スカウト代行 / paiza転職
paiza転職のスカウト運用設計|送信数・時間帯・追客
paiza転職の運用設計は、送信数や時間帯を決めるところからは始まりません。候補者リストの選定を運営のサポートチームが行い、スカウトの送信や日程調整も代行される仕組みなので、自社が設計するのは「何を、いつまでに、誰が返すか」になります。この記事では、打ち合わせから採用が見えてくる3か月目までを時系列で追い、各時期に自社が決めることと見る数字を整理します。結論を先に書くと、この媒体の運用は判定と入力の速さで回るかどうかが決まります。以下は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されている内容に基づいており、運営はpaiza株式会社です(有料職業紹介事業許可 13-ユ-305439)。
全体の流れと、3か月で自社が持つ仕事
公式サイトに書かれている導入の流れは、お問い合わせ、お打ち合わせ、求人掲載〜募集開始、選考・内定・採用の4段階です。日数については「最短5営業日で求人のご掲載を開始いただけます」とされ、採用までは「採用成功まで最短2ヶ月」と書かれています。最短の数字なので、実際の運用は3か月程度を一つの区切りとして計画しておくと、途中で条件を見直す余地が残ります。
スカウトの運用は、よくある質問で4段階に分けて説明されています。条件に該当する求職者のリストをサポートチームが選定し、企業がリストを確認して送信の可否を判断し、対象者へスカウトが送られます。求職者は「話を聞いてみたい」か求人への「気になる」で反応し、「気になる」をした人の一覧から、個別に会いたい人へ企業がプラチナスカウトを送る流れです。企業向けページには「採用計画に必要なスカウトの送信代行のほか、求職者へスカウトで直接アプローチすることも可能です」ともあり、送信代行は標準の選択肢として案内されています。
この二つの流れを重ねて、3か月の工程を一枚にすると次のようになります。自社の列と運営側の列を分けたのは、この媒体では「自社が止まると全体が止まる」工程がどこにあるかを先に見ておきたいからです。見る数字の列は、その時期に何が遅れているかを知るための物差しとして置いています。
| 時期 | 自社がやること | 運営側が担うこと | 見る数字 |
|---|---|---|---|
| 打ち合わせ〜掲載前 | 条件の言語化、取材に出る人の手配 | 取材と求人票の作成 | 自社条件での候補者数(打ち合わせで確認) |
| 1か月目 | リストの判定と理由の記録 | リストの選定、スカウトの送信 | 判定の比率、判定を返すまでの日数 |
| 2か月目 | 「気になる」の一覧からプラチナスカウト、面接 | 日程調整と連絡の代行 | 反応の内訳、面談設定率 |
| 3か月目 | 条件と体制の見直し | 見直した条件でのリスト選定 | 面談から選考に進んだ比率 |
表の右端の数字は、どれも公式サイトに基準値がありません。自社の1か月目を基準線にして、2か月目以降の変化を読む形になります。他社の返信率と比べるより、同じ求人の前月と比べるほうが、何を変えた結果なのかを追いやすくなります。
掲載前の数営業日で、条件と取材の段取りを固める
最初の打ち合わせで決めるのは、サポートチームに渡す条件です。どの技術領域のどの水準の経験が要るか、どのpaizaランク以上を対象にするか、育成前提か即戦力かを言葉にしておきます。企業向けページには導入企業の声として「paizaのランクを見れば、その人材を育成前提で採用するのか、即戦力として採るのか、という方針をあらかじめ考えた上で面接ができます」という記述があり、ランクと受け入れ方針を先に結びつけておく使い方が想定されています。条件の具体的な組み方は別の記事に譲り、ここでは「掲載前に言葉にしておく」ことだけを押さえます。
同じ時期に、求人票の取材があります。企業向けページには「求人要件や応募できるスキルなどを取材し、作成・掲載を開始します」とあり、求職者向けページでは「開発手法」「開発環境」「使用ツール」「評価方法」「上司プロフィール」などを徹底取材していると説明されています。取材に現場のエンジニアが出られるかどうかで、求人票に書ける中身が変わります。最短5営業日で掲載が始まるので、取材の日程と出席者は打ち合わせの段階で押さえておくのが現実的です。
1か月目は、リストの判定を記録する期間にする
掲載が始まると、サポートチームが選定したリストが届きます。1か月目の仕事は、このリストを判定して送信の可否を返すことです。ここを流し作業にすると、条件の精度が上がらないまま2か月目に入ります。送信可とした理由と見送った理由を一件ずつ短く書き残しておくと、どの条件が効き、どこがずれているかが読めるようになります。
判定の比率は、条件の粒度を測る目安になります。9割以上を送信可にしているなら条件が緩すぎる可能性があり、3割を切るならリストと条件の認識がずれています。5〜7割あたりに収まるよう条件を調整すると、リストの精度と母集団の広さの釣り合いが取りやすくなります。この比率は公式の基準ではなく、運用の目安として使ってください。
もう一つ、判定を返すまでの日数も記録します。リストを受け取ってから返すまでが延びると、そのぶん送信が遅れ、候補者に届くのも遅れます。1か月目にこの日数を測っておくと、社内の誰がボトルネックになっているかが見えます。
エラベルの見解
リスト選定を媒体側が担う仕組みは工数を減らしてくれますが、そのぶん条件を言語化する責任が重くなります。検索画面を自分で触っていれば「この条件だと少なすぎる」と手を動かしながら気づけますが、リストを受け取るだけだと、なぜその人が出てきたのかが見えません。私たちがこの形の媒体を扱うときは、最初の数回のリストについて、採用と見送りの理由を一件ずつ書き出すことを勧めています。この記録がそのまま条件の直し方の材料になり、2か月目以降のリストの質を決めます。工数を減らす仕組みほど、最初の1か月にかける手間が効きます。
