スカウト代行 / マイナビ
マイナビの運用スケジュールと送信計画
新卒のマイナビの運用計画は、プレサイトの開始日と本サイトの開始日という、二つの日付から逆算すると組み立てやすくなります。掲載できる画面も、送る内容も、この二つの日付を境に変わるからです。この記事では、採用年度を「プレサイト開始の前」「プレサイト期間」「本サイト開始の前後」「本サイト期間」の四つに分け、それぞれの時期に何を用意し、ハイブリッドDMとスカウト機能をどう使うかを時系列で整理します。料金は公開されていないため、契約前に運営に確認してください。以下は、2026年9月23日時点で株式会社マイナビの法人向けサイト(サポネット)に記載されている内容に基づいています。
年度の起点は、本サイトではなくプレサイトの開始に置く
マイナビの新卒採用向けサービスの案内は、学生の就職活動の準備から選考まで、利用目的にあわせてプレサイトと本サイトの2段階で情報提供を行っているとしています。プレサイトは採用広報解禁前で、就職活動の準備をする学生にインターンシップや仕事体験の告知が可能、本サイトは採用広報解禁後で、採用情報やエントリー・選考状況等を独自プラットフォームで管理するとされています。公開されている提供期間は次のとおりです。
| サイト | 対象学生 | サービス提供期間 |
|---|---|---|
| マイナビ2026 | 2026年卒業予定の大学生・大学院生・短大生・専門学校生および就職活動継続中の既卒者 | 本サイト:2025年3月1日~2026年2月(予定) |
| マイナビ2027 | 2027年卒業予定の同上 | プレサイト:2025年6月1日~2026年2月(予定)/本サイト:2026年3月1日~2027年2月(予定) |
表を見ると、ある年度のプレサイトと、一つ前の年度の本サイトが同じ時期に動いていることが分かります。採用担当は、今年度の選考を進めながら、来年度の学生との接点を作ることになります。本サイトの開始日に案内できる相手は、その前のプレサイト期間に集めておくという前提で計画を書くと、三月に一から集め直す事態を避けられます。
プレサイト開始の前:告知の中身と受け皿を用意する
最初の時期にやるのは、プレサイトで告知する中身を決めることです。同じ案内は、プレサイト期間の掲載画面を会社概要画面・インターンシップ画面・セミナー画面の三画面としています(掲載できる情報は参画プランにより異なるとされています)。インターンシップや仕事体験の内容と日程を、この時期に確定させておきます。掲載画面は自由にカスタマイズ可能で写真も掲載できるとされ、ご利用の流れでは、原稿作成についてオプションで取材・撮影も承るとしています。
同時に、反応を受け止める側も整えます。基本掲載プランには、エントリーシステム、セミナー・選考予約システム、応募学生の管理 MIWS(ミューズ)が含まれるとされています。MIWSは応募者情報を一元管理できる応募管理システムで、選考状況の管理や面接日程の調整、提出されたエントリーシート・履歴書・選考課題への回答をWeb上で管理できるとされています。エントリーシートと履歴書には共通項目に加えて自社オリジナル設問を設定できるとされているので、設問は配信を始める前に設定を終えておきます。設問を増やすほど読む時間がかかるので、週に読める数から逆算して決めます。
プレサイト期間:告知の一斉配信と、接点の記録
プレサイトが始まったら、インターンシップや仕事体験の告知が中心になります。同じ案内は、オプション企画のハイブリッドDMについて、ターゲットとなる学生にメッセージを一斉配信でき、エントリー数や説明会予約の増加が期待できる機能で、配信したメッセージは学生のマイページにある「お知らせ箱」に届くとしています。一斉配信は、送る先の日程が決まっている週に当てるほうが噛み合います。日程が無い週に送ると、読まれて終わります。
この時期に最も大事なのは、接点を記録に残すことです。ハイブリッドDMで絞り込める条件には、住所、学校名・学部学科、スキル・資格、採用実績校、希望勤務地、志望職種・業種と並んで、自社ページを閲覧している、自社ページに登録している、が含まれています。プレサイト期間に閲覧や登録をした学生は、本サイトが始まったときに最初に案内する相手になります。どの条件で誰に送ったか、誰が閲覧・登録したかを残しておくと、同じ学生に複数の条件から重ねて届く事態も防げます。
エラベルの見解
プレサイトと本サイトが分かれている媒体は、三月に一度リセットがかかったように見えるのが難しいところです。実際には、プレサイト期間に接点を持った学生がそのまま残っています。本サイト開始日に何通送るかより、その前のプレサイト期間に何人と接点を持てたかのほうが、選考の母集団に効きます。年間の計画を書くときは、三月ではなく六月を起点にしてみてください。担当者を選ぶ場合も、「本サイト開始日に誰に何を送りますか」と聞いたとき、プレサイト期間の接点の記録から答えが返ってくるかどうかで、年度を通した設計ができる人かが分かります。
本サイト開始の前後:接点のある層から先に案内する
本サイトの開始が近づいたら、掲載画面を切り替える準備をします。同じ案内は、本サイト期間の掲載画面を会社概要画面・採用データ画面・セミナー画面の三画面としています。採用データ画面と選考日程は、開始日より前に用意しておきます。開始日に画面が空いていると、プレサイトで接点を持った学生が見に来ても判断の材料がありません。
