採用広報の記事執筆の副業単価の目安と決め方|文字数ではなく、取材と企画を含めた1本の時間で決める
採用広報の記事執筆は、依頼先の会社の働く人や職場の様子を記事にして、候補者に会社を知ってもらうための仕事です。社員へのインタビュー記事や、仕事の一日を紹介する記事などが代表的です。採用の現場を知っている人事経験者は、候補者がどんなことを知りたいかが分かるため、採用に役立つ記事を書けます。単価は、ライティングの仕事でよく使われる文字単価で決めることもありますが、採用広報の記事では、文字数より企画と取材に時間がかかることが多いのです。結論から書くと、採用広報の記事執筆の単価は、企画・取材・執筆・確認と修正の時間から1本の単価を組み立てると、無理のない単価になります。
単価は依頼先や業務の範囲によって大きく異なり、公的な統計もないため、この記事では金額の相場は扱いません。
作業の時間から1本の単価を組み立てる
採用広報の記事執筆の作業は、次のように分けられます。
| 作業 | 中身 | 時間のかかり方 |
|---|---|---|
| 企画 | 誰に向けて、何を伝える記事かを決め、取材の質問を準備する | 記事の種類で変わる |
| 取材 | 社員に話を聞く。写真を撮る場合もある | 取材の人数と時間で変わる |
| 執筆 | 取材の内容を記事にまとめる | 文字数と構成で変わる |
| 確認と修正 | 取材した社員と依頼先の確認を受けて直す | 確認する人の数と修正の回数で変わる |
単価を組み立てるときは、1本の記事を仕上げるのに、企画から修正までの時間がどれだけかかるかを見積もり、自分の時間単価を掛けて1本の単価の根拠にしてください。確認と修正は、取材した社員と依頼先の担当者の両方が確認するため、思ったより時間がかかることがあります。時間単価の考え方は本業年収と副業単価の関係で書いています。
文字単価で受けるときの落とし穴
採用広報の記事を文字単価で受けると、次のような落とし穴があります。
- 取材の時間が反映されない:文字数が同じでも、取材に時間がかかる記事とかからない記事がある
- 短い記事ほど時間あたりの収入が下がる:短くても企画と取材の時間は変わらないため、短い記事は割に合わなくなる
- 確認と修正の回数が反映されない:修正が何度も続いても、文字数は変わらない
文字単価で受ける場合も、取材の有無と修正の回数を条件として決めてください。取材を含む記事は、文字単価とは別に取材の時間を見積もるか、1本の単価で受けるほうが、実際の時間に見合います。依頼先が文字単価を前提にしている場合は、取材の時間を別の項目として見積もりに書き、なぜその時間が必要かを説明すると、話がまとまりやすくなります。取材の準備に何をするのか、取材のあとの文字起こしや整理にどれだけかかるのかを具体的に示すと、依頼先も費用の中身を理解しやすくなります。
エラベルの見解
採用広報の記事執筆の単価で多い失敗は、企画を依頼先任せにして、何を書けばよいかが決まらないまま取材に行くことです。取材のあとで記事の方向が決まらず、追加の取材や大幅な書き直しが必要になる。結果として、1本あたりの時間が大きくふくらみます。
受けるときは、取材の前に、誰に向けて何を伝える記事かを依頼先と決めてください。人事の経験があれば、候補者が面接でよく聞く質問や、辞退の理由になりやすい点から企画を提案できます。担当する側から見て、企画を自分から提案できる人ほど、書き直しが少なく、依頼先からの評価も高くなります。
記事の内容で気をつけること
採用広報の記事で、仕事の内容や働き方に触れるときは、内容の正確さに気をつけてください。職業安定法第5条の4は、労働者の募集を行う者などが、広告等により労働者の募集に関する情報を提供するときは、虚偽の表示または誤解を生じさせる表示をしてはならず、正確かつ最新の内容に保たなければならないと定めています。
記事は求人そのものではなくても、候補者が会社の働き方を判断する材料になります。一人の社員の働き方を、会社全体のことのように書かないこと、取材した社員の話を誇張しないことを守ってください。また、社員の名前や写真を載せる記事は、本人の了解を得てから公開し、了解の範囲を依頼先とも共有してください。採用広報の記事執筆の仕事の中身は採用広報の記事執筆の副業の仕事で書いています。
単価を上げていくには
採用広報の記事執筆で単価を上げていくには、次のことが役に立ちます。
- 企画から提案する:候補者の疑問に答える記事の企画を提案し、企画の価値を単価に反映する
- 採用の結果とつなげる:記事を読んだ候補者が面接でどんな反応をしたかを依頼先と確かめる
- 連載で受ける:複数の記事を続けて受けると、会社の理解が深まり、1本あたりの時間が短くなる
エラベルの見解
採用広報の記事執筆で、もう一つ考えてほしいのは、人事の経験を記事の中で生かすことです。ライティングの専門家と比べられると、文章のうまさだけでは差がつきにくくなります。採用の現場を知っている人にしか書けない記事、たとえば、候補者が本当に知りたいことに先回りして答える記事を書けることが、人事の副業としての強みです。
その強みが伝われば、依頼先は記事を単なる広報の素材ではなく、採用の道具として見るようになり、単価の見直しにも前向きになります。
まとめ
- 採用広報の記事執筆の単価は、企画・取材・執筆・確認と修正の時間から1本ごとに組み立てる
- 文字単価で受けると、取材の時間や修正の回数が反映されにくい。条件を決めるか、1本の単価で受ける
- 取材の前に、誰に向けて何を伝える記事かを依頼先と決める
- 記事の内容は正確に保ち、社員の名前や写真は本人の了解を得てから載せる
- 人事の経験を生かし、候補者の疑問に答える記事を書くことが単価を上げる根拠になる
よくある質問
採用広報の記事執筆の副業単価の相場はいくらですか
依頼先や業務の範囲によって大きく異なり、公的な統計もないため、一律の相場はお伝えできません。1本を仕上げるまでの時間を見積もり、自分の時間単価を掛けて1本の単価の根拠をつくってください。
取材はオンラインでもよいですか
オンラインの取材でも、話を聞くことはできます。職場の雰囲気を伝える写真が必要な場合は、依頼先に写真を用意してもらうか、撮影の方法を相談してください。取材の形によって時間が変わるため、単価にも反映してください。
取材した社員が記事の公開を取りやめたいと言ったらどうすればよいですか
公開の前であれば、本人の意向を尊重し、依頼先と相談して取りやめや修正を検討してください。公開後の扱いも含めて、本人の了解の範囲を最初に確かめておくと、後でもめることを防げます。
本記事は 2026-10-16 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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