スカウト代行 / type

typeのスカウト運用設計|送信数・時間帯・追客

公開 2026-09-24

typeの運用設計は、4週間という掲載期間から逆算して組みます。法人向けページのよくある質問には「掲載期間は基本4週間になります」とあり、スカウトメールの送信人数と「いいね」の通数は、その4週間分としてプランごとに決まっているからです。そのうえ運営の自社メディアは、再送が何度でも行えること、週に1回の頻度で4通送ってやっと応募につながった事例も多いことを書いています。この記事では、申し込みの前から2回目の掲載までをおよそ3か月の時系列で追い、各時期に決めること、送る量と時間帯、追客の回し方を整理します。以下は2026年9月24日時点で公式サイトおよび運営の自社メディアに記載されている内容に基づいており、運営は株式会社キャリアデザインセンターです。

申し込みの前に、持ち玉を「何人に何通」へ直す

最初に決めるのはプランです。法人向けページには、プランごとの価格と掲載順位、スカウトメールの送信人数、いいねの通数が表で公開されています。価格はいずれも税別で、1掲載につき2職種まで同価格で掲載できるとされています。

プラン基本プラン掲載順位スカウトメールいいね
type-A100万円1位200名400通
type-B80万円2位150名300通
type-C60万円3位100名200通
type-D35万円4位—100通

type-Dにはスカウトメールが付かず、いいねのみ100通です。スカウトメールを主力にするなら、type-C以上が前提になります。どのプランでも、いいねの数はスカウトメールの2倍に設定されています。

次に、持ち玉を「一人に何通使うか」で人数に直します。運営が週1回・4通の事例に触れている以上、一人に送る通数は設計の変数です。type-Aの200名を例に、通数ごとに当たれる人数を並べると次のようになります。

1人あたりの通数type-A(200名)で当たれる人数週あたりの送信の目安
1通200名毎週50名に初送
2通100名前半2週で初送、後半2週で再送
4通50名初週に50名へ初送し、以降は毎週再送

ただし、この換算には前提があります。表記は「名」なので、200名という単位が延べ人数なのか実人数なのか、再送が通数としてどう数えられるのかは、表記からは判断できません。申し込みの前に運営に確かめ、換算表が成り立つかどうかを先に決めておきます。

エラベルの見解

運営自身が「4通送ってやっと応募につながった事例も多い」と書いている媒体は珍しく、この記述は素直に受け取ってよいと考えています。4通送る前提に立つと、100名に1通ずつ送るのか、25名に4通ずつ送るのかという選択が生まれます。後者を選ぶなら、対象者を選ぶ一回の判断が、4通分の重さを持つことになります。私たちがこの媒体の運用を組むときは、送る相手を絞って通数を重ねる形を勧めることが多くあります。再送が効くということは、相手がまだ決めていない状態で滞留しているということで、そこに当て続けるほうが新規に広げるより当たりやすいからです。

掲載開始までの8営業日で、抽出と3通分と体制を決める

申し込んでから掲載開始までは「お申込から最短8営業日」とされ、その間に取材と原稿作成が入ります。取材で詳細を聞いたうえで、制作スタッフが原稿を作る流れです。この8営業日は、運用の準備期間として使います。週1回・4通で4週間を使い切る設計なら、初週から送り始めなければ4通目までが期間に収まらないからです。

この期間に決めておくことは三つあります。一つ目は抽出条件です。運営は「経験、スキルを絞り込みすぎない」ことを勧め、年齢・居住地・経験職種だけで絞り、今活動しているかどうかの条件を優先する形を示しています。条件の組み方はtypeの検索条件の組み方に譲り、ここでは初週に送る人数分のリストを掲載前に作っておくことだけを押さえます。

二つ目は、3通分の文面です。1通目は経歴への関心と会社の「今」と「未来」、2通目は訴求を変えて中途入社した社員の事例や声、3通目は代表や役員、事業責任者から直接会いたいというメッセージ、という書き分けが示されています。2通目の社員の声と3通目の役員の文面は、文面を書く段階ではなく準備の段階で集めておくものです。

三つ目は体制です。運営は、対象者を大まかに抽出するのは人事担当者、メールを送るかの判断は現場責任者・マネージャーという分担を勧めています。体制を事前に決めておかないと送信が後回しになり、有効期限のある媒体では使わずに終わった企業も多いという注意書きもあります。

1か月目は、いいねで広く当て、スカウトメールを週1回重ねる

掲載が始まったら、二つのツールを使い分けます。注記では、スカウトメールは「会員データベースを検索いただき、送信対象を絞った上で企業様から会員ユーザーへ直接メール送信いただけるツール」、いいねは「アプローチ対象を絞った上で個別もしくは一括で応募歓迎の意思表示ができるツール」と定義されています。いいねは一括で送れて数も多いので、条件に合う層へ広く当てる役に向きます。スカウトメールは、いいねに反応した層や優先度の高い層に、個別に書いて重ねていく使い方が素直です。

