スカウト代行 / 保育士

保育士を探すときの検索条件とターゲティング

公開 2026-09-20

保育士にスカウトを送る前の検索で、「保育士資格、経験〇年以上」で条件を組むと、認可園で働いてきた人、小規模や企業主導の園にいた人、幼保連携の施設にいた人が、同じ一覧に出てきます。加えて、乳児を担当してきた人と幼児を担当してきた人、通えない勤務地の人も混ざります。もう一つ大きいのは、現役の保育士だけを探すと、少ない市場で競合と同じ人に送ることになり、返信が来ないこと。保育士の資格を持ちながら園を離れている人(潜在保育士)と、子育て中で時短や日勤を望む人は、競合が送っていないことが多い。保育士の検索で最初にやるべきは、自園の種類と年齢と勤務地と働き方の枠を決め、年数ではなく「どの種類の園でどの年齢を、どの担任の形で、何を担い、どこで、どの働き方を望むか」で探すことです。結論を先に書くと、検索条件は、先に自園の種類と担当してもらう年齢と勤務地と働き方の枠を決め、年数ではなく経験(園の種類・担当した年齢・担任の形・役割)で組み、要件の必須だけにし、プロフィールを「どの種類の園でどの年齢を、どの担任の形で、何を担い、どこで、どの働き方を望むか」で読み、園の種類は絞ったまま勤務地を通える範囲まで広げ、潜在保育士と子育て中の層を厚くして送る順を決めます。文面の型は保育士へのスカウト文面に、要件の作り方は保育士の採用要件の作り方に書いていますので、ここでは「検索条件とターゲティング」に絞ります。媒体ごとの検索の仕様には触れません。仕様は各媒体の公式情報でご確認ください。保育士の配置に関わる法令上の扱いは専門家にご確認ください。

先に「園の種類」「年齢」「勤務地」「働き方の枠」を決める

自園の種類(認可、認証、小規模、企業主導、幼保連携など)、担当してもらう年齢(乳児か幼児か、複数担任かフリーか)、勤務地(通える範囲)、働き方の枠(フルタイムだけか、時短やパートの枠もあるか、早番遅番の扱い)を決めます。四つで探す人が変わります。

決めること探す人が変わる点
園の種類認可と小規模と企業主導は、規模と行事と書類の量が違う。種類は絞る
年齢乳児と幼児は保育の中身が違う。担当してきた年齢が近い人
勤務地通える範囲の人。保育士は勤務地で生活が決まる
働き方の枠フルタイムだけなら現役の層。時短やパートの枠を設けると潜在保育士と子育て中の層が対象に入る

止まりやすいのは、「保育士資格」で園の種類と勤務地を決めないときと、フルタイムの枠しか設けないときです。決め方は保育士の採用要件の作り方に書いています。

年数ではなく経験で組み、働き方の枠を分ける

条件に入れるのは、年数ではなく、要件の必須に当たる経験です。資格は前提なので入れますが、年数は歓迎にします。働き方の枠は分けます。

要件検索条件に理由
必須:保育士の資格入れる前提
必須:〇〇(園の種類)の経験(または研修で補える範囲)園の種類の言葉で種類の中核
必須:〇〇(年齢)の担当経験(任せる年齢が決まっていれば)年齢の言葉で(「乳児」「〇歳児」)保育の中身が違う
勤務地通える範囲で生活を決める
働き方フルタイムの枠と時短やパートの枠を分ける枠で対象が変わる
歓迎:年数、主任の経験入れない年数と経験の中身は一致しない

止まりやすいのは、年数と「フルタイム」と特定の年齢を「かつ」で組んで、数人しか出ないときです。年数を外し、時短やパートの枠を設け、種類と勤務地で読みます。

プロフィールを「どの種類の園でどの年齢を、どの担任の形で、何を担い、どこで、どの働き方を望むか」で読む

保育士の経験の中身は、六つで読めます。どの種類の園で、どの年齢を、どの担任の形で(一人担任、複数、フリー)、何を担い(担任、主任、行事の企画、保護者対応)、どこで(勤務地の希望)、どの働き方を望むか(フルタイム、時短、パート、復職)。六つが書いてある人は、年数が何であっても合うかが読めます。

