スカウト代行 / レバテックキャリア
レバテックキャリアの検索条件の組み方|母集団を狭めすぎない設計
レバテックで検索条件を組むのは、転職エージェントのレバテックキャリアではなく、企業が自分で探してスカウトを送るスカウト型求人メディア「レバテックダイレクト」の側です。この媒体は一括送信ができず、送ったスカウトの大半が面接・面談の確約を伴うため、条件は広すぎても狭すぎても週の運用が崩れます。この記事では、最初の条件の置き方から、候補が出すぎたとき、減ってきたとき、尽きたときに何を変えるかを、分岐の順に整理します。条件を厳しくして絞るのではなく、読む順番で絞り、尽きたら足すというのが結論で、以下は2026年9月23日時点で公式サイトに記載されている内容に基づきます。運用全体の流れはレバテックキャリアのスカウト運用設計にまとめています。
最初の条件は、週の枠から広さを決める
レバテックの総合サイトはスカウトサービスについて「一括送信機能なし」と案内し、レバテックダイレクトのサイトは「企業が1通1通厳選して送信」するとしています。全スカウトメールの95%が面接/面談確約の情熱スカウトだという記載もあります(2026年1月〜3月実績)。一通ごとに経歴を読み、返信があれば会う予定が入る仕組みなので、条件の広さは週に出せる面接・面談の枠で決まります。広すぎると読まない候補が溜まり、狭すぎると枠が空いたまま週が終わります。
最初の目安は、週の枠の三倍前後の候補が出る広さです。読んで選ぶ余地を残しつつ、読み切れる人数に収まります。次の表は、その目安と、出すぎたときにまず手を付ける場所を並べたものです。
| 週の面接・面談枠 | 条件で出したい候補数の目安 | 出すぎたときの絞り方 |
|---|---|---|
| 2枠 | 6〜8人 | スキルの一致で読む順を決める |
| 3枠 | 9〜12人 | 同上。経歴の更新が新しい順も併用 |
| 5枠 | 15〜20人 | 職種ごとに読む日を分ける |
この目安は自社の返信の出方で調整します。1か月送ってみて、返信が枠を超えるなら候補を減らし、枠が余るなら広げます。最初から正しい広さを当てようとせず、週ごとの記録から寄せていくほうが早く落ち着きます。
分岐1:出すぎたら、条件ではなく読む順で絞る
候補が多すぎるとき、条件を一つ足して絞りたくなります。けれども条件を厳しくすると、翌週に候補がゼロになることがよくあります。広さは保ったまま、誰から読むかの順番を決めるほうが週ごとの数が安定します。そのために条件を二段に分けて持ちます。
一段目は母集団を作る条件で、職種の区分を二つか三つと勤務地を入れます。二段目は優先順位を付ける条件で、言語・フレームワーク・ツールを使います。レバテックダイレクトのサイトは約60の職種、90のスキルで検索可能だとし、レバテックキャリアのサイトも約59種類、90スキルから求人を探せるとしています。職種にはサーバーサイドエンジニア、SRE、社内SE、データサイエンティスト、プロダクトマネージャーなどが、スキルにはPython、Go、TypeScript、AWS、Docker、Reactなどが並びます。
職種の区分がこれだけ細かいと、職種だけで絞った時点で狭くなりすぎます。職種は広めに取り、スキルは「この順で読む」ための並べ替えに使う、と役割を分けておくと、候補の数を保ったまま優先度を付けられます。二段目で上位に来た人から読み、枠が埋まった時点でその週は止めます。
エラベルの見解
IT採用の検索条件で一番多い失敗は、足し算で厳しくしすぎることです。言語、フレームワーク、経験年数、業界、規模と足していくと、該当が数人になります。しかもその数人は、同じ条件で探している他社からも声がかかっています。
条件は二つまでと決め、三つ目を足したくなったら別の条件セットとして分けるほうが、候補は痩せません。この切り分けができるかどうかは、担当者の経験で差が出ます。外に出すときは、条件セットをいくつ持つつもりかを最初に聞いてみてください。一つの条件を細かく詰める話しか出てこない担当者は、数週間で候補が尽きたときの次の手を持っていないことがあります。
分岐2:減ってきたら、隣の職種と言葉を足す
運用を続けると、同じ条件で出てくる新しい候補は減っていきます。そのときは二段目を緩める前に、一段目に隣の職種を足します。たとえばサーバーサイドを探しているなら、社内SE(開発)やSREからの転向層も候補になり得ます。区分をまたいで母集団を作っておくと、同じ条件のまま候補を補えます。
もう一つ効くのが、スキルの言葉を現場から集め直すことです。人事が思いつく言葉と、現場の技術者が使う言葉はずれます。現場に「この仕事で使う言葉を三十個」挙げてもらい、二段目の並べ替えに使う言葉を入れ替えると、同じ母集団の中で読む順が変わります。
分岐3:尽きたら、自社の掲載を点検する
