の数に依存していた」「教える人がおらず、同行が無かった」「報酬の型が聞いていたのと違った」が並びます。最初の三つは、受け入れと最初の接点の設計の問題で、直せます。最初の三か月を会社が用意した接点(既存の顧客、紹介の仕組み、法人の窓口)から始め、教える人と同行を決める。それだけで、数か月での離職が減る支社があります。エラベルで担当者を選ぶ企業には、「入社した営業職員の最初の三か月の数字は、何から作る設計ですか」を、私たちから先に聞いています。答えが「知人から」なら、代行の前に最初の接点の設計です。営業の離職の分け方は営業がすぐ辞めてしまうに書いています。
離職の課題:数で採って数で離れる
| 離職の理由 | 直す場所 |
|---|---|
| 知人への提案が尽きた | 最初の接点の設計(既存の顧客、紹介の仕組み、法人の窓口) |
| 最初の三か月の目標が高かった | 受け入れの体制(最初の三か月の目標、到達点) |
| 教える人がいなかった、同行が無かった | 教える人を決める。同行の型 |
| 報酬の型が聞いていたのと違った | 求人票と面接で実態を。表示は会社と専門家 |
| 商品を勧めることへの迷い | 商品の実態を先に出す。面接で語る |
| 条件 | 会社の判断 |
| 私的な事情 | 直す場所は無い。上を確かめた後 |
受け入れの型は入社後のオンボーディングの進め方に書いています。
実態の課題:報酬と知人への提案を先に出していない
| 求人票に無いこと | 書き方 |
|---|---|
| 報酬の型 | 「固定と成果の比率、成果の条件、最初の三か月の扱い」の実態。表示は会社と専門家で整理した範囲で |
| 最初の接点 | 「最初の三か月は会社が用意した接点から。知人への提案は本人の判断」の実態 |
| 商品 | 「主に扱う商品と、勧め方の型」の実態 |
| 目標と稼働 | 「月の目標の決まり方、一週間の時間の使い方」の実態 |
| 教える人と同行 | 「教える人、同行の回数、最初の三か月の到達点」の実態 |
| 離職の状況 | 「昨年は何名が離れ、理由はこうだった」を面接で語れるか |
面接で聞かれる前に書いておくと、辞退の理由から「聞いていない」が消えます。報酬の表示は、法令上の整理があると一般に整理されているため、会社と専門家で整理します。個別の判断は専門家にご確認ください。求人票の書き方は求人原稿の作成の進め方に書いています。
エラベルの見解
保険業界で見落とされやすいのは「登録までの日数」です。募集に関わる職種は登録が前提で、内定から登録までに書類と手続きの日数がかかります。内定を出してから書類を集め始めると、登録まで待つ間に候補者が他社へ行く、または入社しても登録が済むまで動けずに気持ちが冷める、ということが起きます。手続きは省けませんが、必要な書類の一覧を一次面接の前に渡し、内定と同時に手続きに入れる形にすると、待ちが消えます。エラベルで担当者を選ぶ企業には、「内定から登録までの日数を記録していますか」を、私たちから先に聞いています。記録が無ければ、経路を増やす前に登録の段の記録です。登録と資格の要件は、法令上の整理があると一般に整理されているため、会社と専門家で整理し、個別の判断は専門家にご確認ください。
登録の課題:要件と日数
| 状態 | 直し方 |
|---|---|
| 「営業募集」だけで、登録と資格の要件が無い | 会社と専門家で、登録と資格と配置の関係を整理し、「必須・入社後に登録・歓迎」の区分に |
| 採ってから登録の要件で配置できないと分かる | 書類の一次確認で登録の要件を照合 |
| 内定から登録までの日数が長い | 書類の一覧を一次面接の前に渡し、内定と同時に手続きに入る |
| 入社後に登録の支援の中身が無い | 支援の中身(期間、費用の扱い、登録できなかった場合)を決め、求人票に |
経路の課題:型と職種で違う
| 型と職種 | 動く理由 | 合う経路 |
|---|---|---|
| 生保の営業職員 | 対人、時間の自由、報酬の上限の無さ | 隣接の対人の職種(販売、接客、教育)に届く経路、掲載型、知人 |
