マイナビ転職の運用代行とは|任せられる範囲と自社で持つべき判断
マイナビ転職の運用代行を考えるとき、最初に押さえておきたいのは、媒体側にどんな支援と経路があるかです。マイナビ転職の法人向け公式ページによれば、求人原稿はマイナビの制作専門スタッフが作成し、取材もプランに含まれるとされています(一部プランを除く)。スカウトの経路も、企業が選んで送るものから、レコメンドで自動推薦されるもの、求職者から反応が来るものまで、複数あります。さらに、手間のかかる業務をマイナビの専任担当が代行する成果報酬型のサービスもあります。結論から書くと、マイナビ転職の運用代行は、媒体側の制作と成果報酬型サービスを差し引いたうえで、スカウトの経路ごとに任せる作業を決め、送る相手の基準と採否は自社に残す形にすると、うまく回ります。
この記事では、マイナビ転職の法人向け公式ページに書かれている内容を踏まえて、経路ごとの任せ方を整理します。内容は2026年10月17日時点の公式サイトの記載に基づいています。料金や仕組みは変わることがあるため、契約の前に最新の内容をマイナビに確かめてください。
マイナビ転職で使える経路
マイナビ転職の法人向け公式ページによれば、求職者をセグメントして配信できる「スカウトメール」や「DM」、ビッグデータを活用したレコメンドエンジンが1日最大20名のスカウト会員を自動推薦する「コンタクトメール」が使えるとされています。また、求職者が企業に「気になる」ボタンを押すと、すぐに応募依頼か面接依頼の連絡ができるとされています。
| 経路 | 始まり方 | 企業側の作業 |
|---|---|---|
| スカウトメール・DM | 企業が求職者をセグメントして送る | 条件の設定、文面、送信 |
| コンタクトメール | レコメンドエンジンが1日最大20名を自動推薦 | 推薦された相手を見て、送るかを決める |
| 気になる | 求職者が企業に「気になる」を押す | 応募依頼か面接依頼を、すぐに送る |
求職者向けのスカウトの説明によれば、職務経歴と希望条件を登録しておくと、興味を持った企業や転職エージェントからスカウトが届くとされ、スカウトには「希望マッチ」「経験マッチ」「条件マッチ」「転職エージェント」の4種類があるとされています。求職者から見ると、企業からの声かけは、届いた理由ごとに分かれて表示されるということです。
経路ごとに、誰が持つかを分ける
経路ごとに、代行に任せやすい作業と、自社に残す判断を分けると、次のようになります。
| 工程 | 媒体側(マイナビ) | 代行に任せやすいこと | 自社に残すこと |
|---|---|---|---|
| 求人原稿 | 制作専門スタッフが作成。取材もプランに含む(一部プランを除く) | 原稿とスカウト文面のずれの点検 | 採用の背景、伝えてよい情報 |
| スカウトメール・DM | なし | 条件の設定、文面、送信 | 送る相手の基準 |
| コンタクトメール | 1日最大20名を自動推薦 | 推薦された相手の一次確認と送信 | 送るかどうかの基準 |
| 気になる | なし | 応募依頼・面接依頼の素早い送信 | 面接依頼まで出してよい相手の基準 |
| 応募対応 | なし | 一次連絡、面接の日程調整 | 書類と面接の合否 |
とくに「気になる」は、求職者から先に関心を示してくれる経路です。法人向け公式ページは、求職者が「気になる」を押すとすぐに応募依頼か面接依頼の連絡ができるため、スピーディーなマッチングが可能だとしています。この経路は、反応の速さが結果を分けるので、毎日確認して連絡する作業を代行に任せる価値があります。ただし、応募依頼にとどめるか、面接依頼まで出すかの基準は、社内で決めて渡してください。
エラベルの見解
マイナビ転職の運用代行で多い思い込みは、スカウトメールを多く送ることが、代行の主な仕事という考え方です。マイナビ転職には、コンタクトメールの自動推薦や、求職者からの「気になる」のように、企業が探さなくても候補が届く経路があります。こうした経路を毎日拾わずに、スカウトメールの送信だけに時間を使うと、関心を示してくれた相手を取りこぼします。
同じ料金でも、結果が分かれるのは、届いた候補への反応の速さを、送信の量と同じくらい大切にできる担当者かどうかです。代行の担当者には、毎日どの経路をどの順で確認するかを聞いてください。