プロフィールの記述読み方
「保育士として園勤務」種類も年齢も無い。中身が読めない
「認可園で〇歳児の複数担任を〇年。行事の企画も担当」種類、年齢、担任の形、役割が分かる
「小規模園で乳児を担当。少人数の保育」種類が小規模、年齢が乳児。認可の幼児には保育の中身が違う
「主任として〇年。保育士の育成と保護者対応」主任の経験。主任を任せるなら有力
「育児で〇年離職。復職を希望。時短で〇〇(地域)」潜在保育士。時短の枠と復職の支援があれば有力
「希望:〇〇(地域)、日勤のみ、持ち帰り無し」勤務地と働き方と離れた理由が分かる

止まりやすいのは、年数と資格だけで判断するときです。「園勤務」の人に「認可園で〇歳児の担任を」と送っても、経歴と合うかが分かりません。

エラベルの見解

相談で最も多い思い込みは、「保育士はフルタイムで担任を持てる現役の人を探すしかない」というものです。実際には、現役の保育士は市場に少なく、競合も同じ人に送っていて、返信が来にくい。潜在保育士(資格を持ちながら園を離れている人)と子育て中の保育士は多くいて、時短やパートの枠と復職の支援があれば戻ってきます。ある園では、「保育士資格、経験〇年、フルタイム」で検索して数人にしか送れず、返信も無い状態でした。担当者が入って、園の種類と年齢を「認可園、〇歳児の複数担任」と決め、フルタイムの枠と時短の枠を分け、年数を外し、勤務地を通える範囲に広げ、「復職」「時短」「〇〇(地域)」の記述がある人を読む形にしたところ、対象は何倍にもなり、復職を考えている保育士から返信が来て、最初はフリーから入って担任に移りました。保育士の検索は、年数とフルタイムで機械的に絞るより、種類と年齢で読み、枠と層で広げるほうが合います。

園の種類は絞ったまま、勤務地を通える範囲まで広げ、潜在保育士と子育て中の層を厚くする

対象が少ないときは、園の種類を広げるのではなく、勤務地を「通える範囲」まで広げ、潜在保育士と子育て中の層を厚くします。園の種類が違う人(小規模から認可、企業主導から認可)は規模と行事と書類が違うので、文面で違いに触れ、研修を書けば対象になることもありますが、まず勤務地と層で広げます。

広げる方向見どころ文面
勤務地を通える範囲まで住んでいる地域、以前の園の場所、「〇〇線沿線」の希望件名に駅や地域を出し、通勤の目安を書く
潜在保育士(復職)「離職」「復職」「ブランク」「以前保育士」の記述離れた理由に答える一行目。最初はフリーから、ブランクへの研修を事実で
子育て中の層「時短」「日勤のみ」「早番遅番なし」「子どもの発熱」の希望両立の支援の中身(時短、行事の日の扱い、急な休みの扱い)を事実で
隣の種類の園小規模や企業主導から認可へ、の転向の記述種類の違い(規模、行事、書類)に先に触れ、研修を書く

止まりやすいのは、対象が少ないからと、通えない勤務地の人や、フルタイムしか無いのに時短を望む人に送るときです。「読んでいない」と受け取られます。

送る順の付け方

条件
園の種類と年齢が自園と合い、勤務地が通える範囲で、働き方の希望が枠と合い、六つが書いてあり、一行目に書ける一点がある
種類と年齢が合い、勤務地が通える範囲。役割の経験は一部。伸ばす方針を文面に書ける
潜在保育士か子育て中の層。勤務地と働き方の希望が時短やパートの枠と合う。離れた理由に答えて送る
隣の種類の園で、転向の記述があり、勤務地が合う。種類の違いに先に触れる文面で送る
送らない勤務地が通えない。働き方の希望が枠と合わない(時短を望む人にフルタイムの枠のみ)。種類が遠く転向の記述も無い。六つが読めず年数だけ。一行目に書ける一点が無い

