スカウト代行 / Re就活

Re就活の検索条件の組み方|母集団を狭めすぎない設計

公開 2026-09-23

Re就活で誰にスカウトを送るかを決めるときは、ほかの中途向け媒体と同じ順番で条件を積むと、早い段階で母集団が細ります。登録している会員のほとんどが20代で、しかも多くがはじめての転職だからです。この記事では、どの条件が効き、どの条件が効かないかを分岐として順に確かめ、母集団が尽きかけたときに何を見直すかまでを整理します。検索できる項目の詳細は公開されていないので、確かめ方もあわせて書きます。以下は2026年9月23日時点で公式サイトに記載されている内容に基づいており、運営は株式会社学情です。

分岐1:年齢の条件は入れず、職種と経験の中身で切る

採用担当者向けページは、Re就活を会員数280万人の[20代専門]転職サイトとし、280万人の会員のうち240万人が第二新卒・ヤングキャリアだとしています。登録会員数280万人、20代登録比率93.3%、はじめての転職に挑戦75.2%という数字も挙げられています。登録の時点で9割以上が20代なので、年齢の条件を足しても母集団はほとんど変わりません。変わらない条件を入れると、絞れているつもりで何も絞れていない状態になります。

最初の分岐で使うのは、職種の経験、業界の経験、希望職種と希望勤務地です。前職でどの職種に就き、どんな業務を担当したか、業界の知識が必要な募集かどうか、提示できる仕事と場所が希望と合うかを順に見ます。同ページは、会員の多くが知名度や条件よりも「これからの成長」や「社風」を重視するとしています。条件で絞る段階でも、知名度で選ばれない前提を持っておくと、自社を知っていそうな層に寄せる無駄が減ります。

分岐2:経験年数を条件に入れるかどうか

次の分岐は経験年数です。同ページは、会員の多くがビジネスマナーを習得済みの第二新卒・ヤングキャリアで、新卒のような手厚い研修は不要だとし、「ポテンシャル」を評価することで採用成功につながるとしています。四人に三人がはじめての転職という層なので、経験年数を長めに置くと母集団は一気に痩せます。次の表は、経験年数の置き方ごとに、起きることと向いている募集を比べたものです。

条件の置き方起きること向いている募集
経験5年以上該当が少なく、転職2回目以降の層に偏るこの媒体では主軸にしにくい。他媒体と併用する
経験2〜3年以上第二新卒・ヤングキャリアの中心層に届く職種経験を前提にする募集
経験年数を入れない広くなる。職種の条件で絞る必要があるポテンシャルを見る募集

年数より、業務の中身のほうが判断に使えます。「三年」という条件より、「〇〇の業務を担当した経験があるか」のほうが募集との重なりを測れるからです。年数を条件から外し、読む段階で中身を確かめる運用にすると、母集団を保ったまま質を見られます。ただし、条件を緩めても面接で経験年数を理由に落とすなら意味がないので、条件の設計と選考基準を同時に決めることが前提になります。

エラベルの見解

20代向けの媒体で条件を厳しくしすぎるのは、中途採用の感覚をそのまま持ち込んだときに起こります。即戦力を求めて経験年数と業界経験を両方入れると、該当が数十人まで減り、送る相手がすぐに尽きることがあります。この媒体の会員は四人に三人がはじめての転職なので、私たちは条件を職種一つに絞り、あとは読んで判断する形を勧めています。そのぶん読む時間はかかりますが、経歴の中身を読める担当者が入れば、年数で切るより早く決まることが多いと見ています。条件を緩めた分の手間を誰が引き受けるかまで決めてから、条件を外してください。

分岐3:条件セットごとに開封率を記録して入れ替える

同ページは、Re就活全体のスカウトメールの開封率の平均は38.4%とし、職種別では人事職61.4%、Webライター65.4%、店舗運営(飲食)40.8%、介護スタッフ46.2%という数字を挙げています。そのうえで、条件を組み合わせることで、さらに高い開封率が期待できるとしています。職種だけでこれだけ差があり、条件の組み合わせでも変わるので、条件は一度決めて終わりではなく、開封率を見て入れ替えるものとして扱います。

入れ替えるためには、条件の組み合わせを「条件セット」として名前を付けて記録します。次の表は、記録する項目と、その記録から何を判断するかを並べたものです。条件セットの名前は「営業_首都圏_経験2年以上」のように中身が分かる形にしておくと、そのまま運用の単位になり、文面のテンプレートとも対にできます。