| 損保の代理店の営業 | 法人との関係、専門性 | 営業の経験者に届く経路、紹介 |
| 代理店の営業と事務 | 地域、社長の人柄、家の近く | 地域の掲載型、既存の顧客、知人 |
| 引受・査定・支払 | 専門性、判断の裁量 | 同業と隣接(共済、与信の管理、医療の事務)、専門の集まり、紹介 |
| システム | 技術と規模 | 他の業界のシステムにも届く経路 |
型と職種ごとに求人票と経路を分け、経路ごとに応募の数を記録します。経路の組み合わせは媒体の組み合わせ方に書いています。
枠の課題:支社長・所長・社長が現場で手一杯
| 状態 | 直し方 |
|---|---|
| 日中の面接が取れない | 朝の会議の後、夕方の帰社の後、オンライン、の枠を週に一つ先に預かる |
| 候補者の希望を聞いてから調整 | 枠を預かっているので、候補を三つ出して即日で確定 |
| 面接とロールプレイが別の日 | 同じ日に組む |
| 責任者が全段に出る | 一次(書類の照合と一次対応)を外に出し、責任者は面接と受け入れだけ |
| 代理店で社長が返事を書いている | 一次対応を外に出す。返事は翌営業日中 |
枠の預かり方は面接の日程調整の進め方に書いています。
外に出せる部分と社内で直す部分
| 課題 | 外に出せる部分 | 社内で直す部分 |
|---|---|---|
| 離職 | 退職面談の型、記録の分類 | 最初の接点の設計、受け入れの体制(目標、教える人、同行) |
| 実態 | 整理された表示の範囲で求人票に落とす作業 | 実態を語る。報酬の型と商品の勧め方を決める。表示の整理(会社と専門家) |
| 登録 | 書類の一覧の送付と整理、登録までの日数の記録 | 要件の整理(会社と専門家)、手続きの順番 |
| 経路 | 型と職種ごとの経路の運用 | 分け方と求人票の実態 |
| 枠 | 日程の運用、一次対応 | 枠の形を変えて出す |
どの課題にも社内で直す部分があります。機能する条件と機能しない条件は保険業界で採用代行が機能する条件・機能しない条件に書いています。
まとめ
- 「採れない」には離職・実態・登録・経路・枠の五つが混ざっている
- 記録で一つに特定してから直す。最初は離職の時期と理由と募集の回数
- 最も多い詰まりは離職で、「数で採る型だから」で織り込まれている。最初の接点の設計で直せる
- 実態(報酬の型・知人への提案・商品)を先に出す。表示は会社と専門家
- 登録・資格は会社と専門家。個別の判断は専門家にご確認ください。登録までの日数を記録する
- 経路は型と職種で分ける
- 枠は朝の会議の後・帰社の後・オンラインで週に一つ先に預かる
よくある質問
数で採る型は会社の方針で、支社では変えられません
型は変えなくても、支社で直せる部分があります。最初の三か月の接点を支社で用意する、教える人と同行を決める、実態を面接で語る、登録の書類を先に渡す。どれも支社の運用です。加えて、離職の理由と時期を記録して本社に見せると、型の見直しの材料になります。「方針だから」で記録を止めると、直せる部分まで消えます。
代理店で、応募がそもそも来ません
代理店は地域の経路が中心で、掲載型だけに出していると届きません。既存の顧客への声かけ、地域の紹介、知人、地域の掲載型を並べ、求人票に社長の人柄と地域と最初の三か月を書く。返事を翌営業日中に返す体制を作る。応募が来ないのは、地域の経路を開いていないか、返事が遅くて来た応募が消えているかのどちらかであることが多い。応募の数と返事の日数を記録すると、どちらかが分かります。
報酬の型を求人票に書くと、応募が減りませんか
報酬の型に合わない人の応募は減り、合う人の応募は増えます。書かずに応募を増やしても、面接で「固定ですか」と聞かれて辞退され、入社して離れます。応募の数ではなく、面接に進んだ人数と入社後の定着で比べると、書いたほうが多い。表示の範囲は、法令上の整理があると一般に整理されているため、会社と専門家で整理し、個別の判断は専門家にご確認ください。整理した範囲で、実態と違う書き方をしないことが要です。