開始直後の配信は、接点の近い順に送ります。自社ページに登録している層には次の日程を、閲覧している層には迷っている理由を補う判断材料を、接点が無い層には会社を知ってもらう案内を、という順番です。
| 時期 | 送る相手 | 使う機能 | 渡すもの |
|---|---|---|---|
| 本サイト開始の前 | 送らない(準備に充てる) | なし | 採用データ画面と選考日程の用意 |
| 開始直後 | プレサイト期間に登録した層 | ハイブリッドDM | 説明会・選考の日程 |
| 開始から数週 | 閲覧のみの層 | ハイブリッドDM | 仕事の中身など判断材料 |
| その後 | 接点が無い層(属性で絞る) | ハイブリッドDM | 会社を知ってもらう案内 |
表の「開始から数週」「その後」は自社で置く目安で、媒体の決まりではありません。自社の説明会の回数と定員に合わせて、送る週を具体的な日付に置き換えてください。
本サイト期間:個別送信を週に固定し、振り返りを一本にする
本サイト期間は、選考の進行とエントリーへの対応が中心になります。この時期に落としやすいのが、スカウト機能による個別送信です。同じ案内は、スカウト機能について、採用したい学生に個別でメッセージを届ける機能で、専門性の高い学生や特定の資格を持っている学生を採用したい場合に効果的としています。一人ずつ書く機能なので、週に何本と決めておかないと、忙しい週からゼロになります。先輩発見機能も、先輩社員の視点からのリアルな情報を届ける機能として挙げられているので、通年で置いておく使い方が噛み合います。
| 週の中の時間 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 週の頭 | 条件別の配信数・開封・エントリー・予約を確認し、今週の配信条件を決める | 採用担当 |
| 中日 | スカウト機能で個別送信(本数を固定) | 採用担当と現場の確認 |
| 日程が決まっている回の前 | ハイブリッドDMで告知 | 採用担当 |
| 週の終わり | エントリーへの返信の遅れと、翌週の面接枠を確認 | 採用担当と現場 |
振り返りは、社内の週次と営業担当との打ち合わせを一本にします。ご利用の流れでは担当営業が定期的なフォローアップを行うとされ、よくある質問でも専属の営業担当が掲載内容の改善提案など運用中も丁寧に支援するとしています。別々に走ると数字の定義がずれるので、同じ表を持ち込んで同じ場で見ます。配信の反応を見て掲載原稿の言葉も直すと、両方が噛み合います。料金については、よくある質問が予算や採用規模に応じて柔軟にプランを提案するとし、1名採用からでも活用できるとしています。オプション企画がどのプランに含まれるかも、あわせて確認してください。誰に送るかの判定はマイナビのプロフィール選定基準の作り方に、文面の例はマイナビのスカウト文面の型にまとめています。
エラベルの見解
一斉配信と個別送信の両方がある媒体では、一斉配信だけで一年が終わることがよくあります。手間が軽く、エントリー数という分かりやすい数字が動くからです。ただ、専門職や資格職の採用は、個別送信のほうにしか出口がありません。本サイト期間に入ったら、週の中日に一時間、個別送信の枠を固定してください。本数は五本でも構いません。固定しないと、その五本が忙しい週から順に消えていきます。外注を検討するなら、一斉配信の作業より、この個別送信の枠を守ることを任せるほうが、担当者の差が結果に出やすい部分です。担当者を選ぶときは、忙しい週に個別送信をどう確保してきたかを、具体的に聞いてみてください。
まとめ
- マイナビの年度計画は、プレサイトと本サイトの二つの開始日から逆算し、起点はプレサイトの開始に置く
- プレサイト開始の前に、インターン・仕事体験の中身、掲載画面、MIWSの設問を用意する
- プレサイト期間は日程のある週に一斉配信し、閲覧・登録の接点を記録に残す
- 本サイト開始の前に採用データ画面と選考日程を整え、開始後は接点の近い層から案内する
- 本サイト期間は個別送信の枠を週に固定し、営業担当との打ち合わせと振り返りを一本にする
よくある質問
Q. マイナビのプレサイトと本サイトは、いつ切り替わりますか
公式の案内では、マイナビ2027のプレサイトは2025年6月1日~2026年2月(予定)、本サイトは2026年3月1日~2027年2月(予定)とされています。年度によって日付は変わるため、最新の提供期間は公式の案内でご確認ください。前年度の本サイトと次年度のプレサイトが同じ時期に動く点も、計画に入れておきます。
Q. プレサイト期間に、どのくらい配信すればよいですか
媒体の枠から決めるより、インターンシップや仕事体験の定員から逆算するほうが噛み合います。受け入れられる人数を超えて集めると、学生を待たせることになります。日程が決まっている週に配信を当て、閲覧・登録の接点を記録に残すことを優先してください。
Q. 個別送信は、年度のどの時期から始めるべきですか
専門性や資格で狙う採用があるなら、選考が動く本サイト期間には週の枠を固定しておくことをおすすめします。プレサイト期間でも、該当する学生が見つかればインターンシップの案内として個別に送る使い方ができます。どの時期でも、本数を先に決めておくことが続けるための条件です。
※仕様や提供範囲は変わります。掲載した内容は2026年9月23日時点で公式サイトに記載されているものです。料金・プランごとの違いは公開されていないため、契約前に運営の案内でご確認ください。