スカウト代行 / Re就活
Re就活のスカウト代行|任せられる範囲と成果の測り方
Re就活のスカウト運用を外に出すときは、何をどこまで任せるかを委託契約の条項として書いておくと、あとで揉めにくくなります。この媒体には手間の違う二つの送信手段があり、掲載原稿は媒体側の取材で作られ、20代の転職市場に詳しいスタッフの支援もあるので、書き方を誤ると外注先と媒体側の仕事が重なります。この記事では、業務範囲、範囲から外すもの、報告と成果、運用のルールの順に条項の形で整理し、最後に契約前の見積もり方をまとめます。通数や料金は公開されていないため、契約前に運営に確認してください。以下は2026年9月23日時点で公式サイトに記載されている内容に基づいており、運営は株式会社学情です。
業務範囲の条項:手段別に本数を書く
採用担当者向けページは、スカウトメールとヘッドハンティングの使い分けで採用効果を最大化するという見出しを置き、Re就活全体のスカウトメールの開封率の平均は38.4%、求職者一人ひとりに配信するヘッドハンティングメールの平均開封率は60〜70%としています。職種別では、人事職61.4%、Webライター65.4%、店舗運営(飲食)40.8%、介護スタッフ46.2%という数字も示されています。一人ずつ送るほうが読まれ、そのぶん手間がかかるので、外注費を寄せるならヘッドハンティングの側です。
業務範囲の条項で最も差が出るのは、送信量の書き方です。次の表は、よく見る契約の書き方と、この媒体での向き不向きを比べたものです。「月に何通送信」とまとめて書くと、手間の軽いスカウトメールばかりが積み上がり、開封率の低い職種で数字だけが増える結果になりがちです。
| 契約の書き方 | この媒体での向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 月に何通送信 | 合わない | 手段の内訳が見えず、軽い手段に偏る |
| ヘッドハンティング月に何本+スカウトメール月に何通 | 合う | 手間の実態と一致し、費用の意味がはっきりする |
| 面談設定を何件 | 条件つきで合う | 相手のある話なので、下限の約束は置きにくい |
本数を手段別に書いたら、品質の確認方法も同じ条項に入れます。一人ずつ書いたかどうかは、文面を見れば分かります。毎週、送った文面のうち数本を社内が読むと決めておくと、定型化に早く気づけます。
範囲から外す条項:原稿制作と、媒体側の支援との重なり
同ページは、お申込みから掲載までの流れを、お申込み、原稿方向性確認および取材日確定、取材・撮影、原稿初稿確認、原稿修正および最終確認、原稿審査、ご掲載の順で案内しています。注記には、取材日は複数日の候補を出すこと、撮影費は別途かかること、初稿は中5営業日から7営業日で渡されること、写真素材などは取材日までに用意すること、原稿審査には最大3営業日かかることが挙げられ、よくある質問では掲載開始まで7営業日ほどとしています。原稿は媒体側の取材で作られるので、ここに代行費を払うと重なります。
媒体側の支援との重なりにも注意します。同ページは、20代採用に強いサポート体制として、20代の転職市場を熟知したスタッフが採用活動をトータルでサポートし、若手の心を掴む原稿作成から面接での惹きつけ方まで助言するとしています。次の表は、工程ごとに置き場所の目安を示したものです。外注先には手を動かす工程を渡し、決める工程は社内に残すのが、重なりを避ける基本の形です。
| 工程 | 置き場所の目安 | 契約での書き方 |
|---|---|---|
| 掲載内容の決定、取材対応、写真素材 | 社内 | 範囲外と明記する |
| 原稿の確認と修正指示 | 社内(外注先は案を出すまで) | 提案は範囲内、決定は範囲外 |
| 検索条件の設計 | 社内が決め、外注先が案を出す | 承認後に使うと書く |
| 条件別のテンプレート作成と送信 | 外注先 | 手段別の本数とあわせて書く |
| 返信の一次対応 | 外注先 | 返信までの時間を条件にする |
| カジュアル面談・選考の実施 | 社内 | 範囲外と明記する |
原稿を待つ間も、外注先には動いてもらえます。原稿の制作と並行して、条件の設計と二つの手段ぶんのテンプレートは作れるので、掲載開始日ではなく申し込み直後から動いてもらう契約にしておくと、掲載と同時に送り始められます。その準備期間の作業も、手段別の本数と同じ条項に含めておくと、請求の範囲で迷いません。
エラベルの見解
手段が二つある媒体では、外注先の提案書に手段別の本数が書かれているかが、最初の見分けどころになります。書かれていなければ、手間の軽いほうだけで数字を作る前提の提案である可能性が高いと私たちは見ています。開封率の差は公式が公開しているので、提案の段階でその話が出てくるかどうかで、媒体を理解しているかも分かります。私たちが担当者を紹介するときも、ヘッドハンティングの一本にどれだけ時間をかけるかを最初に確かめています。同じ月額でも、一本にかける時間が違えば、候補者に届く文面はまったく別のものになります。
報告と成果の条項:手段別の開封率と面談設定数で測る
報告の条項には、媒体平均を物差しにした指標を書きます。スカウトメールは38.4%、ヘッドハンティングメールは60〜70%という平均があるので、自社の数字がこれを下回っていれば件名や文面に改善の余地がある、という判断ができます。次の表は、報告に入れる項目と、その数字から何を判断するかをまとめたものです。担当スタッフとの打ち合わせと外注先の週次報告が別々に走ると数字の定義がずれるので、同じ表を使い、同じ場で振り返る形にします。
