育児からの復職の副業単価の目安と案件の見つけ方|使える時間から受ける量を決め、時間の読める作業で値付けする

経歴別の人事副業育児からの復職 更新日 2026-10-17

育児と仕事を両立しながら、または育児から復職する時期に、人事の経験を生かして副業を考える人は少なくありません。子どもの急な体調の変化や、保育園のお迎えの時間など、使える時間が限られ、予定どおりにいかないことも多い時期です。この時期の副業は、単価の高さより、無理なく続けられることが大切です。結論から書くと、育児からの復職の副業単価は、使える時間から受ける量を決め、時間の読める作業を選んで値付けすると、本業と育児と副業の三つを無理なく回せます。

人事の副業の単価には公的な統計がなく、案件の範囲や依頼先で大きく変わるため、この記事では金額の相場は書きません。自分の単価を組み立てる手順と、案件の見つけ方を書きます。育児からの復職の時期に何ができるかは育児からの復職で人事の副業をするで詳しく書いています。

使える時間から受ける量を決める

この時期の副業は、単価から考えるのではなく、使える時間から考えます。

  1. 一週間で使える時間を書き出す:子どもが寝た後、本業の休みの日など、副業に使える時間を書き出す
  2. 急な予定の変更の分を引く:子どもの体調などで使えなくなる時間を見込み、使える時間の一部を余裕として残す
  3. 受ける量を決める:残った時間で、無理なくこなせる作業の量を決める
  4. 時間単価を掛ける:受ける量の時間に時間単価を掛けて、月の単価を出す

時間単価の考え方は本業の年収と副業単価の関係で書いています。使える時間のすべてを副業に充てると、急な予定の変更があったときに締め切りに間に合わなくなり、依頼先の信頼を失います。余裕を残しておくことが、長く続けるための条件です。

時間の読める作業を選んで値付けする

この時期に受けやすいのは、時間が読めて、自分の都合で進められる作業です。

作業進めやすさ値付けの考え方
求人の書き直し締め切りまでに自分の時間で進められる職種ごとの成果物として見積もる
採用の手順や書式づくり自分の時間で進められる成果物として見積もる
選考の数字の整理と報告決まった時期にまとめて進められる月の時間で見積もる
面接の日程調整や応募者への連絡返事の速さが求められ、時間が読みにくい対応できる時間帯を依頼先と決めてから受ける

応募者への連絡のように、すぐに返事が求められる作業は、子どもの世話と重なると対応が遅れがちです。受ける場合は、対応できる時間帯を依頼先と先に決めてください。自分の時間で進められる成果物の作業を中心にすると、無理なく続けられます。

エラベルの見解

育児からの復職の時期の副業でよくある失敗は、依頼先に迷惑をかけないよう、できる以上の量を引き受けてしまうことです。断ると次の依頼が来ないのではと心配し、使える時間を超えて受けてしまう。その結果、本業にも育児にも余裕がなくなり、副業を続けられなくなります。

担当する側から見ると、長く続けるために大切なのは、最初に「この時間帯なら対応できる」「この量までなら受けられる」と依頼先に伝えておくことです。条件をはっきり伝える人のほうが、依頼先は安心して任せられます。限られた時間でも、決めたことを守る人は、継続の依頼につながります。

本業の短時間勤務と、働く時間の通算

本業で短時間勤務を使いながら副業をする場合は、決まりを確かめておく必要があります。育児・介護休業法第23条は、事業主に、三歳に満たない子を養育する労働者で育児休業をしていないものについて、労働者の申出に基づき所定労働時間を短縮する措置を講じることを求めています。短時間勤務は、育児の時間を確保するための仕組みです。副業をすることで、その目的と合わなくならないか、本業の会社のルールと合わせて確かめてください。

働く時間の扱いも確かめます。労働基準法第38条は、労働時間は、事業場を異にする場合においても、労働時間に関する規定の適用については通算すると定めています。厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」は、フリーランスなど労働基準法が適用されない形で働く場合は、その時間は通算されないとしています。ガイドラインは、労働者は副業・兼業を希望する場合にも、まず自身が勤めている企業の副業・兼業に関するルールを確認する必要があるとし、過労によって健康を害したりしないよう、自ら業務の量や時間、健康状態を管理する必要があるとしています。育児と本業と副業が重なる時期は、とくに自分の健康に気を配ってください。個別の判断は社会保険労務士にご確認ください。

案件の見つけ方と、受けるときの条件

育児からの復職の時期に受けやすい案件は、次のような場所で見つけやすくなります。

業務委託で受ける場合は、特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス法)第3条が、業務委託事業者に、給付の内容、報酬の額、支払期日などを書面または電磁的方法で直ちに明示することを求めています。対応できる時間帯と、締め切りを、契約のときに確かめてください。20万円を超える副収入がある場合は、確定申告が必要です。個別の判断は弁護士・税理士にご確認ください。

エラベルの見解

もう一つ見てほしいのは、育児と仕事を両立してきた経験そのものが、採用の仕事で生きるということです。依頼先の多くは、育児中の人や、子育てを終えて復職したい人を採用したいと考えています。けれども、そうした候補者が何を気にして仕事を選ぶのかが分からず、求人の伝え方や働き方の示し方に迷っています。

自分の経験から、育児中の候補者が知りたいこと(勤務時間の柔軟さ、急な休みへの対応、在宅の可否など)を求人に盛り込む提案ができると、依頼先にとって大きな価値になります。両立の経験を、採用の伝え方の改善に生かしてください。

まとめ

よくある質問

育児からの復職の時期の副業単価の相場はいくらですか

案件の範囲や依頼先によって大きく異なり、公的な統計もないため、一律の相場はお伝えできません。使える時間から受ける量を決め、自分の時間単価を掛けて単価の根拠をつくってください。

育児休業中に副業をしてもよいですか

育児休業中の就労には、育児休業の趣旨や給付との関係で注意が必要な点があります。本業の会社のルールと合わせて、始める前に社会保険労務士やハローワークに確かめてください。

子どもの急な体調の変化で締め切りに間に合わないときはどうすればよいですか

分かった時点ですぐに依頼先に連絡し、新しい締め切りを相談してください。最初から締め切りに余裕のある案件を選び、使える時間に余裕を残しておくと、こうした場面でも慌てずに済みます。

出典

本記事は 2026-10-17 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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