スカウト代行 / ドライバー
ドライバーを探すときの検索条件とターゲティング
ドライバーにスカウトを送る前の検索で、「〇〇免許、ドライバー経験〇年以上」で条件を組むと、地場の配送をしてきた人、長距離を走ってきた人、決まったルートを回ってきた人、大型に乗ってきた人、小型に乗ってきた人が、同じ一覧に出てきます。加えて、営業所に通えない人も混ざります。もう一つ大きいのは、現役のドライバーだけを探すと、少ない市場で競合と同じ人に送ることになり、返信が来ないこと。ドライバーを離れた人、免許を持っているが乗っていない人、女性やシニアは、条件が合えば動く層で、競合が送っていないことが多い。ドライバーの検索で最初にやるべきは、自社の車両と免許の区分と運行の形と営業所と拘束の実態を決め、年数ではなく「何トンの車両で、どんな運行を、何を運び、どこで、いまの拘束と休みはどうか」で探すことです。結論を先に書くと、検索条件は、先に自社の車両と免許の区分と運行の形と営業所と拘束と休みの実態を決め、年数ではなく経験(車両のサイズ・運行の形・荷物と手積み・免許の区分)で組み、要件の必須だけにし、プロフィールを「何トンの車両で、どんな運行を、何を運び、どこで、いまの拘束と休みはどうか」で読み、運行の形と免許の区分は絞ったまま、離れた層と未経験と女性とシニアを厚くして送る順を決めます。文面の型はドライバーへのスカウト文面に、要件の作り方はドライバーの採用要件の作り方に書いていますので、ここでは「検索条件とターゲティング」に絞ります。媒体ごとの検索の仕様には触れません。仕様は各媒体の公式情報でご確認ください。免許や拘束時間に関わる法令上の扱いは専門家にご確認ください。
先に「車両と免許の区分」「運行の形」「営業所」「拘束と休みの実態」を決める
自社の車両(何トン)と必要な免許の区分、運行の形(地場か長距離か、固定のルートか、日帰りか泊まりか)、荷物と手積みの割合、営業所の場所(通える範囲)、拘束と休みの実態を決めます。四つで探す人が変わります。
| 決めること | 探す人が変わる点 |
|---|---|
| 車両と免許の区分 | 免許で運転できない車両には応募できない。区分は必須。任せる車両より上の区分を求めない |
| 運行の形 | 地場と長距離は生活の形が違う。地場の日帰りを望む人に長距離は合わない |
| 営業所 | 通える範囲の人。始業が早いことが多く、通勤の手段も影響する |
| 拘束と休みの実態 | いまの条件より悪い会社には動かない。自社の実態が「その人のいまより良い」人に送る |
止まりやすいのは、「ドライバー経験者」で運行の形と車両を決めないときと、免許の区分を任せる車両より上に設定して対象を狭めるときです。決め方はドライバーの採用要件の作り方に書いています。
年数ではなく経験で組む
条件に入れるのは、年数ではなく、要件の必須に当たる経験です。免許の区分は必須ですが、任せる車両に必要な区分にとどめます。未経験を採るなら、免許の区分の条件を「取得の道筋がある」に緩めます。
| 要件 | 検索条件に | 理由 |
|---|---|---|
| 必須:任せる車両に必要な免許の区分(または取得の道筋) | 入れる | 前提。上の区分は求めない |
| 必須:〇〇(運行の形)に近い経験(または同乗の指導で補える範囲) | 運行の言葉で(「地場」「ルート配送」「長距離」) | 運行の中核 |
| 営業所 | 通える範囲で | 生活を決める |
| 歓迎:同じ荷物、フォークリフト(運転しない場合)、年数 | 入れない | 年数と運行の経験は一致しない |
| 無事故・健康・適性 | 要件ではなく法令に沿った確認に置く | 専門家に確認 |
止まりやすいのは、年数と無事故と特定の荷物を「かつ」で組んで、数人しか出ないときです。年数と荷物を外し、免許の区分と運行の形と営業所で読みます。
プロフィールを「何トンの車両で、どんな運行を、何を運び、どこで、いまの拘束と休みはどうか」で読む
ドライバーの経験の中身は、五つで読めます。何トンの車両で(免許の区分)、どんな運行を(地場、長距離、ルート、日帰りか泊まりか)、何を運び(荷物、手積みの有無)、どこで(営業所の場所、通える範囲)、いまの拘束と休みはどうか(プロフィールや希望に書いてあれば)。五つが書いてある人は、年数が何であっても合うかが読めます。
