ビズリーチのスカウト文面の作り方|返信が来る型と避けたい書き方

媒体別の運用代行ビズリーチ 更新日 2026-10-16

ビズリーチでスカウト文面を作るとき、いまは白紙から書く場面はほとんどありません。公式の案内によると、求人情報と候補者の職務経歴書をAIが読み、その人に合わせた文面を提案する機能があるからです。そのため問題は「どう書くか」より、AIの下書きに人が何を足し、何を消すかに移っています。この記事では、その足し引きの手順と、返信を遠ざける書き方の直し方を、採用代行に文面を任せる場合の分担とあわせて整理します。文面の全体例はビズリーチのスカウトテンプレートの作り方にあるので、ここでは作る工程に絞ります。

AIの下書きが知らないことは三つある

AIの提案文は、求人票と職務経歴書という二つの文書から作られます。裏返すと、この二つに書かれていないことは文面に入りません。下書きを受け取ったら、まず何が欠けているかを確かめる作業から始めます。

欠けやすいのは次の三つです。一つ目は、そのポジションがなぜいま空いているのかという事情です。増員なのか、新規事業なのか、前任者の異動なのかで、候補者が受け取る意味が大きく変わりますが、求人票には書かれていないことが多いです。二つ目は、入社後の最初の半年に任せたい具体的な仕事です。求人票の業務内容は網羅的に書かれるので、一人に宛てた文面にすると焦点がぼやけます。三つ目は、送る側がその経歴のどこを読んだかという判断です。AIは経歴の一致点を拾いますが、「この転職のしかたは珍しい」「この規模の組織でこの役割は少ない」といった、採用担当者ならではの評価は出てきません。

この三つは、社内の人しか知らない情報です。代行会社に文面を任せる場合も、最初の打ち合わせでこの三つを文書にして渡しておかないと、AIの下書きを整えただけの文面が量産されます。

下書きを直す手順は、消す・足す・削るの順

AIの下書きを直すときは、作業の順番を決めておくと品質がそろいます。順番を決めずに手を入れると、担当者ごとに直し方が変わり、文面の良し悪しを比べられなくなるからです。下の表は、手順ごとに何を見るかを並べたものです。

手順見るところ判断の基準
1. 消す経歴の要約をなぞっているだけの文候補者本人が知っていることを言い直していないか
2. 足すポジションが空いた事情、最初の半年の仕事求人票を読んでも分からない情報が一つ以上入っているか
3. 足す経歴のどこを評価したか「なぜあなたか」に一文で答えているか
4. 削る会社紹介、福利厚生、長い挨拶求人ページで読める情報を本文で繰り返していないか
5. 確かめる面談か面接か、確約の有無次の一歩が一つに決まっているか

一番効くのは手順1です。AIの下書きは「〇〇のご経験を拝見し」と経歴を要約するところから始まりがちですが、候補者は自分の経歴を知っています。そこを消して、空いた行に手順2と3の内容を入れるだけで、文面の性格が変わります。手順4で削る量が多いほど読みやすくなる、と考えておくとちょうどよいです。

プラチナスカウトと通常のスカウトは、書く量を変える

公式のよくある質問では、プラチナスカウトは面談・面接を確約した特別なスカウトで、通常のスカウトとの違いは確約がある点と、自社の強みを訴求しやすい点だと説明されています。確約が付く分、受け取る側は「本気度の高い連絡」として読みます。

この違いは、書く量の違いとして文面に反映させます。プラチナスカウトでは、手順2と3で足した内容を厚めに書き、面談で何を話すのかまで具体的に示します。確約しているのに中身が薄いと、送る側の本気度と文面の温度が食い違って見えるからです。通常のスカウトは逆に短くまとめ、「なぜあなたか」の一文と、気軽に返せる問いかけを一つ置く程度で十分です。

もう一つ気をつけたいのが、面談と面接の言葉の使い分けです。確約するのが面談なのか面接なのかで、候補者の準備が変わります。選考ではない場なら面談と書き、選考に入るなら面接と書きます。社内で言葉の使い分けを決めておかないと、代行会社と社内で書き方がぶれます。

