スカウト代行 / スカウト代行
期末までに採用したいときの動き方
期末までに採用したい。残りの期間が限られている状況では、平常時とは進め方が変わります。何を詰められて、何を詰められないか。そして、間に合わないと判断する基準。この記事では、期限が迫っているときの動き方を整理します。平常時の計画の立て方は採用期限から逆算した送信計画にまとめています。
詰められる工程
自社が持っている工程は、詰められます。
詰められるもの
書類の合否を返すまでの日数。
面談の候補日を出すまでの日数。
面接の間隔。
選考の段階数。
社内の決裁の経路。
この五つは、判断すれば今日から変えられます。
そして、四番目が最も効きます。
選考の段階を一つ減らすと、その分の日程調整と待ち時間がなくなります。
確認すること
その段階で、何を見ているか。
他の段階と重複していないか。
統合できないか。同じ日に複数の面接を行う。
そして、この判断は決裁者が要ります。
期限が迫っているなら、まずここを相談してください。
詰められない工程
相手の都合が関わる工程は、詰められません。
詰められないもの
候補者が返信するまでの時間。
候補者が面談に来られる日程。在職中なら制約があります。
候補者が検討する時間。
内定から入社までの、現職の退職手続き。
この四つは、待つしかありません。
そして、四番目が最も長くなることがあります。
期限が入社の日なら、この期間を引いた時点が内定の締め切りです。
確認の仕方
候補者に、退職に要する期間を早い段階で聞く。
そして、その候補者が期限に間に合うかを判断する。
間に合わない候補者を進めても、期限には届きません。
この確認を、面談の早い段階でしてください。
優先順位を変える
期限が迫っているときは、選び方が変わります。
優先する候補者
転職の時期が近い。すぐ動ける。
在職中でも、退職の手続きが短く済む見込み。
転職活動を既に始めている。選考が進んでいる。
返信が速い。
このうち、三番目です。
既に他社の選考を受けている候補者は、動きが速い。
ただし、取り合いになります。
そして、自社の選考が遅ければ、他社に決まります。
だから、選考を詰めることとセットです。
逆に、期限が迫っているときに向かない候補者
転職を考え始めたばかり。
時期が先。
現職の状況で、すぐには動けない。
この層は、期限には間に合いません。
ただし、母数としては残ります。次の期間に向けて、関係を作る対象です。
エラベルの見解
期限が迫っているとき、「送信件数を増やす」のは最後の手段にしてください。
件数を増やすのは、分かりやすい対応です。
そして、多くの場合、効きません。
理由
返信が来るまでの時間は変わらない。
面談が組まれるまでの時間も変わらない。
選考の期間も変わらない。
つまり、件数を増やしても、期限までに進む候補者の数はあまり変わりません。
そして、条件が緩んで書き分けが薄くなります。
母数も消費されます。
先にやること
選考の段階を減らす。
面談の枠を先に押さえる。
書類の合否の期限を決める。
進行中の候補者の対応を速くする。
この四つは、今いる候補者に効きます。
そして、効果が早く出ます。
件数を増やしても、その候補者が返信し、面談し、選考を進むまでに時間がかかります。
期限が近いほど、新しく送るより、今いる候補者を進めるほうが効きます。
確認の仕方
進行中の候補者を一覧にする。
それぞれ、どの段階で止まっているか。
止まっている理由。
この確認をすると、詰められる場所が見つかります。
返信への返答待ち、日程の提示待ち、書類の合否待ち。
多くの場合、自社側で止まっています。
期限が迫っているときこそ、自社の工程を見てください。
進行中の候補者に集中する
優先してやること
返信が来ている候補者に、速く返す。
面談が設定されている候補者に、リマインドを入れる。
選考が止まっている候補者を、進める。
辞退しそうな候補者に、接触する。
四番目です。
他社の選考が進んでいる候補者がいます。
そのまま待つと、他社に決まります。
確認の仕方
代行会社に、候補者の他社の状況を聞いてもらう。
期限が近い候補者を特定する。
その候補者の選考を優先して進める。
この判断ができると、間に合う可能性が上がります。
