スカウト代行 / 倉庫・物流スタッフ

倉庫・物流スタッフへのスカウト文面|開封される件名と本文の型

公開 2026-09-20

倉庫・物流スタッフにスカウトを送っても返信が来ない。文面を見せていただくと、件名が「軽作業、シフト自由、高時給」で、本文に「簡単な作業」「未経験歓迎」「アットホームな職場」と書いてあり、扱う荷物は何で重さはどのくらいか、設備(フォークリフト、ハンディ、コンベア)はあるか、業務はピッキングか梱包か仕分けか入出荷か、時間帯は固定か、勤務地はどこで通い方は、時給の内訳と昇給は、繁忙期はどのくらい忙しいのかが、どこにも書かれていません。倉庫で働いてきた人は「軽作業」を信じておらず、「重い荷物を軽作業と書く会社」を知っています。未経験者は「初日についていけるか」が最大の不安で、「簡単」と書かれても不安は消えません。経験者と未経験者で読む点が違うので、一つの文面で両方を狙うとどちらにも刺さりません。結論を先に書くと、文面は経験者向けと未経験向けの二つに分けます。経験者向けは「一行目に相手が担当してきた作業と設備の一点→自社の扱う荷物と設備と業務→時間帯と勤務地と通い方→時給の内訳と昇給と繁忙期→現場リーダーの言葉→倉庫見学への締め」、未経験向けは「一行目に前職が活きること→初日と最初の一週間に何をするか→重さと環境と工夫→時間帯と勤務地と通い方と時給→現場リーダーの言葉と未経験から入った人→体験と見学への締め」の順で、「軽作業」はどちらにも使いません。刺さる訴求と外す訴求の中身は倉庫・物流スタッフ向けスカウト文面の型に書いていますので、ここでは「倉庫・物流スタッフ向けの件名と本文の型」を二つに分けて、そのまま使える形にします。フォークリフトの資格など法令上の扱いは専門家にご確認ください。

先に決めるのは「経験者か未経験か」「荷物と設備と業務」「時間帯と勤務地」「初日」

文面の前に、四つを決めます。一つは、経験者を採るか、未経験を採るか。両方なら文面を二つ作ります。二つは、扱う荷物(何を、重さの目安)と設備(フォークリフト、ハンディ、コンベア、自動化の有無)と業務(ピッキング、梱包、仕分け、入出荷、検品)。三つは、時間帯(固定か、早朝か夜間か)と勤務地と通い方(駅からの距離、送迎、車通勤)。四つは、未経験を採るなら初日と最初の一週間に何をするか、教える人、体験できるか。

決めること文面での書き方の例
荷物と設備と業務「〇〇(荷物)で、一つ〇〇程度の重さ。ハンディでピッキング。フォークリフトは資格者が担当」
時間帯と勤務地と通い方「〇時から〇時の固定。〇〇駅から徒歩〇分、車通勤可」
時給と昇給と繁忙期「時給〇〇の幅。〇か月ごとに見直し。繁忙期は〇月で、残業は月〇〇時間程度」
初日(未経験向け)「初日は〇〇(作業)を現場リーダーが隣で教える。最初の一週間は一人で持たない」

止まりやすいのは、「軽作業」「簡単な作業」と書くときです。経験者は信じず、未経験者の不安は消えません。荷物の重さと設備を事実で書きます。

件名の型(経験者向けと未経験向け)

経験者が件名で見るのは、「自分の作業と設備の経験を見ているか」「時間帯と勤務地」。未経験者が件名で見るのは、「自分の前職が活きるか」「初日についていけるか」。

向き
経験者相手の作業と設備+自社の業務と時間帯ハンディでのピッキングをされてきた方へ|〇〇駅の倉庫、〇時から〇時固定
経験者相手の役割+自社の役割現場リーダーを担われた方へ|〇〇の倉庫のリーダーとして
未経験前職が活きること+初日への答え〇〇(販売・飲食・工場など)の経験を活かして|初日はリーダーが隣で教えます
未経験時間帯の希望+自社の時間帯と通い方午前だけ働きたい方へ|〇時から〇時、〇〇駅から徒歩〇分

書いてはいけない件名は、「軽作業」「簡単な作業」「シフト自由」「高時給」「アットホーム」「未経験歓迎」の言葉だけ、「時給〇〇円」だけ大きく、のように、信じられないか、中身が無いものです。件名の失敗の型は件名でやりがちな失敗に書いています。

本文の型(経験者向け)