隣の職種を足しても返信が伸びないときは、条件ではなく自社の側に原因があることがあります。レバテックダイレクトの求人一覧には、リモートワーク可、フルリモート可、副業可、フレックス制度あり、面接1回、残業月20時間未満といったタグが並び、サイトは「副業可・リモートワーク可などこだわりの条件も豊富」としています。求職者がこれらで絞り込んでいるなら、自社に付かない条件で絞っている層には届きにくくなります。
| 確かめること | 当てはまったときの手 | 先に直す場所 |
|---|---|---|
| 付けられるのに付けていないタグ | 掲載情報に追記する | 掲載情報 |
| 自社に付かないタグで絞る層 | その層を条件から外すか、別の訴求を用意する | 検索条件と文面 |
| 掲載に無いことを文面で書いている | 掲載と文面をそろえる | 文面 |
リモート可なのに掲載に書いていないなら、条件設計よりそちらが先です。レバテックダイレクトでは専門チームが企業を取材して開発環境やエンジニア組織の情報を載せているので、掲載の中身を更新したら文面も見直します。文面の型はレバテックキャリアのスカウトテンプレートの作り方で扱っています。
分岐4:それでも尽きた職種は、推薦との分担を見直す
掲載を直しても候補が出ない職種は、スカウトで追い続けるより、エージェント経由との役割分担を考え直す段階です。法人向けページは、登録者45万人以上、取引社数1万社以上(いずれも2023年7月時点)とし、中途採用について2段階の審査を経た人材の中から厳選して紹介する、短期離職率は1.2%(2023年度実績)としています。同じ条件で自分でも探すと、推薦と同じ人に行き着くことがあります。
職種ごとに、スカウトを続けるか推薦に寄せるかを分けるときは、次の表のように場面と理由をそろえて判断します。費用の考え方も二つで異なり、法人向けページは「掲載は無料」の対象から「レバテックダイレクトを除く」と明記しています。続けるかどうかは、候補の数だけでなく、この費用の違いも含めて決めます。
| 場面 | スカウトを続ける理由 | 推薦に寄せる目安 |
|---|---|---|
| 要件が特殊で言葉で伝えにくい | 自分で経歴を読んだほうが早い | 要件を言葉にできた時点 |
| 推薦が要件とずれている | ずれの場所を自分で確かめられる | ずれが直って推薦が合ってきた時点 |
| 特定の技術・ドメインの経験者を狙う | 二段目の条件で直接探せる | 該当者がスカウトで尽きた時点 |
| 推薦で十分に候補が来る | 続ける理由は薄い | すぐに枠を他の職種へ回す |
条件をどこまで細かくできるかは、企業側の検索画面の仕様にも左右されます。経験年数や希望年収での絞り込み、条件の保存、送信済みの除外、経歴の更新日での絞り込みは公式サイトで公開されていません。運営には「送信済みを除外できるか」「更新日で絞れるか」のように、分岐のどこで使うかを添えて聞くと、答えがそのまま運用に入ります。
エラベルの見解
条件設計の答え合わせは、会った人の顔ぶれでしかできません。条件どおりの人が来ているのに面談で話が噛み合わないなら、ずれているのは条件ではなく要件定義の側です。逆に、条件に合う人がそもそも出てこないなら、二段目を緩めるか一段目に隣の職種を足すところから試します。この二つは直す場所がまったく違うのに、どちらも「スカウトが効かない」と一言でまとめられがちです。
担当する側から見ると、面談の感想を現場から一行でももらえるかどうかで、どちらの問題かを切り分ける速さが変わります。外に頼むなら、その一行を誰がいつ返すかまで決めておくと、担当者の力量が条件の見直しに生きます。
まとめ
- 条件の広さは週の面接・面談枠から決め、目安は枠の三倍前後の候補数
- 出すぎたら条件を足さず、職種で母集団、スキルで読む順、の二段で絞る
- 減ってきたら隣の職種を一段目に足し、スキルの言葉を現場から集め直す
- 尽きたら自社の掲載とこだわり条件のタグを点検し、それでも出ない職種は推薦との分担を見直す
よくある質問
Q. レバテックキャリアに企業側の検索画面はありますか
レバテックキャリアは転職エージェントサービスで、企業が自分で検索してスカウトを送る場はレバテックダイレクトです。検索できる具体的な項目は公式サイトで公開されていないため、契約前に運営にご確認ください。
Q. 検索条件はいくつまで重ねてよいですか
条件を重ねるほど該当者は減り、その少数には他社からも声がかかります。母集団を作る条件と、読む順を決める条件に分け、重ねたくなったら別の条件セットとして持つほうが候補は痩せません。
Q. 見送る候補はどう決めればよいですか
勤務地の希望が拠点とまったく合わない、希望年収がレンジを大きく超えている、エージェント経由ですでに接触している、といった条件を先に決めておきます。見送りの件数を条件ごとに残しておくと、条件が厳しすぎるのか緩すぎるのかが数字で分かります。
※仕様や提供範囲は変わります。掲載した内容は2026年9月23日時点の公式サイトの記載です。企業側の検索項目・通数・確約の適用範囲は公開されていないため、契約前に運営の案内でご確認ください。