スカウト代行 / 施工管理
施工管理を探すときの検索条件とターゲティング
施工管理にスカウトを送る前の検索で、「施工管理経験〇年以上、〇〇の資格」で条件を組むと、建築の新築を回してきた人、改修を回してきた人、土木の人、設備の人、大規模の一部を担ってきた人、小規模を一人で回してきた人が、同じ一覧に出てきます。どれも「施工管理」ですが、自社が配置する現場に合う人は一部で、種類と規模が違う人に送っても「自分の工事ではない」と閉じられます。加えて、施工管理は市場に少なく、資格を必須にするとさらに狭くなります。施工管理の検索で最初にやるべきは、自社が配置する現場を決め、資格や年数ではなく「何の工事を、どの規模で、竣工まで回したか、いまの条件はどうか」で探すことです。結論を先に書くと、検索条件は、先に自社が配置する現場(種類・規模・場所・期間)と条件の実態を決め、資格や年数ではなく経験(回した工事の種類と規模・竣工まで回したか・現場の数)で組み、要件の必須だけにし、プロフィールを「何の工事を、どの規模で、竣工まで回したか、いまの条件はどうか」で読み、隣の種類からの転向層と、条件で動く層(いまの条件より良ければ動く人)を含めて送る順を決めます。文面の型は施工管理へのスカウト文面に、要件の作り方は施工管理の採用要件の作り方に書いていますので、ここでは「検索条件とターゲティング」に絞ります。媒体ごとの検索の仕様には触れません。仕様は各媒体の公式情報でご確認ください。配置に必要な資格など法令上の扱いは専門家にご確認ください。
先に「配置する現場」と「条件の実態」を決める
自社が配置する現場(工事の種類、規模、場所、期間、所長)と、条件の実態(休日、残業の目安、転勤、移動)を決めます。配置する現場で探す経験が決まり、条件の実態で「送っても動かない人」が分かります。
| 決めること | 探す人が変わる点 |
|---|---|
| 工事の種類(建築・土木・設備、新築・改修) | 種類が違う人は「自分の工事ではない」と閉じる。隣の種類は文面で触れれば対象 |
| 規模 | 大規模の一部を担った人と、小規模を一人で回した人は、必要な力が違う |
| 場所と転勤 | 転勤があるなら転勤できる人。無いなら場所が近い人 |
| 条件の実態 | いまの条件より悪い会社には動かない。自社の条件が「その人のいまより良い」人に送る |
止まりやすいのは、配置する現場を決めずに「施工管理経験者」で探すときです。一覧が混ざり、文面も混ざります。決め方は施工管理の採用要件の作り方に書いています。
資格や年数ではなく経験で組む
条件に入れるのは、資格や年数ではなく、要件の必須に当たる経験です。資格は、配置に法令上必要な場合だけ必須にし、それ以外は歓迎にします。肩書は「または」で複数(施工管理、現場監督、工事担当、現場代理人、監理技術者、主任技術者)を入れるか、入れずにプロフィールの言葉で読みます。
| 要件 | 検索条件に | 理由 |
|---|---|---|
| 必須:〇〇(種類)の工事を回した経験 | 種類の言葉で(「建築」「改修」「土木」「設備」「新築」) | 種類の中核 |
| 必須:〇〇規模の現場を竣工まで回した経験 | プロフィールで読む | 検索の言葉にしにくい |
| 資格 | 配置に法令上必要なら入れる。それ以外は入れない | 要否で変わる。専門家に確認 |
| 歓迎:年数 | 入れない | 年数より回した工事と現場の数 |
| 歓迎:大型の経験 | 入れない | 大型の一部より、自社の規模を一人で回した経験 |
止まりやすいのは、資格を「安心だから必須」にして数人しか出ないときです。配置に必要な資格だけを必須にし、それ以外は外して、回した工事で読みます。資格の要否は専門家にご確認ください。
プロフィールを「何の工事を、どの規模で、竣工まで回したか、いまの条件はどうか」で読む
施工管理の経験の中身は、四つで読めます。何の工事を(種類、新築か改修か)、どの規模で(金額や面積や期間の目安)、竣工まで回したか(着工から竣工まで一通りか、途中の一部か)、いまの条件はどうか(プロフィールや希望に書いてあれば)。四つが書いてある人は、資格や年数が何であっても合うかが読めます。