止まりやすいのは、「年数が長いから」で送るときです。種類と年齢と勤務地と働き方の近さで順を付けます。

条件の保存と見直し

組んだ条件は、「〇歳児・フルタイム枠用」「時短枠用」「復職層用」「子育て層用」のように年齢と枠と層ごとに名前を付けて保存し、送った結果と一緒に記録します。月に一度、返信が来た人の共通点(種類、年齢、担任の形、勤務地、働き方の希望、離れた理由)を見て、条件と読み方を直します。保存の仕方は検索条件の保存と使い回しに書いています。

エラベルの見解

担当する側から見ると、保育士の検索で会社ごとに差がつくのは、「時短やパートの枠と復職の支援を用意できているか」です。園の種類と年齢と勤務地は園長に聞けば決まりますが、「フルタイムで担任を持てる現役の人」だけを探す園では、対象が狭く、同じ人に競合も送っています。時短の枠、パートの枠、最初はフリーから、ブランクへの研修、行事の日の扱い、子どもの急な発熱の扱いを用意している園では、対象が大きく広がり、競合が送っていない層に届きます。エラベルでスカウトの検索を担当する人には、条件を組む前に、園長と法人に「園の種類と年齢と勤務地は何か、働き方の枠は何か、復職と両立の支援はあるか」を聞いてもらっています。文面の型は保育士へのスカウト文面に書いています。

代行に出す場合の範囲

担当者が持つのは、要件から必須の経験を取り出して条件を組むこと、出てきた人を「どの種類の園でどの年齢を、どの担任の形で、何を担い、どこで、どの働き方を望むか」で読んで絞ること、勤務地と枠と層で送る順を付けること、条件と結果を記録して月に一度見直すこと、です。会社が持つのは、園の種類と年齢と勤務地と働き方の枠の決定、時短やパートの枠と復職と両立の支援の用意、要件の必須と歓迎の区別(配置に関わる要件は専門家に確認)、園長と法人が担当者に話す時間、です。担当者が保育士の経歴(園の種類、年齢、担任の形)を読める経験があるかは、担当者を選ぶときに確かめます。担当者の経歴の見方は担当者の経歴の見方に書いています。

まとめ

よくある質問

時短やパートの枠を設けると、担任を持てる人が足りなくなりませんか

時短やパートで入った人が園に慣れ、子育ての状況が変われば、フルタイムや担任に移ることがあります。加えて、フリーの人手が増えれば、担任の持ち帰りや書類の負担が減り、担任の定着にも効きます。時短やパートの枠はフルタイムの代わりではなく、園全体の人手を増やす入口です。枠の比率は園長が園の状況で決めます。配置に関わる法令上の扱いは専門家にご確認ください。

ブランクが長い潜在保育士は、戦力になりますか

ブランクの長さと、以前の園の種類で変わります。同じ種類の園の経験があって数年のブランクなら、最初はフリーから入り、研修と慣らしの期間があれば、担任に移れることが多い。復職の支援(研修の中身、最初の配置、慣らしの期間)を用意し、文面に事実で書きます。潜在保育士は競合が送っていないことが多く、支援を書ける園にとっては有力な対象です。

出てくる人が少なすぎます

年数か「フルタイム」か特定の年齢で絞っているか、勤務地を狭く取りすぎているかを見ます。年数を外し、時短やパートの枠を設け、勤務地を「通える範囲」まで広げ、潜在保育士と子育て中の層を含めます。それでも少ないなら、隣の種類の園で転向の記述がある人を含めます。園の種類を広げるより、枠と勤務地と層で広げるほうが、合う人に届きます。