送る時間帯には、運営の独自調査があります。スカウトメールの閲覧時間は時期や曜日によって変わるものの、13〜14時、17〜18時の求人閲覧数が多い傾向にあるとされています(プッシュ系ツール経由の求人閲覧ユーザー数推移をもとにした、キャリアデザインセンターの独自調査)。昼休みと退勤前後にあたるので、送信の予約はこの時間帯に寄せておきます。

4週間の中で、週ごとに何を送り、何を見るかを一枚にしておくと、遅れがすぐに分かります。次の表は、4通の設計を取った場合の一例です。2通までの設計なら、3週目と4週目を新しい相手への初送に振り替えます。

週スカウトメールいいね週末の振り返りで見る数字
1週目選んだ相手に1通目(経歴への関心と会社の今・未来)条件に合う層へ広く開封率(件名の出来)
2週目2通目(社員の事例や声)+いいねに反応した人への1通目残りを追加通数別の応募率
3週目3通目(代表・役員から)反応の薄い条件を外して追加送信者を変えた差
4週目4通目と、残りの持ち玉の消化残りを消化持ち玉の残りと応募の件数

週末の振り返りで開封率が伸びないときは、運営が勧めているとおり、まず件名を別のパターンにするか、送信条件と文面は変えずに曜日や時間をずらします。一度に二つを変えると、どちらが効いたのかが分からなくなるので、週ごとに変えるのは一つだけにします。応募率が低いときは、件名より先に2通目以降の訴求を見直します。

掲載が終わったら、2回目の掲載で変えることを一つ決める

4週間が終わったら、掲載単位で振り返ります。運営は「まずは自社のスカウトメールの開封率と応募率を把握しましょう」とし、そのうえで都度運用を組み直して歩留まりを上げていくことを理想としています。見るのは、件名別の開封率、通数別の応募率、送信者別の反応、時間帯別の開封率、持ち玉を使い切れたかどうかです。

2回目の掲載に進むかどうかは、母集団の残り具合も見て決めます。会員数は439万人、20代30代の会員が全体の82%、スカウト会員が81%とされています。会員の8割超がスカウトの対象なので、登録者とスカウトを受け取れる人の差は小さいと読めます。自社の条件でどれだけ残っているかは検索の件数で確かめ、1回目に送った相手と重ならないように対象を組み直します。

エンジニア採用で母集団が足りないと感じたら、同じ運営のDirect typeも選択肢になります。「ITエンジニアのためのスカウト転職サービス」と説明され、求人サイト側の紹介では独自のデータベースで20〜30代が80%を占め、料金体系は初期費用+成功報酬とされています。掲載型のtypeとは費用の出方が違うので、2回目の掲載と比べて判断します。

エラベルの見解

振り返りでは、2回目の掲載で変えることを一つに絞ってください。件名、送信の時間帯、送信者、対象の条件と、変えたいことは掲載が終わるたびにいくつも出てきますが、4週間という区切りの中で全部を同時に変えると、2回目の結果が良くても悪くても、何が効いたのかが読めません。私たちは1回目の開封率と応募率を基準線にして、変えるのは開封率が低ければ件名、応募率が低ければ2通目以降の訴求、と決めておく形を勧めています。3か月で3回の掲載を回すなら、三つの変数を一つずつ確かめられる計算です。文面の設計はtypeのスカウトテンプレートの作り方にまとめています。

まとめ

よくある質問

Q. typeのスカウトメールは、一人に何通まで送れますか

運営の自社メディアには、再送が何度でも行えると書かれています。週に1回の頻度で4通送ってやっと応募につながった事例も多いとされる一方、送りすぎると嫌がられるケースもあるので頻度は加減が必要だという注意もあります。プランの「名」の単位が延べ人数か実人数かは、運営にご確認ください。

Q. スカウトを送る時間帯は、いつがよいですか

運営の独自調査では、時期や曜日によって変わるものの、13〜14時と17〜18時の求人閲覧数が多い傾向にあるとされています。開封率が伸びないときは、文面や条件を変えずに曜日や時間をずらして試すことも勧められています。自社の開封率を時間帯別に記録しておくと、次の掲載での送信時間を決めやすくなります。

Q. 掲載が始まってから準備をしても間に合いますか

掲載期間は基本4週間で、週1回・4通の設計を取ると、初週から送り始めないと4通目が期間に収まりません。申し込みから掲載開始までの最短8営業日のうちに、抽出条件と文面の材料をそろえておくのが現実的です。料金・通数・機能の条件は変わるため、掲載した内容は2026年9月24日時点の記載として、最新の条件は運営にご確認ください。

出典