Liiga運用でよくある失敗|代行に出す前に潰しておく落とし穴

媒体別の運用代行Liiga 更新日 2026-10-16

Liigaの運用でつまずく原因は、送信の作業よりも手前にあります。登録している層の読み違い、通数無制限という仕様の使い方、受け皿の不足といった形で現れ、どれも送信を増やしても解消しません。外注してから直すと一か月単位で時間がかかるので、依頼の前に社内で潰しておくほうが早く進みます。この記事では落とし穴を五つ挙げ、最後に外注前に決めておくことを整理します。以下は2026年10月16日時点で公式サイトに記載されている内容に基づいており、運営は株式会社ハウテレビジョンです。サービスの正式名称は外資就活ネクストで、採用担当者向けページでも旧Liigaと併記されています。

落とし穴1:提示できるレンジを確かめずに送り始める

運営会社の事業概要は、外資就活ネクストをプロフェッショナル人材に特化したハイクラス中途採用プラットフォームとし、登録者のうち60%以上が年収600万円以上としています。この構成を確かめずに送信を始めると、返信が来ないのではなく、返信が来てから条件で止まるという形になります。面談まで進んだあとに提示額が合わないと、候補者の時間も社内の時間も使ったうえで終わります。

確かめ方は単純です。自社がこのポジションで出せる上限を先に決め、六割超が年収600万円以上という層に対して届く範囲かどうかを見ます。届かない場合の選択肢は三つあります。役割を広げて提示額を上げるか、職能を変えて別の層に寄せるか、この媒体を主軸にしないかです。送る前にどれを選ぶかを決めておくと、途中で止まる件数が減ります。条件を絞る順番は検索条件の組み方に分岐として整理しています。

落とし穴2:職能を広げて、主軸をぼかす

サービス側のページは、コンサル・金融・セールスに強いとし、戦略コンサルタント、業務コンサルタント、ITコンサルタント、金融プロフェッショナル、事業開発・セールスを挙げています。媒体に強みがある職能と、自社が採りたい職能が離れていると、送る相手を広げる方向に運用が流れます。

広げた運用は、数字の上では動いているように見えます。送信数は増え、開いた件数も増えますが、面談に進む率が下がります。主軸を一つに決め、二つ目の職能は主軸が尽きてから開く順番にします。主軸を決めずに外注すると、代行側は母集団の広い条件を選ぶことになります。 これは代行側の判断というより、指示が無いときの自然な動きです。

エラベルの見解

外に出してよいのは、検索条件を作って入れ替える、経歴を読んで文面を書く、送る、返信に当日返事をするまでです。ここから先、つまり会うかどうかと、いくらで出すかの二つは社内に残してください。相談を受けていて多いのは、提示レンジの決裁が社内で止まり、返信をもらってから一週間後に条件が出た、という詰まり方です。年収600万円以上が六割を超える層は、複数の話を同時に進めているのが普通です。一週間は、他の選考が進む長さです。外注の範囲を決めるときは、提示レンジの上限を先に決裁しておき、その範囲内なら代行側が即座に提示できる形にしてください。レンジを決めずに一次対応だけを渡すと、代行側は社内に確認しますとしか返せません。

落とし穴3:通数無制限を、量産の許可と取り違える

採用担当者向けページのスカウト機能の説明は、スカウト通数に応じた料金発生がなく、通数無制限で利用できるとしています。費用が通数で増えないので、送る量を絞る理由が媒体側にはありません。ここで「とりあえず多く送る」運用に入ると、同じ本文に名前だけを差し替えた文面が積み上がります。

通数が無制限であることの使いどころは、量ではなく試行回数です。スカウトレポート機能では、どのスカウトの開封率が高いのか、どのような人材が開封しているかが自動で集計され、文面や送付タイミングの改善に使えるとされています。件名のパターンを三本走らせ、二週間ごとに下位を入れ替える使い方なら、通数の多さが当たりを探す回数に変わります。送る本数の上限を決めるのは媒体ではなく、経歴を読んで文面を書く時間です。時間を決めずに本数を決めた計画は、初月に定型文へ寄ります。

落とし穴4:スカウト以外の接点を使わない

サービス側のページには、登録者だけに届く限定求人が多いという記載と、キャリア戦略を学ぶコラムがあります。つまり、登録者はスカウトだけでなく求人とコラムを通じて情報に触れています。スカウトだけで接触しようとすると、自社を知る経路が一つに絞られます。

求人の内容を整えることは、スカウトの返信率にも関わります。文面を読んだ相手が求人を見たときに、役割や任せる範囲の書き方がずれていれば、そこで止まります。スカウトの文面を直すときは、同じ内容が求人側にも反映されているかを並べて確かめます。文面の型はスカウトテンプレートの作り方に例を置いています。

落とし穴5:旧名称のまま社内資料を回す

サービスの正式名称は外資就活ネクストで、採用担当者向けページでも旧Liigaと併記されています。社内の稟議資料と見積書で表記が分かれると、同じ媒体の費用が二つの項目として集計されることがあります。月次の報告でも、どの媒体の数字なのかが読む人によって変わります。

直し方は、社内で使う表記を一つ決め、見積書と契約書の記載をそれに揃えるだけです。過去の資料を遡る必要はありませんが、これから作る資料は統一します。立ち上げの時系列のなかで名称をそろえる手順はスカウト運用設計の記事にも書いています。

代行に出す前に決めておくこと

五つの落とし穴は、いずれも社内で決められることです。依頼の前に次を決めておきます。

この六つが決まっていれば、代行会社への依頼条件は一枚に収まります。決まっていない項目を残したまま外注すると、その項目が運用の途中で判断待ちになります。

エラベルの見解

公開されていない数字を、他社の事例で埋めないでください。この媒体は料金の仕組みと通数の扱いは公表していますが、初期費用の額と規定料率、返信率の目安は出していません。相談の場で「この媒体なら返信率は何パーセントくらいです」と言われたら、その数字がどの職能、どの提示レンジ、どの時期のものかを聞いてください。年収600万円以上が六割を超える層では、提示レンジが一段違うだけで反応が変わります。前提の付かない数字は、自社の計画には使えません。最初の月は返信の実数だけを記録し、二か月目からその増減を見る形で始めるほうが、見込みを外しません。エラベルでも、相談の段階で他社の数字を渡すことはしていません。

まとめ

よくある質問

Q. 返信が来たあとに条件で止まります。どこを直せばよいですか

提示レンジの決裁を先に済ませておきます。登録者の六割超が年収600万円以上という層なので、返信をもらってから社内で検討すると、その間に他の選考が進みます。上限を決裁しておき、その範囲内なら即座に提示できる形にしてください。

Q. 送信数を増やせば返信は増えますか

通数に応じた料金は発生せず通数無制限とされているので、媒体側の制約で止まることはありません。増やす意味があるのは、面談の枠が埋まっていない状態のときだけです。枠が足りないまま増やすと、返信を待たせることになります。また、経歴を読む時間が確保されていないまま本数を増やすと、定型文に寄ります。

Q. 主軸の職能は、どう決めればよいですか

自社が採りたい職能と、媒体が強みとする職能が重なるところから選びます。サービス側のページはコンサル・金融・セールスに強いとし、戦略、業務、ITの各コンサルタント、金融プロフェッショナル、事業開発・セールスを挙げています。重なりが薄い職能を主軸にする場合は、この媒体を主軸にしない選択も含めて考えます。

出典

本記事は 2026-10-16 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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