成果報酬型サービスとの関係
マイナビ転職の法人向け公式ページは、初期費用無料の成果報酬サービスも紹介しています。手間や時間のかかる各種業務をマイナビの専任担当が代行するため、採用業務の負担を最小限に抑えられるとし、採用者の入社確定後にのみ請求するとされています。求人広告掲載の成果報酬型としてマイナビ転職AGENT Boosterが、人材紹介としてマイナビ転職AGENTが案内されており、2025年12月からは一度の申し込みで両方を同時に利用できるようになったとされています。
外部の代行会社に頼む前に、こうした媒体側の成果報酬型サービスで足りないかを確かめてください。媒体側のサービスで応募者対応まで任せられるなら、外部の代行会社と同じ作業を二重に頼むことになりかねません。逆に、通常の求人広告掲載でスカウトを自社で運用したい場合は、その運用を外部に頼む、という分け方ができます。
掲載の日程を、代行の段取りに入れる
マイナビ転職の法人向け公式ページによれば、問い合わせから最短5営業日ほどで掲載でき、掲載開始日は毎週火曜日と金曜日とされています。長期休暇を含む掲載では通常のスケジュールと異なる場合があるともされています。
代行に任せるときは、掲載開始日から逆算して、次のことを済ませておいてください。
- 送る相手の基準:スカウトメール・DMの条件と、コンタクトメールで送る基準
- 「気になる」への返し方:応募依頼と面接依頼の使い分けと、文面のひな形
- 毎日の確認の流れ:誰が、いつ、どの経路を確認するか
- 応募後の流れ:一次連絡と面接の日程調整を、誰がどの期限で行うか
運用の立ち上げの時系列はマイナビ転職のスカウト運用設計で、代行の契約に入れる条項はマイナビ転職のスカウト代行の契約で書いています。
エラベルの費用は、採用が決まったときに1名につき10万円(税別)です。採用が決まらなければ費用はかかりません。
エラベルの見解
もう一つ見てほしいのは、マイナビ転職は、エリアの採用で使い方が変わるということです。法人向け公式ページによれば、全国30拠点があり、地域に根付いた求人情報を提供する「エリア版」「都道府県版」があるとされています。地元で働きたい人やUIターンの転職を考える人に向けた情報提供が行われているということです。
地方の拠点の採用では、エリアの事情に詳しい媒体側の営業担当の提案と、外部の代行の運用をどう組み合わせるかが大切になります。代行の担当者には、媒体側の営業担当とどう情報を分け合うかを聞いてください。
まとめ
- マイナビ転職には、スカウトメール・DM、コンタクトメール、気になるといった複数の経路がある
- 求人原稿は媒体側の制作専門スタッフが作り、取材もプランに含まれる(一部プランを除く)
- 「気になる」やコンタクトメールのように候補が届く経路を毎日拾う作業は、代行に任せる価値がある
- 媒体側の成果報酬型サービスで足りないかを先に確かめ、作業の重なりを避ける
- 送る相手の基準、面接依頼まで出す基準、採否は自社に残す
よくある質問
Q. マイナビ転職の掲載料金はいくらですか
マイナビ転職の法人向け公式ページによれば、マイナビ転職の掲載料金は20万円(税抜)からとされています。詳しい料金表は資料請求で案内される形です。
Q. コンタクトメールとは何ですか
マイナビ転職の法人向け公式ページによれば、ビッグデータを活用したレコメンドエンジンが、1日最大20名のスカウト会員を自動推薦する機能とされています。推薦された相手を見て、送るかどうかを決める基準を社内で用意してください。
Q. 応募者対応まで任せられる媒体側のサービスはありますか
マイナビ転職の法人向け公式ページは、手間や時間のかかる各種業務をマイナビの専任担当が代行し、入社確定後にのみ請求する成果報酬サービスを案内しています。外部の代行会社に頼む前に、媒体側のサービスで足りないかを確かめてください。
本記事は 2026-10-17 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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