エラベルの見解

同じAIの下書きから始めても、担当者によって返信の質が分かれるのは手順2のところです。足すべき「ポジションが空いた事情」を、担当者が社内から聞き出せるかどうかで差がつきます。外部の担当者は、社内の事情を知らないまま作業を始めることが多く、聞かないと分からないことを聞かずに進めると、AIの下書きを整えただけの文面になります。発注する側としては、最初の打ち合わせで担当者が何を質問してくるかを見ておくと、その人の文面の質がある程度読めます。求人票の読み合わせだけで終わる担当者より、「前任の方はどんな理由で異動されましたか」と聞いてくる担当者のほうが、文面に足せる材料を持っています。

避けたい書き方5つと直し方

返信を遠ざける書き方には型があります。下の表は、現場でよく見かける五つの型と、それぞれの直し方を並べたものです。どれもAIの下書きをそのまま送ると残りやすいものなので、手順1と4の点検項目として使えます。

避けたい書き方候補者にどう見えるか直し方
経歴の要約から始まる自分のことを言い直されているだけ一行目に「なぜあなたか」の判断を置く
「ぜひ一度お話を」で終わる何をする場か分からない面談の目的と所要時間を一文で書く
会社の沿革や受賞歴が並ぶ誰にでも送っている文面求人ページへのリンクに任せて本文から外す
年収や待遇に一切触れない条件が合うか判断できない出せる範囲の幅を書くか、面談で示すと明記する
複数のポジションを並べる何を期待されているか分からない一通一ポジションにし、他は面談で触れる

特に二つ目は、AIの下書きにも人の文面にも多い書き方です。「一度お話を」とだけ書かれると、候補者は面談が実質的な選考なのか、情報交換なのかを判断できません。「30分ほど、事業の現状とこのポジションで最初にお願いしたいことをお話しします」のように、目的と長さを書くだけで返信の心理的な負担が下がります。所要時間は自社の実態に合わせて決めてください。

代行に文面を任せるときの分担

文面づくりを採用代行に任せる場合、全部を渡すか、全部を社内に残すかの二択で考えないほうがうまくいきます。上の手順のうち、手順1と4と5は作業なので外に出せます。一方で手順2と3の材料は社内にしかないので、社内が材料を出し、代行会社が文にする、という分担になります。

実務では、ポジションごとに一枚の「材料シート」を作るやり方がよく使われます。空いた事情、最初の半年の仕事、評価したい経歴の特徴、出せる年収の幅、面談で話せることの五項目を書いておけば、代行会社はAIの下書きにそれを足して文面を作れます。材料シートが無いと、代行会社は毎回社内に問い合わせることになり、確認待ちで送信が止まります。

ビズリーチのよくある質問によると、媒体側にも採用代行(RPO)があり、プロのリクルーターが要件定義やスカウト送信、面談対応を行うとされています。媒体側に頼むか外部に頼むかに関わらず、材料シートを社内で用意する点は変わりません。委託の範囲の考え方はスカウト代行の範囲にまとめています。

エラベルの見解

外に出してよいのは、材料シートを文面にする作業と、送った後の反応を整理する作業までです。材料シートそのものを代行会社に書かせると、求人票の言い換えになり、手順2と3が空のまま文面が作られます。エラベルでは担当者を選んで直接契約していただく形なので、担当者がどこまでを引き受けるかを契約前に決めやすい構造になっています。費用は、採用が1名決まったときにエラベルへお支払いいただく10万円(税別)と、担当者への業務委託費に分かれます。文面の作業を時間で引き受けるのか、件数で引き受けるのかは担当者ごとに違うので、見積もりの前提をそろえてから比べてください。

まとめ

よくある質問

Q. AIが提案した文面をそのまま送ってもよいですか

送ること自体はできますが、求人票と職務経歴書に無い情報は入らないので、なぜその人に送ったのかが伝わりにくくなります。ポジションが空いた事情や、経歴のどこを評価したかを一文ずつ足すだけでも、文面の性格は変わります。

Q. プラチナスカウトはどの候補者に使えばよいですか

面談・面接を確約するスカウトなので、確約しても会いたいと社内で判断できる相手に使います。確約の分だけ面接官の時間を使うので、使う通数は面談枠から逆算して決めるのが無理のない進め方です。

Q. 文面の良し悪しはどう比べればよいですか

返信率の公開された基準値は職種・業種別に問い合わせる形になっているので、自社の過去の数字と比べるのが現実的です。文面の直し方の手順をそろえておくと、担当者や時期による差を比べやすくなります。

出典

本記事は 2026-10-16 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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