2か月目は「気になる」の一覧とプラチナスカウトを回す
1か月目に送ったスカウトへの反応が溜まってくると、「気になる」をした求職者の一覧ができます。この一覧が、この媒体での実質的な母集団です。一覧の中から個別に会いたい人へプラチナスカウトを送る作業は企業側に残るので、誰がいつ一覧を見るかを決めておきます。プラチナスカウトの通数に上限があるかは公式サイトに記載がないため、打ち合わせで確かめておく項目です。
追客の設計も、この時期に効いてきます。求職者との直接のやりとりは発生せず(面接は除く)、管理画面から日程調整や面接のフィードバックを入れると、サポートチームが代わりに連絡します。内定後は直接連絡が可能です。つまり、自社の入力が止まると候補者への連絡も止まるので、入力の担当者と、何営業日以内に入れるかを決めておくのが追客の設計にあたります。
自社に残る工程を、担当と期限の置き方で並べると次のとおりです。期限の日数は公式には示されていないので、自社で決めて守れる値を入れてください。担当を一人に寄せすぎると、その人の休みで全体が止まる点にも注意します。
| 自社に残る工程 | 担当の置き方 | 期限を決めておく理由 |
|---|---|---|
| リストの判定 | 現場の判断ができる人と人事の二人 | 遅れると送信全体が止まる |
| 「気になる」一覧の確認とプラチナスカウト | 求人ごとの責任者 | 反応した人が待たされる |
| 日程調整の入力 | 人事 | サポートチームの連絡が入力待ちになる |
| 面接後のフィードバック入力 | 面接官から人事へ | 次の選考案内が止まる |
面接も自社に残ります。「プログラミングスキルチェックで書いたコードは面接時に企業にも渡される」とされているので、面接官がコードを読んでから臨む段取りを、2か月目に入る前に整えておきます。コードを見ずに経歴だけで面接すると、候補者が準備してきた話を活かせません。
3か月目に数字を見て、条件と体制を直す
3か月目は、2か月分の数字から直す場所を決める時期です。見るのは、送信数に対する「話を聞いてみたい」と「気になる」の内訳、「気になる」からプラチナスカウトに進めた件数、プラチナスカウト後の面談設定率、面談から選考に進んだ比率です。ランク別の面接通過率も取れるなら並べておくと、条件のランクが高すぎるのか低すぎるのかが読めます。
数字が低いときに、どこを疑うかを先に決めておくと、見直しが早く進みます。下の表は、低く出た数字と、最初に確かめる場所の組み合わせです。複数の数字が同時に低いときは、上の行から順に確かめます。
| 低く出た数字 | 最初に疑う場所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 判定の比率 | 条件の伝え方 | 見送り理由の多いものを条件に書き足す |
| 「気になる」の件数 | 求人票の中身と対象ランク | 取材で出せなかった情報を追加する、ランクの置き方を見直す |
| プラチナスカウト後の面談設定率 | 二段目の書き方 | 「気になる」を押した理由に触れる形に変える |
| 面談から選考に進んだ比率 | 面談の進め方 | 企業側から話す内容を決め直す |
最後の行について補足します。求職者向けの説明では、カジュアル面談は「まず求人企業様側から事業内容、開発業務についての説明をしていただくよう企業様にお願いしております」とされています。誰が何を話すかが決まっていないと、面談の質が面談者によってばらつきます。
エラベルの見解
「採用成功まで最短2ヶ月」という記載は、条件が最初から合っていて、判定と入力が滞らなかった場合の数字として読むのが自然です。1か月目に判定の記録を溜め、2か月目に「気になる」の一覧を回し、3か月目に直す、という順番を踏むと、最初の採用が3か月目以降になることは珍しくないと考えています。2か月で決まらなかったことを失敗と見なして条件を大きく変えると、何を変えて結果がどう動いたのかが読めなくなるので、直すのは3か月目に表の上から一か所ずつにします。運営の料金は初期費用・掲載費用と成果報酬が並べられ、「完全成果報酬型なので採用まで費用は一切かかりません」と注記されているので、媒体費の面では急いで結論を出す理由はありません。
まとめ
- paiza転職では、リストの選定・スカウトの送信・日程調整を運営側が担い、自社は判定と入力と面接を持つ
- 掲載前に、条件の言語化と取材に出る人の手配を済ませておく
- 1か月目はリストの判定理由と、判定を返すまでの日数を記録する
- 2か月目は「気になる」の一覧とプラチナスカウト、管理画面への入力期限を回す
- 3か月目は、低く出た数字ごとに疑う場所を決めて、一か所ずつ直す
よくある質問
Q. paiza転職では送信数や送信の時間帯を自社で決めますか
リストの選定と送信はサポートチームが担う設計なので、自社が決めるのは主に条件と送信可否の判断です。送信通数の上限や時間帯の指定については公式サイトに記載がありません。打ち合わせの段階で運営にご確認ください。
Q. 候補者への返信や日程調整は誰がしますか
公式のよくある質問では、求職者との直接のやりとりは発生せず(面接は除く)、管理画面から日程調整や面接のフィードバックを入れるとサポートチームが代わりに連絡するとされています。内定後は直接連絡が可能です。自社の入力が遅れると連絡も遅れるので、入力の担当者と期限を決めておきます。
Q. 運用を始めてから、どのくらいで見直しをすればよいですか
1か月目は判定の記録を溜める期間と考え、条件は大きく変えないほうが結果を読みやすくなります。2か月分の反応が揃った3か月目に、低く出た数字から一か所ずつ直すのが目安です。料金・通数・機能の条件は変わるため、掲載した内容は2026年9月24日時点の記載として、最新の条件は運営にご確認ください。