| プロフィールの記述 | 読み方 |
|---|---|
| 「ドライバーとして配送業務」 | 車両も運行も無い。中身が読めない |
| 「〇トン車で地場のルート配送。荷物は〇〇、手積みあり」 | 車両、運行、荷物、手積みが分かる |
| 「大型で長距離。泊まりが週〇回」 | 長距離の経験。地場の日帰りには「毎日帰れる」が材料に |
| 「希望:日帰り、〇〇(地域)、手積み無し」 | 運行と勤務地の希望。自社と照らす |
| 「〇〇免許を持っているが、〇年乗っていない」 | 離れた層か未経験に近い層。同乗の指導があれば対象 |
| 「〇〇(前職)から、運転の仕事へ」 | 未経験の転向。免許の区分と取得の道筋を確かめる |
止まりやすいのは、免許と年数だけで判断するときです。「配送業務」の人に「〇トン車で地場のルートを」と送っても、経歴と合うかが分かりません。
エラベルの見解
相談で最も多い思い込みは、「ドライバーは免許と経験がある現役の人を探すしかない」というものです。実際には、現役のドライバーは市場に少なく、競合も同じ人に送っていて、返信が来にくい。ドライバーを離れた人(拘束、歩合、手積み、無理な配車で辞めた人)、免許を持っているが乗っていない人、女性やシニアは、条件が合えば動く層で、競合が送っていないことが多い。ある会社では、「〇〇免許、経験〇年、無事故」で検索して数人にしか送れず、返信も無い状態でした。担当者が入って、自社の運行を「〇トン車、地場の固定ルート、日帰り、手積み〇割、歩合無し」と決め、年数と無事故を外し(確認は法令に沿って別に)、運行の形と営業所で読み、離れた層(「以前ドライバー」「〇〇で辞めた」の記述)と免許を持っているが乗っていない層と、日帰りを望む長距離のドライバーに絞ったところ、返信が来て、面談で合いました。ドライバーの検索は、免許と年数で機械的に絞るより、運行の形と実態で読み、層を広げるほうが合います。
運行の形と免許の区分は絞ったまま、離れた層と未経験と女性とシニアを厚くする
対象が少ないときは、運行の形と免許の区分を広げるのではなく、層を厚くします。離れた層は離れた理由に答えれば戻り、未経験は免許取得の支援と同乗の指導があれば入り、女性とシニアは設備と配車の配慮があれば動きます。
| 層 | 見どころ | 条件と文面 |
|---|---|---|
| 離れた層 | 「以前ドライバー」「〇〇(拘束・歩合・手積み)で辞めた」の記述 | 離れた理由に答える実態を書く。同乗の指導で慣らす |
| 免許あり・乗っていない層 | 「〇〇免許あり」「〇年乗っていない」の記述 | 同乗の指導の期間と最初の運行を書く |
| 未経験(免許なし) | 前職で運転や体を使う経験、「運転の仕事へ」の記述 | 免許取得の支援(費用、期間、取得までの業務)が用意されていれば対象 |
| 女性 | 車両のサイズと運行の形の希望、設備への関心 | 設備(トイレ、休憩)と配車の配慮と、実際に働いている人を書く |
| シニア | 運行の形の希望(日帰り、短い拘束) | 拘束の短い運行と、体への配慮を書く |
| 長距離から地場へ | 「毎日帰りたい」「泊まりを減らしたい」の記述 | 日帰りの運行を材料に。収入の内訳の違いを正直に |
止まりやすいのは、「未経験歓迎」「女性歓迎」の言葉だけで探すときです。支援と設備が実際に用意されていないと、送っても信じられず、入社しても辞めます。
送る順の付け方
| 順 | 条件 |
|---|---|
| 一 | 免許の区分と運行の形が自社と合い、営業所に通え、拘束と休みの希望が自社の実態と合い、五つが書いてあり、一行目に書ける一点がある |
| 二 | 免許と運行が合い、営業所に通える。拘束と休みの希望が書かれていない。文面で実態を事実で書いて送る |
| 三 | 離れた層か免許あり・乗っていない層。離れた理由か乗っていない期間が読め、営業所に通える。離れた理由に答える文面で送る |
| 四 | 長距離から地場へ、女性、シニア、未経験。自社の運行と支援と設備が合う。層に合わせた文面で送る |
| 送らない | 免許の区分が足りず取得の道筋も無い。営業所に通えない。運行の形の希望が逆(日帰りを望む人に長距離)。五つが読めず免許と年数だけ。一行目に書ける一点が無い |