| プロフィールの記述 | 読み方 |
|---|---|
| 「施工管理として各種工事を担当」 | 種類も規模も無い。中身が読めない |
| 「〇〇(建築・改修)で〇〇規模の現場を、着工から竣工まで〇件」 | 種類、規模、竣工まで、現場の数が分かる |
| 「大手で〇〇規模の新築の一部工区を担当」 | 大規模の一部。一人で全部を回した経験は不明 |
| 「〇〇規模の現場を所長として一人で。職人と直接」 | 小規模を一人で回した。所長の経験 |
| 「希望:転勤無し、週休二日、〇〇圏内」 | 条件の希望が明記。自社の条件と照らす |
| 「〇〇(隣の種類)を〇年。〇〇(自社の種類)は〇件」 | 隣の種類が主。自社の種類も経験あり。転向候補 |
止まりやすいのは、資格と年数だけで判断するときです。「各種工事を担当」の人に「〇〇の改修を一人で」と送っても、経歴と合うかが分かりません。
エラベルの見解
相談で最も多い思い込みは、「施工管理は市場に少ないから、資格があって年数がある人なら誰でも」というものです。実際には、資格と年数があっても、工事の種類と規模が違えば「自分の工事ではない」と閉じられ、条件が自社より良い会社にいる人は動きません。ある会社では、資格を必須にして出てきた数人に送っていましたが、種類が違う人と、条件が自社より良い大手にいる人ばかりで、返信が来ませんでした。担当者が入って、配置する現場を「〇〇の改修、〇〇規模、〇〇圏内、転勤無し、週〇日閉所」と決め、資格を配置に必要な範囲だけにし、「改修」「竣工まで」「一人で」の言葉でプロフィールを読み、条件の希望が自社と合う人(転勤したくない、地元で働きたい、いまの会社より休日が欲しい)に絞ったところ、送る相手は減りましたが返信が来ました。施工管理の検索は、資格と年数で機械的に絞るより、種類と規模と条件で人が読むほうが合います。
条件で絞る:自社の条件が「その人のいまより良い」人に送る
施工管理は転職を考えていない人が多く、動くのは「いまの条件より良い」ときです。プロフィールや希望に条件の記述があれば、自社の条件と照らします。自社が転勤無しなら「転勤したくない」人、休日が多いなら「休日が欲しい」人、地元なら「地元で働きたい」人。自社の条件が市場で強い項目を一つ決め、その項目で困っている人に送ります。
| 自社の強い条件 | 送る相手 |
|---|---|
| 転勤無し・現場が近い | 転勤の多い大手や、遠方の現場にいる人 |
| 休日が多い・残業が少ない | 休日と残業で困っている記述がある人 |
| 小規模で一人で回せる | 大規模の一部工区で物足りなさを感じている人 |
| 資格の取得を支える | 資格を取りたいが会社の支えが無い人 |
止まりやすいのは、条件が自社より良い会社にいる人に送るときです。返信が来ないだけでなく、「条件を見ていない」と読まれます。
隣の種類からの転向層を含める
自社の種類の経験者が少ないなら、隣の種類(新築から改修へ、建築から設備の管理へ、など)から転向の素養がある人を含めます。文面の一行目で「〇〇のご経歴から、〇〇の現場へ」と、種類の違いに先に触れます。
| 自社の種類 | 転向元 | 素養の見どころ |
|---|---|---|
| 改修 | 新築の施工管理 | 既存の建物との調整、居ながら工事の記述があれば近い |
| 小規模を一人で | 大規模の一部工区 | 一部でも段取りと職人との関係を持っていた記述 |
| 設備 | 建築の施工管理で設備との調整をしてきた人 | 設備工事との調整の記述 |
止まりやすいのは、転向層に同じ種類の経験者向けの文面を送るときです。経歴と合わず、返信が来ません。
送る順の付け方
| 順 | 条件 |
|---|---|
| 一 | 種類と規模が自社と合い、竣工まで回した経験があり、条件の希望が自社と合い、一行目に書ける一点がある |
| 二 | 種類と規模が合い、条件の希望が書かれていない。文面で条件を事実で書いて送る |
| 三 | 隣の種類の転向層。段取りと職人との関係の記述がある。転向の文面で送る |