記録する項目記録の仕方判断に使う場面
条件セットの名前職種、地域、経験の中身が分かる名前どのセットを入れ替えるかを指す
手段別の送信数スカウトメールとヘッドハンティングを分ける手段の違いで数字がぶれていないか確かめる
開封率媒体平均の38.4%と並べる下回れば件名、同じくらいなら条件を疑う
返信率と面談設定数開封数に対する割合で見る条件と文面のどちらを直すかを決める

媒体平均は、目標ではなく物差しとして使います。自社の開封率が38.4%を下回っているなら件名の問題、同じくらいなら条件の問題、という切り分けができます。毎月、成績の下から二つの条件セットを入れ替えていくと、条件の精度は少しずつ上がります。

分岐4:動いている層に寄せられるかを確かめる

検索条件の項目、絞り込みの粒度、条件の保存と再利用、送信済みの相手の除外、最終ログインや更新日での絞り込みは、公式サイトで公開されていません。登録から時間が経った会員と直近で動いている会員では反応が違うので、更新日やログインで絞れるなら、優先順位の条件に入れると開封率が上がりやすくなります。これらは契約前に営業担当者に確認します。同ページは、20代の転職市場を熟知したスタッフが採用活動をトータルでサポートするとしているので、条件を作ったら実際の件数を見ながら一度すり合わせると早く形になります。

分からない数字は、自社の募集から見積もれます。確認した検索項目で自社の条件セットを組み、該当件数を営業担当者に出してもらいます。その件数を、手段ごとの月の通数で割れば、何か月で一巡するかが分かります。一巡が早すぎるなら条件を広げ、遅すぎるなら条件を足す、という判断がここでできます。

母集団が尽きかけたら、見送り条件と会う場を見直す

条件を足していくのと同じくらい、送らない相手を先に決めておくことが大事です。次の表は、よく使う見送りの条件と、その理由、見直すタイミングを並べたものです。見送った件数も条件ごとに残しておくと、条件が厳しすぎるのか緩すぎるのかが数字で分かります。

見送りの条件理由見直すタイミング
希望勤務地が自社の拠点とまったく合わない話が進んでも決まりにくいリモートや別拠点の募集が出たとき
希望職種に自社の募集が一つも含まれない提示できる仕事がない募集職種を増やしたとき
同じ条件セットで送って反応がなかった層同じ結果になりやすい件名や文面を大きく変えたとき
面談枠を超える見込みの人数返信が来ても待たせる面談の担当を増やしたとき

見送りを緩めても母集団が足りないときは、会う場で補います。同ページは、カジュアル面談の機能で選考前にコミュニケーションの機会を持てること、合同企業セミナー「転職博」、少人数制ダイレクトリクルーティング型イベント「転職サポートmeeting」があることを挙げています。条件で探せる層が尽きても、イベントで接点を持てれば、次の月の条件設計の材料にもなります。文面の型はRe就活のスカウトテンプレートの作り方に、週次の回し方はRe就活のスカウト運用設計にまとめています。

エラベルの見解

条件設計の答え合わせは、返信がなかった条件セットの共通点からしかできません。ところが多くの運用では、反応が悪いとまず文面を直し、条件はそのまま残ります。この媒体は開封率の媒体平均が公開されているので、自社が低いのか全体が低いのかまで切り分けられるのが強みです。私たちは、下から二つの条件セットを毎月入れ替えることと、取材を経て作った掲載原稿の人物像と条件で集めている層がずれていないかを見ることを、同じ振り返りの場で行っています。ずれたまま送ると、開封されても原稿を読んだ段階で候補者が離れていきます。

まとめ

よくある質問

Q. 年齢で絞らないと、対象が広すぎませんか

会員の93.3%が20代なので、年齢の条件を足しても母集団はほとんど変わりません。絞り込みは職種の経験、業界の経験、希望職種と希望勤務地で行うほうが効きます。そのうえで、経歴の中身は読む段階で確かめます。

Q. 経験年数は何年で設定すればよいですか

公式の数字では、会員の75.2%がはじめての転職に挑戦する層です。5年以上のような長めの設定では該当が少なくなりやすく、2〜3年以上か、年数を入れずに職種で絞る形が中心になります。条件を緩める場合は、面接で年数を理由に落とさないよう選考基準も合わせてください。

Q. 検索できる項目はどこで確認できますか

検索項目や絞り込みの粒度、条件の保存、送信済みの除外といった仕様は、公式サイトで公開されていません。契約前に営業担当者に確認し、自社の条件での該当件数も出してもらうと判断が早くなります。仕様や提供範囲は変わるため、掲載内容は2026年9月23日時点の公式サイトの記載として読み、最新の条件は運営の案内でご確認ください。

出典