経験者は、荷物と設備と業務、時間帯、時給の内訳を確かめる順に読みます。

書くこと長さ注意
一行目相手が担当してきた作業と設備の一点。「〇〇(設備)で〇〇(作業)を担当されたご経歴を拝見しました」一文作業か設備か役割の一点に触れる
自社の扱う荷物と設備と業務二、三行荷物の重さを事実で。「軽作業」を使わない
時間帯と勤務地と通い方二行固定か変動か。駅からの距離、送迎、車通勤
時給の内訳と昇給と繁忙期。手当、見直しの時期、繁忙期の残業の目安二、三行時給だけ大きく書かない
現場リーダーの言葉。どういう人で、どう教え、どう任せるか二行名前は出さず、言葉と進め方を
会社の紹介一、二行短く
短い締め。「倉庫を見ていただき、リーダーと話す時間を」一文倉庫を見せることを

本文の型(未経験向け)

未経験者は、初日についていけるかの不安に答える順に読みます。

書くこと長さ注意
一行目前職が活きること。「〇〇(販売・飲食・工場など)のご経歴を拝見し、〇〇(正確さ、体を動かすこと、段取り)が活きると思い」一文「軽作業」「簡単」を使わない
初日と最初の一週間に何をするか。教える人、一人で持たない期間三行「未経験歓迎」の言葉だけにしない
重さと環境と工夫。荷物の重さ、立ち仕事の時間、暑さ寒さ、休憩、工夫(台車、設備)二、三行隠さない。重いなら重いと書き、工夫を添える
時間帯と勤務地と通い方と時給。固定の時間帯、駅からの距離、送迎、時給の幅二、三行時給だけ大きく書かない
現場リーダーの言葉と、未経験から入った人がいること二行未経験から入った人の存在は大きい
会社の紹介一、二行短く
短い締め。「倉庫を見ていただき、短い時間で作業を体験し、同じ時間帯のスタッフと話す時間を」一文体験できることと、同じ立場の人と話せることを

長さはどちらも、スマートフォンで二度スクロールする程度に収めます。

エラベルの見解

相談で最も多い思い込みは、「倉庫の仕事は『軽作業、シフト自由、高時給』で広く呼ぶのが一番」というものです。実際には、「軽作業」は経験者に「重い荷物を軽作業と書く会社」と読まれ、未経験者の「初日についていけるか」の不安には何も答えず、「シフト自由」は「人が足りなくて穴を埋めさせられる」と読まれ、どちらからも返信が来ません。ある会社では、この形の文面で返信が無く、担当者が文面を二つに分けました。経験者向けには「〇〇(荷物)で一つ〇〇程度、ハンディでピッキング。〇時から〇時固定、〇〇駅徒歩〇分。時給〇〇の幅で〇か月ごとに見直し。繁忙期は〇月」を事実で書き、未経験向けには「〇〇(前職)の正確さが活きる。初日はリーダーが隣で教え、最初の一週間は一人で持たない。荷物は一つ〇〇程度で台車を使う。〇時から〇時固定。未経験から入った人が〇名」と不安に答える形で書き、体験できることを添えたところ、両方から返信が来ました。倉庫スタッフへの文面で効くのは、広く呼ぶ言葉ではなく、経験者には実態、未経験者には初日への答えを、分けて書くことです。

書いてはいけないこと

一つ目は、「軽作業」「簡単な作業」です。経験者は信じず、未経験者の不安に答えません。荷物の重さと設備を事実で書きます。

二つ目は、経験者と未経験者を一つの文面で狙うことです。「未経験歓迎」で経験者が閉じ、設備の話で未経験者が構えます。

三つ目は、「シフト自由」「高時給」「アットホーム」のような言葉です。「シフト自由」は「穴埋め」、「高時給」は「きつい仕事」と読まれます。時間帯の固定と、時給の内訳と昇給で書きます。

四つ目は、時給だけを大きく書くことです。内訳(手当)と昇給の時期を添えます。時給だけの文面は「他に書くことが無い」と読まれます。

五つ目は、重さと環境を書かないことです。経験者も未経験者も体が持つかを最初に見ます。重いなら重いと書き、工夫(台車、設備、休憩)を添えます。

六つ目は、「未経験歓迎」の言葉だけで済ませることです。初日と最初の一週間に何をするか、誰が教えるか、体験できるかを書きます。

送る前の確認

確認見ること
経験者向けか未経験向けか、一つに決まっているか混ぜていないか
「軽作業」「簡単」「シフト自由」「高時給」を使っていないか荷物の重さと設備と時間帯の固定で書いたか
(経験者向け)荷物・設備・業務・時間帯・勤務地・時給の内訳と昇給・繁忙期が事実で書いてあるか時給だけ大きくなっていないか
(未経験向け)初日と最初の一週間・教える人・重さと工夫・体験できることが書いてあるか「歓迎」の言葉だけになっていないか
通い方(駅からの距離、送迎、車通勤)が書いてあるか勤務地だけになっていないか
締めが倉庫を見せる形か(未経験向けは体験と同じ時間帯のスタッフと話せると書いたか)「すぐに」になっていないか

