採用代行 / レバテックキャリア
レバテックキャリアの返信率を上げる運用|送信数を増やす前に見直す3点
レバテックで「返信率が低い」という話が出たとき、最初の対策として送信数を増やすと、原因が見えないまま作業時間だけが増えていきます。レバテックダイレクトのページには、企業が1通1通厳選して送信し、全スカウトメールの95%が面接/面談確約の情熱スカウトだと書かれています(2026年1月〜3月実績)。一通ずつ選んで書く前提の媒体なので、送信数を倍にすれば作業もおおむね倍になり、返信が増えれば面接・面談の枠も使います。この記事では、返信が来ない原因を上流から順に切り分け、どこを確かめ、どう直すかを整理します。以下は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されている内容に基づきます。
切り分けの入口は、どのサービスの数字か
最初に確かめるのは、その返信率がどのサービスの数字かです。レバテックの法人向けサイトは正社員サービスを転職エージェントサービスとスカウト型求人メディアに分けており、レバテックキャリアは前者です。エージェント側は紹介を受ける形なので、企業が送るスカウトの返信率という数字はそもそも出ません。返信率を測れるのは、企業が自分で探して送るレバテックダイレクトの側です。
ダイレクトの数字だと確かめたら、分母と期間をそろえます。送った通数を分母にしているのか、検索条件に当たった人数を分母にしているのかで、同じ月でも数字が大きく変わります。確約を付けて送った通数と付けずに送った通数を分けて数えているかも、あとの切り分けで効いてきます。
数字がそろったら、症状から疑う場所の見当をつけます。次の表は、よく見る症状と、最初に疑う工程、その確かめ方を並べたものです。上の行ほど上流の工程なので、上から順に確かめると手戻りが少なくなります。
| 症状 | 最初に疑う工程 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 返信が全体に少ない | 送る相手の条件の組み合わせ | 使った職種・スキル・こだわり条件と返信の有無を並べる |
| 条件を絞っても返信が増えない | 文面の情報量 | 求人情報と文面を並べ、書かれている項目を比べる |
| 返信が特定の職種だけ極端に少ない | 確約の付け方と件名 | 確約の有無と件名の書き方を職種ごとに見る |
次に、送った相手の条件の組み合わせを確かめる
最初に疑うのは、送る相手の選び方です。レバテックダイレクトでは約60の職種、90のスキルで検索でき、副業可・リモートワーク可などのこだわり条件も豊富だとされています。組み合わせの数が多いので、どの組み合わせが自社の募集に合うのかは、試した記録を残さないと分かりません。職種だけで広く出した一覧から送っていると、相手の経歴と募集の重なりが薄くなり、返信が来ないのは自然な結果です。
確かめ方は、送信ごとに使った条件を記録し、返信の有無と並べることです。記録が無ければ、今月から残し始めるしかありません。代行会社に運用を任せている場合は、条件を変えた月とその理由を報告に入れてもらいます。条件を広げて件数を確保している月は、返信率が下がっていても不思議ではありません。
直し方は、職種に加えてスキルで絞り、自社に当てはまるこだわり条件を足すことです。絞ると送れる相手は減りますが、一人あたりの経歴を読む時間を確保でき、文面に書ける材料も増えます。条件の組み方そのものはレバテックキャリアの検索条件の組み方にまとめています。
文面の情報量が、求人情報より薄くないか
条件に問題が見当たらなければ、次は文面の中身です。レバテックキャリアの求職者向けページは、求人情報の情報量を特徴として掲げ、具体の業務内容、開発環境、エンジニアへの評価方針といった項目を挙げています。掲載例では、仕事内容の具体、開発環境(言語、OS、DB、環境)、今後のキャリアパスが並びます。求職者はこの粒度の情報に慣れているので、職種名と会社紹介だけの文面では、読む理由が見つかりません。
確かめ方は、自社の求人票と送った文面を横に並べ、書かれている項目を比べることです。次の表のように、項目ごとに文面に入っているかを確かめると、どこが薄いかが分かります。
| 項目 | 求人情報で見慣れている粒度 | 文面で確かめること |
|---|---|---|
| 業務内容 | 何を作り、どの工程を担うか | 「開発全般」で済ませていないか |
| 開発環境 | 言語、OS、DB、環境 | 技術の名前が求人票と同じ表記か |
| 評価の考え方 | エンジニアへの評価方針 | 面接で口頭で話している内容が書かれているか |
| キャリアパス | 今後の役割の広がり | 入社後の役割に触れているか |
| 条件 | 年収の範囲と働き方 | 求人票と同じ範囲か |
直し方は、求人票から開発環境と体制の記述を抜き出して文面の型に入れ、相手ごとに書き換えるのは書き出しの一文だけにすることです。評価の考え方は、面接で話している内容を文章にすれば済みます。文面の型はレバテックキャリアのスカウトテンプレートの作り方にもまとめています。
エラベルの見解