間に合わないと判断する
基準を決めておいてください。
判断の基準
送信の締め切りを過ぎた。送信から入社までの日数を、期限から引いた時点。
進行中の候補者が、期限に間に合わない段階にいる。
内定の締め切りまでに、選考が終わらない。
この三つのいずれかなら、期限には届きません。
そして、早く判断してください。
判断が遅れると、無理な進め方になります。
無理な進め方の例
要件を下げて、合わない候補者を通す。
選考を省いて、判断材料が足りないまま決める。
候補者を急かして、印象を悪くする。
この三つは、期限には間に合っても、後で問題になります。
期をまたぐ選択
間に合わないと判断したら。
選択肢
入社の時期を延ばす。採用は進める。
期限を延ばす。
採用人数を減らす。
別の手段を併用する。
業務委託で一時的に補う。
このうち、一番目です。
期限が予算の年度なら、内定までを今期に入れ、入社は次期にする形があります。
この扱いが可能かを、社内で確認してください。
そして、五番目。
採用が間に合わない場合、業務を回す手段が別に要ります。
この判断は、採用とは別に進めてください。
次の期間に活かす
期限に間に合わなかった場合、原因を記録してください。
記録する内容
どの工程で時間がかかったか。
母数は足りていたか。
辞退はどこで起きたか。
自社側で止めていた時間。
この四つを整理すると、次の計画が変わります。
そして、多くの場合、開始が遅かったことが原因です。
逆算すれば、いつ始めるべきだったかが分かります。
次は、その時期に始めてください。
エラベルの見解
期限が迫っているとき、代行会社にその状況を伝えてください。
伝えると、進め方が変わります。
変わること
候補者の選び方。転職の時期が近い層を優先する。
返信への対応の速さ。
候補者への確認事項。時期を早い段階で聞く。
報告の頻度。週次にする。
この四つは、伝えれば対応してもらえることが多いところです。
伝えないと、通常の運用が続きます。
そして、伝えるときは、期限と理由も伝えてください。
「期末までに、この職種を一名。事業計画上、この時期までに必要です」
理由まで伝えると、優先順位が伝わります。
さらに、聞いてください
「この期限で、間に合う見込みはありますか」
そして、率直な答えを求める。
「厳しいです」という答えが返ってくることがあります。
その答えは、価値があります。
早く分かれば、別の手段を並行できるからです。
「やってみます」だけの答えだと、判断ができません。
根拠を聞いてください
「母数と通過率から見て、何件の面談が見込めますか」
この数字が出れば、間に合うかどうかが計算できます。
期限が迫っているときほど、見込みを数字で共有してください。
まとめ
- 詰められるのは自社が持つ五つの工程。特に選考の段階数
- 詰められないのは候補者の都合。特に退職の手続きの期間
- 優先するのは転職の時期が近い候補者。ただし取り合いになる
- 送信件数を増やすのは最後の手段。期限が近いほど今いる候補者に効く
- 進行中の候補者を一覧にし、止まっている理由を確認する
- 他社の選考が進んでいる候補者を特定して優先する
- 間に合わない基準を決めておく。判断は早く
- 要件を下げる・選考を省く・急かすは後で問題になる
- 入社の時期を延ばす選択がある
- 代行会社に期限と理由を伝え、見込みを数字で聞く
よくある質問
期限に間に合わせるために件数を増やすべきですか
最後の手段にしてください。返信、面談、選考にかかる時間は件数を増やしても変わりません。先に、選考の段階を減らす、面談の枠を先に押さえる、書類の合否を速くする。この三つのほうが早く効きます。
要件を下げてでも採用すべきですか
期限には間に合っても、後で問題になります。入社後の配属、育成、定着に影響します。要件を下げる前に、入社の時期を延ばす、人数を減らす、別の手段で業務を補うといった選択肢を検討してください。
間に合わないと判断する基準はありますか
送信から入社までの日数を期限から引いた時点が、送信の締め切りです。そこを過ぎたら、新しく送っても届きません。そして、進行中の候補者が期限に間に合う段階にいるかを確認してください。判断は早いほど、次の選択肢が残ります。