止まりやすいのは、「大型免許があるから」「経験が長いから」で送るときです。運行の形と営業所と実態の近さで順を付けます。
条件の保存と見直し
組んだ条件は、「地場ルート用」「離れた層用」「免許あり未乗車用」「長距離から地場へ用」のように運行と層ごとに名前を付けて保存し、送った結果と一緒に記録します。月に一度、返信が来た人の共通点(車両、運行、荷物、営業所、層、離れた理由)を見て、条件と読み方を直します。保存の仕方は検索条件の保存と使い回しに書いています。
エラベルの見解
担当する側から見ると、ドライバーの検索で会社ごとに差がつくのは、「離れた層と未経験を受け入れる体制(同乗の指導、免許取得の支援)を作っているか」です。運行の形と車両と営業所は運行管理者に聞けば決まりますが、「現役で経験があって無事故の人」だけを探す会社では、対象が狭く、競合と同じ人に送り続けて返信が来ません。同乗の指導の期間、免許取得の支援、女性とシニアへの配慮を用意している会社では、対象が大きく広がり、競合が送っていない層に届きます。エラベルでスカウトの検索を担当する人には、条件を組む前に、経営者と運行管理者に「車両と免許の区分と運行の形と営業所は何か、拘束と休みの実態はどうか、離れた層と未経験を受け入れる体制はあるか」を聞いてもらっています。文面の型はドライバーへのスカウト文面に書いています。
代行に出す場合の範囲
担当者が持つのは、要件から必須の経験を取り出して条件を組むこと、出てきた人を「何トンの車両で、どんな運行を、何を運び、どこで、いまの拘束と休みはどうか」で読んで絞ること、層を分けて送る順を付けること、条件と結果を記録して月に一度見直すこと、です。会社が持つのは、車両と免許の区分と運行の形と営業所の決定、拘束と休みの実態の事実、離れた層と未経験を受け入れる体制の用意、要件の必須と歓迎の区別(免許と法令に関わる確認は専門家に確認)、経営者と運行管理者が担当者に話す時間、です。担当者がドライバーの経歴(車両、運行、荷物)を読める経験があるかは、担当者を選ぶときに確かめます。担当者の経歴の見方は担当者の経歴の見方に書いています。
まとめ
- 先に車両と免許の区分・運行の形・営業所・拘束と休みの実態を決める。四つで探す人が変わる
- 検索条件は年数ではなく経験(車両のサイズ・運行の形・荷物と手積み・免許の区分)で組む。免許の区分は任せる車両に必要なものだけ。無事故と健康は法令に沿った確認に置く
- プロフィールは「何トンの車両で、どんな運行を、何を運び、どこで、いまの拘束と休みはどうか」で読む。「配送業務」では中身が読めない
- 対象が少ないときは運行の形と免許の区分は絞ったまま、離れた層・免許あり未乗車・未経験・女性・シニア・長距離から地場へ、を厚くする
- 免許が足りず取得の道筋も無い人、営業所に通えない人、運行の希望が逆の人には送らない
- 条件は運行と層ごとに分けて保存し、返信が来た人の共通点で月に一度直す
よくある質問
無事故を条件にしたいのですが
要件として検索条件に入れるより、法令に沿った確認(採用の過程での確認、適性の診断など)に置くことをお勧めします。プロフィールに「無事故」と書いていない人が事故を起こしているとは限らず、条件に入れると対象が不必要に狭まります。事故の扱いを文面に事実で書き、面談と同乗で運行管理者が確かめます。確認の方法と法令上の扱いは専門家にご確認ください。
長距離のドライバーに地場の運行を送ってよいですか
「毎日帰りたい」「泊まりを減らしたい」の記述がある人には有力です。長距離から地場に移ると収入の内訳が変わる(歩合や手当が減る)ことが多いので、文面で内訳の違いを正直に書き、「毎日帰れる」「拘束が短い」を材料にします。収入が下がることを隠して送ると、面談で分かって辞退されます。
出てくる人が少なすぎます
年数か無事故か特定の荷物で絞っているか、免許の区分を任せる車両より上に設定しているか、営業所の通える範囲を狭く取りすぎているかを見ます。外して、運行の形と免許の区分と営業所で読む形にすると増えます。それでも少ないなら、離れた層、免許あり・乗っていない層、長距離から地場へ、女性、シニア、未経験(支援があれば)を含めます。現役だけでは市場が少ないので、層を広げることが前提になります。