| 送らない | 種類が遠い(土木に建築、など)。条件が自社より明らかに良い会社にいて希望も合わない。配置に必要な資格が無い(法令上必要な場合)。四つが読めず資格と年数だけ。一行目に書ける一点が無い |
止まりやすいのは、「資格があるから」「大手だから」で送るときです。種類と規模と条件の近さで順を付けます。
条件の保存と見直し
組んだ条件は、「改修用」「新築用」「転向層用」のように種類と転向元ごとに名前を付けて保存し、送った結果と一緒に記録します。月に一度、返信が来た人の共通点(種類、規模、竣工まで、条件の希望、転向元)を見て、条件と読み方を直します。保存の仕方は検索条件の保存と使い回しに書いています。
エラベルの見解
担当する側から見ると、施工管理の検索で会社ごとに差がつくのは、「自社の条件が市場で強い項目を一つ言えるか」です。配置する現場は比較的決まりやすいのですが、「うちの条件は普通」と言う会社では、誰に送れば動くかが決まらず、資格と年数で機械的に送って返信が来ません。「転勤が無い」「現場が〇〇圏内」「週〇日閉所」のように、強い項目を一つ言える会社では、その項目で困っている人に絞れ、文面の件名と条件の記述も決まり、返信が来ます。強い項目が無いなら、条件そのものを見直すほうが、検索を工夫するより効きます。エラベルでスカウトの検索を担当する人には、条件を組む前に、工事部長に「配置する現場は何か、うちの条件で市場より良い項目は何か」を聞いてもらっています。文面の型は施工管理へのスカウト文面に書いています。
代行に出す場合の範囲
担当者が持つのは、要件から必須の経験を取り出して条件を組むこと、出てきた人を「何の工事を、どの規模で、竣工まで回したか、いまの条件はどうか」で読んで絞ること、条件の希望が自社と合う人と転向層を分けて送る順を付けること、条件と結果を記録して月に一度見直すこと、です。会社が持つのは、配置する現場と条件の実態の決定、資格の要否(配置に必要か、専門家に確認)の決定、要件の必須と歓迎の区別、転向層をどこまで含めるかの判断、工事部長が担当者に話す時間、です。担当者が施工管理の経歴(種類、規模、竣工まで)を読める経験があるかは、担当者を選ぶときに確かめます。担当者の経歴の見方は担当者の経歴の見方に書いています。
まとめ
- 先に配置する現場(種類・規模・場所・期間)と条件の実態を決める。種類が違う人は「自分の工事ではない」と閉じる
- 検索条件は資格や年数ではなく経験(回した工事の種類と規模・竣工まで回したか・現場の数)で組む。資格は配置に法令上必要な場合だけ必須に
- プロフィールは「何の工事を、どの規模で、竣工まで回したか、いまの条件はどうか」で読む。「各種工事を担当」では中身が読めない
- 自社の条件が「その人のいまより良い」人に送る。条件が良い会社にいる人は動かない
- 隣の種類からの転向層を含める。転向の文面を分ける
- 条件は種類ごと・転向元ごとに分けて保存し、返信が来た人の共通点で月に一度直す
よくある質問
資格を持っている人を優先したいのですが
配置に法令上必要な資格は必須にし、それ以外は歓迎にとどめます。資格があっても、工事の種類と規模が違えば合いません。資格が無くても、自社の種類と規模を竣工まで一人で回してきた人は、入社後に資格の取得を支えれば戦力になります。資格の要否は配置から決め、法令上の扱いは専門家にご確認ください。資格の取得を支える会社は、その支えを文面に書くと、資格を取りたい人に響きます。
大手にいる人に送ってよいですか
条件を照らします。大手は条件が良いことが多く、自社の条件が劣るなら動きません。ただし、大手でも転勤が多い、遠方の現場が続く、大規模の一部工区で物足りない、という人はいて、自社の「転勤無し」「現場が近い」「一人で全部回せる」が強い項目なら、その人には響きます。会社の大きさではなく、その人の条件の希望と自社の強い項目が合うかで決めます。
出てくる人が少なすぎます
資格か年数で絞っているかを見ます。資格を配置に必要な範囲だけにし、年数を外して、種類の言葉で読む形にすると増えます。それでも少ないなら、隣の種類の転向層を含めます。施工管理は市場に少ないので、送る相手の数より、「条件の希望が自社と合う人」に絞って一行目を書ける相手に送るほうが、返信の数は増えます。