| 報告に入れる項目 | 比べる相手 | 判断すること |
|---|---|---|
| 手段別の送信数 | 契約で決めた本数 | 配分どおりに使えているか |
| 手段別の開封率 | 媒体平均 | 件名を直すかどうか |
| 条件セット別の開封率と返信率 | 他の条件セット | 条件と文面のどちらを直すか |
| カジュアル面談・面接の設定数 | 前月 | 受け皿まで届いているか |
| その週に渡したもの | 返信率 | 返信が伸びない原因が渡すものにあるか |
最後の項目は、見落とされやすいところです。同ページは、カジュアル面談の機能で選考前にコミュニケーションの機会を持てること、合同企業セミナー「転職博」、少人数制ダイレクトリクルーティング型イベント「転職サポートmeeting」を挙げています。返信が伸びない月は、文面ではなく渡すものがないことがあるので、報告に「その週に渡したもの」を入れておくと原因を切り分けられます。同社はRe就活のほかにRe就活エージェント、転職博、Re就活30、Re就活ユースといったサービスも提供しているので、併用するなら面談の記録に入り口を書く運用も条項に入れます。
運用ルールの条項:返信の速さ、個人情報、アカウント、引き継ぎ
返信の速さは、「当日中」「翌営業日の午前中まで」のように具体的に書きます。はじめての転職層が多い媒体なので、待たせると不安のほうが勝ちます。立ち上げの起点は契約日ではなく、条件とテンプレートがそろった日にし、取材と原稿審査の期間を計画から抜かさないようにします。
外注先は求職者の登録情報を閲覧するので、誰がどこまで見られるかを契約書に書き、外部の担当者にアカウントを発行したなら、終了時に誰がいつ削除するかも決めておきます。個人情報の扱いは法令の解釈が関わるため、個別の判断は専門家にご確認ください。引き継ぎについては、使った条件セット、条件別の開封率と返信率、テンプレートの版を媒体の管理画面の外にも残すと決めておきます。条件セットに名前が付いていれば、外注先を替えたときの引き継ぎはかなり楽になります。条件の設計はRe就活の検索条件の組み方に、文面はRe就活のスカウトテンプレートの作り方に、運用はRe就活のスカウト運用設計にまとめています。
契約前に、自社の数字で見積もる
料金体系は、よくある質問で営業担当者が状況や採用ニーズに合わせて最適なプランを案内するとされ、金額は公開されていません。手段ごとの通数と繰り越しの可否、管理画面に外部の担当者を入れられるか、担当スタッフの関わり方(定例の有無や頻度)、支援が提案までか実作業まで含むかも、営業担当者に確認します。最後の二つは、外注先に何を渡すかを決める材料になります。
分からない数字は、何と何を掛ければよいかを先に決めておきます。外注費は、ヘッドハンティングの月の本数に一本あたりの単価を掛け、スカウトメールの月の通数に一通あたりの単価を掛けて足します。媒体の費用は営業担当者の見積もりで、撮影費は別途かかるので予算の行を分けておきます。採用一人あたりに直すなら、これらの合計を、自社の面談枠から見込める面談数と、面談から採用に至る割合で割り戻します。
エラベルの見解
代行会社を選ぶときに効くのは、実績の数より、最初の三十分に何を聞かれるかです。ヘッドハンティングは月に何本使えるか、カジュアル面談は用意しているか、掲載原稿の取材はいつか、返信は誰が何時間以内に返しているか。ここを先に聞く担当者は、媒体側の支援と重なる提案をしません。逆に、開封率や手段の話が一度も出ないまま月額の話に進む提案は、公開されている情報を読んでいない可能性があるので、契約前にもう一度確かめたほうが安全です。見積もりの金額を比べるのは、この四つの質問に答えられる担当者が残ってからで十分です。
まとめ
- 業務範囲の条項には、ヘッドハンティングとスカウトメールの本数を分けて書き、社内が週に数本を読む確認方法を入れる
- 掲載原稿の制作と、媒体側のスタッフの支援と重なる工程は範囲から外し、決める工程は社内に残す
- 報告には手段別の開封率を媒体平均と並べ、その週に渡したものも入れる
- 返信の速さ、個人情報の閲覧範囲、アカウントの削除、引き継ぎの形を運用ルールとして書く
- 料金は公開されていないので、手段別の本数と単価、撮影費、面談数から採用一人あたりの予算を組み立てる
よくある質問
Q. 掲載原稿の作成も外注先に任せたほうがよいですか
掲載原稿は、媒体側の取材と撮影を経て作られる流れが公式に案内されています。外注先に原稿制作の費用を払うと重なるので、範囲から外すのが基本です。掲載後の原稿の見直しは、外注先が案を出し、社内が決める形にすると役割が分かれます。
Q. 外注の契約は、送信数で決めればよいですか
「月に何通」とまとめると、手間の軽いスカウトメールに偏りやすくなります。ヘッドハンティングメールとスカウトメールの本数を分けて書くと、費用と手間の実態が一致します。面談設定数を成果の指標に置く場合は、相手のある話なので下限の約束は置きにくい点に注意してください。
Q. 外注先に管理画面を操作してもらえますか
管理画面に外部の担当者を入れられるかは、公式サイトで公開されていません。契約前に営業担当者に確認し、可能な場合は閲覧範囲と終了時の削除を契約書に書いておきます。仕様や料金は変わるため、掲載内容は2026年9月23日時点の公式サイトの記載として読み、最新の条件は運営の案内でご確認ください。