返信が来ないときの直す順番

症状直すところ
開かれない件名。向きに合っているか。「軽作業」「高時給」になっていないか
開かれるが返信が無い(経験者)荷物と設備の実態。時間帯の固定。時給の内訳と昇給
開かれるが返信が無い(未経験)初日への答え。重さと工夫。通い方と時間帯
返信は来るが見学で辞退倉庫を見せたか。体験させたか。同じ時間帯のスタッフと話せたか。文面の実態と現場が合っていたか
初日や最初の一週間で辞める初日の中身が文面どおりだったか。重さと環境を良く見せていなかったか

一箇所ずつ変えます。変え方はスカウト文面のABテストのやり方に書いています。

エラベルの見解

担当する側から見ると、倉庫スタッフ向けの文面で会社ごとに差がつくのは、「未経験者の初日を、現場リーダーが設計しているか」です。経験者向けの文面は、センター長が荷物と設備と時間帯と時給の実態を事実で出せば書けます。未経験向けの文面は、初日に何をするか、誰が隣で教えるか、最初の一週間は一人で持たないか、が実際に設計されていないと、書いた内容が初日に嘘になり、その日に辞めます。初日を設計している会社では、文面に書いたことを初日にそのまま実行でき、未経験から入った人が次の候補者と話す場になって、採用が回り始めます。エラベルでスカウト文面を担当する人には、文面を書く前に、センター長と現場リーダーに実態と初日の設計を聞き、無いものは書かず、倉庫見学と体験と同じ時間帯のスタッフと話す場の予定を確保してもらっています。刺さる訴求と外す訴求は倉庫・物流スタッフ向けスカウト文面の型に書いています。

代行に出す場合の範囲

担当者が持つのは、候補者の経歴(経験者か未経験か、作業、設備、前職、時間帯の希望)を読んで向きを分け、件名と一行目を相手ごとに書くこと、センター長と現場リーダーに聞いた荷物と設備と業務・時間帯と勤務地と通い方・時給の内訳と昇給と繁忙期・初日の設計・現場リーダーの言葉を本文にすること、送る前の確認、当日中の返信(未経験者には不安に一言添えて)と見学と体験の案内、面談から初日までを短く組む日程の調整、現場リーダーと同じ時間帯のスタッフの予定の確保、返信の記録と直す順番の提案、です。会社が持つのは、経験者を採るか未経験を採るかの決定、実態を事実で書くことの合意、初日の設計(無いなら作る)、現場リーダーが見学に出て体験させ、スタッフと話す場を作ること、時給の幅と昇給の決定、です。初日の設計が無いまま未経験向けの文面を書くと、初日に辞めます。出す前に作ります。

まとめ

よくある質問

荷物が重く、環境も暑い倉庫です。書くと来ないのでは

事実で書き、工夫を添えます。「荷物は一つ〇〇程度で、台車とリフトを使う。夏は暑く、〇〇(空調、休憩、水分)の対応をしている」のように。倉庫で働いてきた人は実態を知っていて、隠す会社を避けます。未経験者には、重さと環境を先に書いたほうが、「聞いていた話と違う」で初日に辞めることが減ります。重い荷物を「軽作業」と書くことが、最も早期退職を生みます。

シフトの融通を強みにしたいのですが、「シフト自由」と書いてはいけませんか

「シフト自由」は「人が足りなくて穴を埋めさせられる」「時間帯が毎週変わる」と読まれます。融通が強みなら、「〇時から〇時の固定を基本に、週〇日から。曜日と時間帯は面談で相談し、決めたら固定」のように、固定を基本にして相談の余地があることを事実で書きます。時間帯が固定されていることが、倉庫スタッフには生活の見通しになります。

未経験から入った人がいません。何を書けばよいですか

いないなら、初日の設計を具体に書きます。「初日は〇〇(作業)を現場リーダーが隣で教える。最初の一週間は一人で持たない。〇〇(前職)から入った人はいないが、〇〇の経験が活きる作業から始める」のように。未経験から入った人がいることは大きな材料ですが、いないことを隠すより、初日の中身を具体に書くほうが不安に答えます。一人目が入って続けば、次の候補者と話す場になります。探し方は倉庫・物流スタッフを探すときの検索条件とターゲティングに書いています。