返信率の相談で最も多い思い込みは、「文面の書き方がうまくなれば返信は増える」というものです。実際には、レバテックで返信が来ない原因は、書き方より手前の条件と情報量にあることが多いと感じています。求人票には開発環境まで書いているのに、スカウトの文面は「エンジニアを募集しています」で終わっている、という例は珍しくありません。ここで差が出るのが担当者です。同じ料金で同じ通数を任せても、求人票から技術の記述を拾い、相手の経歴と重なる部分を一文にできる担当者と、会社紹介の定型文を貼る担当者では、返信の数が変わります。代行会社を比べるときは、実際に書いた一通と、そのとき使った条件を並べて見せてもらってください。
確約の付け方と件名で、開かれる前に落ちていないか
条件と情報量を直しても特定の職種だけ返信が少ないときは、確約の付け方と、通知で読まれる部分を確かめます。レバテックダイレクトには公式アプリがあり、スカウト受信を通知すると書かれています。受け取る側は、通知や一覧で件名と冒頭を見て開くかどうかを決めるので、件名が会社名と職種名だけだと、開かれる前に落ちることがあります。
確約は、送る側が選べます。レバテックダイレクトの記載は全スカウトメールの95%が確約付きというものなので、裏を返せば付けない送信もあります。レバテックキャリアのサービス紹介ページには、全スカウトの92%が面接/面談確約スカウトだという記載もあり、ページによって割合と注記が違う点は、社内で引用するときに添えておきます。確約を付けていない職種の返信が少ないなら、付けたときに受けられる枠があるかを確かめたうえで、付けるかどうかを判断し直します。
直し方は、件名に「経歴のどこを読んだか」と「面接か面談か」を入れることです。冒頭の一文には、相手の経歴にあった記述を引きます。確約を付ける職種では、枠を先に押さえてから送ります。
原因が見えてから、送信数を決め直す
三つの切り分けを通ったあとで、送信数を検討します。一通ずつ書く前提の媒体なので、送信数を増やせば作業時間も比例して増えます。返信率が上がったなら、同じ面接・面談の枠を、より少ない送信で埋められるはずです。浮いた時間は、一人あたりの経歴を読む時間に回すのが筋です。
増やすか据え置くかは、一つの数字ではなく、次の四つの材料を並べて決めます。どれか一つでも右の列に当てはまるなら、増やした分は枠の消費か、読む時間を削った一通に変わりやすくなります。
| 判断の材料 | 増やしてよい状態 | 据え置く・減らす状態 |
|---|---|---|
| 面接・面談の枠 | 今月の残りに余りがある | 確約付きの返信待ちで埋まりそう |
| 条件の組み合わせ | 絞った条件で返信が安定している | 件数を作るために条件を広げている |
| 一通あたりの作業時間 | 経歴を読む時間を保てる | 数を増やすと読む時間が削られる |
| 面接・面談のあと | 辞退が落ち着いている | 文面と実際の条件のずれで辞退が増えている |
代行会社と毎月そろえる記録は、送信日と相手の区分、使った条件、確約の有無、文面の版、返信の有無、面接・面談の実施です。条件と確約の有無が残っていれば、返信率が下がった月に、条件を広げたせいなのか、確約を外したせいなのかをたどれます。記録には候補者の情報が含まれるので、共有の範囲を契約で決め、法令の解釈が関わる部分は個別の判断を専門家にご確認ください。運用の型はレバテックキャリアのスカウト運用設計にもまとめました。
エラベルの見解
これをやる前に、先に記録の形を決めておかないと、どの切り分けも効果が出ません。条件、確約の有無、文面の版、返信の有無の四つが一行に並んでいれば、返信率が動いた理由はほとんどたどれます。並んでいなければ、どんな対策も「やってみたが分からなかった」で終わります。代行会社に運用を任せる場合は、送信を始める前の週に、この一行の形を合意しておいてください。三か月分の記録がそろうと、90あるスキルのうち自社の募集で反応がよい組み合わせが見えてきます。そこまで来てから送信数を増やせば、増やした分が面接・面談につながりやすくなります。
まとめ
- 返信率を測れるのはレバテックダイレクトの側。まずどのサービスの数字かと、分母・期間をそろえる
- 返信が全体に少ないなら、使った職種・スキル・こだわり条件の組み合わせを記録と並べて確かめる
- 条件を絞っても返信が増えないなら、文面の情報量を求人情報の粒度と比べる
- 特定の職種だけ少ないなら、確約の付け方と、通知で読まれる件名・冒頭を見直す
- 送信数は原因を直したあとに、枠と一人あたりの読む時間を保てる範囲で決める
よくある質問
Q. レバテックキャリアで返信率を測ることはできますか
レバテックキャリアは転職エージェントサービスで、企業は紹介を受ける側です。企業が送るスカウトの返信率を測れるのは、スカウト型求人メディアのレバテックダイレクトの側になります。エージェント側では、紹介数や面接の実施数を見るのが一般的です。
Q. 確約を付けずに送ると、返信は減りますか
一概には言えません。レバテックダイレクトの記載では、全スカウトの95%が確約付きとされており、付けない送信もあります。付けるかどうかは、受けられる枠があるかで決め、付けた場合と付けない場合の返信を分けて記録してください。
Q. 代行会社に任せている場合、何を報告してもらえばよいですか
送信日と相手の区分、使った条件、確約の有無、文面の版、返信の有無、面接・面談の実施の六つを一行にまとめてもらうのがおすすめです。料金や機能の条件は変わることがあるため、レバテックの最新の条件もあわせてご確認ください。
※掲載した内容は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されているものであり、実際の条件はレバテックにご確認ください。