スカウト代行 / スカウト代行

1通あたりの単価の考え方

公開 2026-09-08

スカウトを一通あたりの単価で契約する。分かりやすい形ですが、単価の数字だけでは判断できません。その単価で、候補者の選定まで含むのか。文面は書き分けるのか。返信への対応は入るのか。この記事では、単価に何が含まれるかの確認と、実質の比較方法を整理します。費用全体の見方はスカウト代行の費用相場にまとめています。

単価に含まれる範囲を確認する

同じ「一通あたり」でも、含まれる工程が違います

含まれることがある工程

このうち、二番目と四番目と六番目が分かれます

そして、この三つが含まれるかどうかで、稼働はまったく違います

「一通あたりいくらですか」と聞く前に、「その単価でどこまでやりますか」と聞いてください

単価と質のトレードオフ

単価が安いほど、一件あたりにかけられる時間は短くなります

そして、時間が短いと

この結果、返信率が下がります

送信数は増えても、返信の総数は変わらないか減ることがあります

だから、単価だけを下げる交渉は勧められません下げた分は、作り込みで吸収されます

実質の比較

単価を並べても比較になりません「その単価で何が含まれるか」を揃える必要があります

比較の手順

  1. 各社に、同じ範囲を伝える(選定、書き分け、返信対応を含むか)
  2. その範囲での単価を出してもらう
  3. 想定件数を掛けて、月の総額を出す
  4. 媒体の費用を足す
  5. 社内の時間を足す

この五つで、比較できる形になります

そして、返信率の見込みも聞いてください同じ総額でも、返信率が違えば結果が変わります

エラベルの見解

件数課金で契約するときに、「返信一件あたりの費用」に直してみてください。判断が変わることがあります。

送信の単価が安くても、返信率が低ければ、返信を一件得るための費用は高くなります。

逆に、単価が高くても返信率が高ければ、返信あたりの費用は下がります

計算は簡単です。送信の単価を、返信率で割る。これで、返信一件あたりの費用が出ます

そして、さらに面談設定率で割ると、面談一件あたりの費用が出ます

この数字で比べると、単価の安さが必ずしも有利ではないことが分かります

もちろん、契約の前に返信率は分かりません。だから、見込みを聞いてください。「この職種で、どのくらいの返信率を想定していますか」。

根拠のある見込みが返るなら、その職種の経験があります

そして、運用が始まったら実績で計算してください返信あたり、面談あたりの費用

送信の単価だけを見ていると、この視点が抜けます

スカウトの目的は、送ることではなく会うことです

単価が上がる要因

候補者を一人ずつ選ぶ。経歴を読んで判断する時間。

書き分けを厚くする。冒頭だけでなく、複数箇所を候補者ごとに。

返信への対応を含む。一次対応、質問への回答。

担当者の経験。その職種、その媒体の経験がある人。

この四つは、いずれも単価を上げますそして、返信率にも効きます

だから、単価の高さが問題とは限りません何に対して高いかを確認してください

単価が安い場合の確認

条件に合う人に一括で送っていないか。選定の工程がない可能性があります。

書き分けがないか。全文定型で送っている可能性があります。

返信対応が含まれていないか別途費用になることがあります

担当者の掛け持ちが多くないか

この四つを確認してください理由が説明できるなら、安いこと自体は問題ではありません

そして、母数が厚い職種で量を出す設計なら、安い単価は合理的です

件数課金で気をつけること

件数を追う運用になりやすい代行側は件数を増やす動機を持ちます

条件が広がる。件数を満たすために、要件から外れた候補者にも送ることになる。

質の確認が要る送られた文面を抽出して見てください

上限を決める月あたりの件数に上限を置かないと、費用が振れます

そして、件数だけを見ないでください。返信率と面談設定率を並べて見る。扱いは送信数の上限をどう決めるかにまとめています。

月額型との比較

件数課金型

月額固定型

母数が薄い職種では、月額型が噛み合うことがあります送れる件数が限られているなら、件数で払う意味が薄い

そして、余った稼働を書き分けに回せます

母数が厚く、量で当てにいく設計なら、件数課金型も合理的です

判断は、母数と設計で決まります

単価の交渉

単価だけを下げる交渉は勧められません下げた分は作り込みで吸収されます

代わりに使える交渉

三番目が効きます代行の稼働が減るぶん、単価も下がる余地があります

そして、この形なら質は落ちません自社が作った条件と文面を使うためです

実績で見直す

運用が始まったら、実績で計算してください

この四つを、半期に一度でも出してください

そして、他の経路と比べてください。応募経由、紹介経由。

単価の安さより、面談や採用あたりの費用のほうが、判断に使えます

エラベルの見解

単価の議論をするときに、「母数の制約」を思い出してください

件数課金は、送れば送るほど費用が増える形です。そして、単価が安ければ多く送れます

ところが、送れる相手には限りがあります

条件に合う候補者が限られているなら、単価を下げて多く送る設計は成立しません。送る相手がいないためです。

この場合、単価の交渉より、限られた母数にどう当てるかのほうが重要です

一人ずつ選んで、丁寧に書き分ける単価は上がりますが、返信率も上がります

そして、送れる件数が限られているなら、総額はそれほど増えません

逆に、母数が厚い職種では、単価の安さが効きます量で当てにいく設計が成立します

だから、単価の判断は母数を見てから行ってください

母数が薄いなら質、厚いなら量この判断が、単価の見方を変えます

まとめ

よくある質問

単価が安い会社を選んでよいですか

範囲を確認してください。候補者の選定、書き分け、返信対応が含まれているか。含まれていないなら、その分は自社が担うか、別途費用になります。範囲を揃えて総額で比べてください。

返信率の見込みを教えてもらえますか

職種と媒体によって水準が違うため、幅で答えられることが多い形です。根拠のある見込みが返るなら、その職種の経験があります。あわせて、運用が始まったら実績で計算し、見込みと比べてください。

単価を下げてもらえますか

単価だけを下げると、作り込みで吸収されます。代わりに、件数をまとめる、自社が条件と文面を用意する、といった形で交渉してください。三番目なら、代行の稼働が減るぶん単価も下がる余地があり、質も落ちません。