OpenWorkリクルーティング運用でよくある失敗|代行に出す前に潰しておく落とし穴

媒体別の運用代行OpenWorkリクルーティング 更新日 2026-10-17

OpenWorkリクルーティングでつまずく原因は、通数が有限であることを運用に落とし込めていない場合に集まります。料金ページでは、基本利用料がスカウト数に応じた3つのプランから選ぶ形になっており、通数は契約で決まります。スペシャルスカウトは初回契約時に中途採用向けに100通が付与されるとされていて、こちらも有限です。送信無制限の媒体と同じ運用を持ち込むと、期間の後半に打ち手がなくなります。この記事ではつまずきを五つに分け、最後に契約前に決めておくことを整理します。以下は2026年10月17日時点で公式サイトに記載されている内容に基づいています。

落とし穴1:通数の配分計画を立てない

通数が契約期間に対して決まっているので、月あたりの上限を出しておかないと前半で使い切ります。中途採用のために最安のプラン(12カ月)を利用する場合の中途スカウト通数は10,000通として示されています(2025年4月時点の情報という注記が付いています)。

配分の決め方は単純です。契約期間の通数を月数で割り、月あたりの上限を出します。そのうえで、立ち上げの月は条件を試すために多めに使い、二か月目以降は反応を見ながら調整する形にします。残り通数が三割を切った時点で、残りをどの層に使うかを決める場を持ちます。通数を使い切ることを目的にすると、送る相手の精度が落ちます。 通数と母集団のどちらが先に尽きるかという見方は検索条件の組み方に整理しています。

落とし穴2:クチコミを読まずに送る

この媒体は、国内最大級のクチコミ投稿プラットフォーム「OpenWork」の登録ユーザーに直接スカウトを送れるサービスとされています。スカウト可能な中途人材(Web履歴書登録ユーザー数)は134万人とされ、転職を急いでいない潜在層も多数登録しているため、一般的な採用サービスよりも早期からアプローチできるとされています。

つまり相手は、企業のクチコミを読む習慣がある層です。自社のクチコミに何が書かれているかを把握せずに訴求点を並べると、書かれている内容とずれた文面になります。送る前に自社のクチコミを読み、評価されている点と指摘されている点を整理しておきます。指摘されている点については、改善の取り組みを一行で触れるほうが、触れないより伝わります。訴求メモの作り方はスカウトテンプレートの作り方に整理しています。

エラベルの見解

外に出してよいのは、候補者の抽出、文面の作成、送信、返信の一次対応までです。自社のクチコミをどう扱うかという判断は社内に残してください。相談で多いのは、クチコミに書かれている指摘に触れるかどうかを代行先に委ねてしまい、文面ごとに扱いが変わっていた形です。触れると決めるなら全部の文面で触れ、触れないなら触れない。どちらでも構いませんが、揃えておく必要があります。決め方としては、現場の責任者とクチコミを一緒に読み、改善が進んでいる項目だけを文面で触れる対象にします。進んでいない項目に触れると、面談で説明がつかなくなります。この線引きは十五分で決められます。

落とし穴3:スペシャルスカウトを無計画に使う

スペシャルスカウトは、通常のスカウトに比べて高い返信率が期待できる訴求力の高いスカウトとされ、視認性の高いデザインやスカウト理由を記入できる欄を設けていると説明されています。初回契約時に中途採用向けに100通が付与され、必要に応じて追加購入も可能とされています。

100通は、月に換算すると多くありません。使い方を決めずに運用すると、立ち上げの月に半分を消費します。決めるのは三つです。どの職種に使うか、どの条件に合致した相手に使うか、月あたりの上限です。スカウト理由を記入できる欄があるので、理由を書ける相手にだけ使うという基準にすると無駄が減ります。読み取れる材料が少ない相手に使っても、通常のスカウトとの差が出ません。

落とし穴4:成功報酬の条件を見落とす

成功報酬は候補者の年収にかかわらず一律で、中途採用70万円・新卒採用30万円とされています。ここに注記があり、これは中途採用と新卒採用を併用した場合の金額で、中途採用のみの利用の場合は80万円/人になるとされています。

中途採用だけで使う前提なら、一人あたり80万円で試算します。併用する場合は、新卒スカウトの利用に「スカウト対象変更申込書」の提出が必要という注記も確認しておきます。一つの契約・基本利用料で中途採用・新卒採用の両方のスカウトを使えるとされているので、新卒の採用計画がある年度は併用を検討する価値があります。予算の試算を併用前提で作っておきながら中途のみで運用すると、一人あたり10万円の差が出ます。

落とし穴5:契約期間と採用計画がずれる

基本利用料は6カ月と12カ月の区切りで示されています。採用したい時期がこの区切りとずれていると、使わない期間が生じます。利用開始までは最短2〜3営業日、平均的には5営業日程度とされているので、開始は比較的早く揃えられます。

決めておくのは、採用したい時期から逆算した開始月と、期間の終わりに判断する日です。期間の終わりの一か月前に、通数の残りと採用の実績を並べて次の契約を判断する場を持ちます。期間の区切りを意識せずに運用すると、残り通数を慌てて消費することになります。時期ごとの進め方はスカウト運用設計の記事にまとめています。

契約前に決めておくこと

五つは、いずれも社内で決められることです。契約の前に次を決めておきます。

六つが決まっていれば、送信を始めてから迷いません。決まっていない項目は、運用の途中で判断待ちになります。

エラベルの見解

この媒体で費用の見通しを作りやすいのは、成功報酬が一律だからです。公式は、一般的な人材紹介サービスでは年収の30%、スカウトサービスでは年収の15〜20%の成功報酬が発生するとしています。年収が高い層を採る計画なら、固定額の成功報酬は読みやすい条件です。ただし基本利用料は前払いの固定費なので、採用がゼロでも出ます。三か月の時点で、通数の消化率と返信の実数、面談の実施数を並べて振り返ってください。通数が余っているのに面談が増えていない場合は、送る相手か文面に原因があります。通数が尽きかけているのに面談が少ない場合は、条件の精度が足りていません。どちらかを切り分けると、残りの期間の打ち手が決まります。

まとめ

よくある質問

Q. スカウトは何通送れますか

基本利用料がスカウト数に応じた3つのプランから選ぶ形になっており、通数は契約で決まります。中途採用のために最安のプラン(12カ月)を利用する場合の中途スカウト通数は10,000通として示されています(2025年4月時点の情報)。プランごとの通数は商談で確認してください。

Q. スペシャルスカウトはどの層に使うべきですか

スカウト理由を記入できる欄があるので、理由を書ける相手に使うと通常のスカウトとの差が出ます。読み取れる材料が少ない相手に使っても効果は限られます。初回契約時に中途採用向けに100通が付与され、追加購入も可能とされています。

Q. 中途採用だけで使う場合、費用はどう変わりますか

成功報酬が中途採用のみの利用の場合は80万円/人になるとされています。中途採用と新卒採用を併用した場合は中途採用70万円・新卒採用30万円です。予算の試算は、どちらで運用するかを決めてから作ってください。

出典

本記事は 2026-10-17 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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