スカウト代行 / マイナビ
マイナビのプロフィール選定基準の作り方
新卒のマイナビで誰に送るかを決めるとき、一人ずつプロフィールを読み込む媒体と同じ感覚で基準を作ると、うまく回りません。マイナビには一斉配信のハイブリッドDMと、個別に届けるスカウト機能があり、学生をどちらの手段に振り分けるかが選定の中心になるからです。この記事では、一人の学生、あるいは一つの層を前にしたときの判定を三つの分岐に分け、どこで何を見て、どちらに進むかを整理します。料金やプランごとの違いは公開されていないため、契約前に運営に確認してください。以下は、2026年9月23日時点で株式会社マイナビの法人向けサイト(サポネット)に記載されている内容に基づいています。
判定は「接点」から始める
マイナビの新卒採用向けサービスの案内は、ハイブリッドDMで学生を絞り込める条件として、住所、学校名・学部学科、スキル・資格、採用実績校、希望勤務地、志望職種・業種、自社ページを閲覧している、自社ページに登録している、の八つを挙げています。この八つには、性質の違う二種類が混ざっています。最後の二つは自社への関心の段階を表し、残りの六つはどんな学生かという属性を表します。
二種類を一つの条件式にまとめると、自社を選んで行動した学生と、自社をまったく知らない学生が同じ扱いになります。そこで判定の順番を、次のように固定します。
- 自社との接点はあるか(登録している/閲覧している/接点なし)
- 専門性や資格で狙う相手か(スカウト機能か、ハイブリッドDMか)
- 見送る条件に当たるか
接点を最初に見るのは、属性より接点のほうが次の行動を強く予測するからです。自社ページに登録している学生は、すでに自社を選んで動いています。この層に届いていないまま、属性だけで新しい層に配信するのは、順番が逆になります。
一つ目の分岐:接点の段階で層を分ける
最初の分岐では、学生を三つの層に分けます。登録している層は最も近く、次の日程を渡せば動く可能性が高い層です。閲覧している層は、見に来たのに登録していないので、何かが足りなかった層です。接点が無い層は、会社を知ってもらうところから始める層です。
| 層 | 判定の条件 | 優先度 | 属性の条件の置き方 |
|---|---|---|---|
| 登録している | 自社ページに登録 | 最優先 | 足さない。接点の条件だけで配信する |
| 閲覧している | 自社ページを閲覧 | 次点 | 足さないか、志望職種・業種を一つだけ |
| 接点が無い | 属性のみで絞る | 三番手 | 志望職種・業種と、住所または希望勤務地は外さない |
右端の列が、この分岐の要です。接点のある層に属性の条件を重ねると、せっかく関心を示した学生を自分で落とすことになります。逆に、接点が無い層は、当たる条件を絞らないと読まれません。閲覧層に送るときは、掲載ページのどこで止まったのかを考えて条件を作ります。日程が合わなかったのか、仕事の中身が分からなかったのか。足りなかったものを補う配信にすると、同じ一斉配信でも読まれ方が変わります。
エラベルの見解
発注の相談で多い思い込みは、「条件をたくさん使うほど狙いが正確になる」というものです。実際には、学部も資格も勤務地も志望職種も指定すると、対象が数十人になり、配信の意味がなくなります。マイナビのように条件が豊富な媒体ほど、一本の完璧な条件式より、層ごとに分けた三本の粗い条件のほうが結果が出ます。条件は一本あたり二つか三つで止め、足りない分は層を分けることで補う。担当者を選ぶときは、「配信の条件を何本に分けていますか」と聞いてみてください。一本の条件に全部を詰めている担当者は、接点の段階を分けていない可能性があります。
二つ目の分岐:専門性や資格で狙う相手か
接点の層が決まったら、次はどの手段で送るかです。同じ案内は、スカウト機能について、複数の学生に同一のメッセージを送るハイブリッドDMとは異なり、採用したい学生に個別でメッセージを届ける機能で、専門性の高い学生や特定の資格を持っている学生を採用したい場合に効果的としています。ハイブリッドDMは、ターゲットとなる学生に一斉配信でき、一度の操作で多くの学生にアプローチでき、エントリー数や説明会予約の増加が期待できる機能とされています。
つまり、スキルや資格を見て「この人に」と言える相手はスカウト機能へ、それ以外はハイブリッドDMへ振り分けます。採用実績校で絞った層には、同じ案内が挙げる先輩発見機能を組み合わせる余地があります。先輩社員の視点からリアルな情報を届け、人を通じて企業への関心を高めるきっかけをつくる機能とされているからです。
| 相手 | 使う手段 | 判定に使う条件 | 判定の厳しさ |
|---|---|---|---|
| 広く母数を作る層 | ハイブリッドDM | 志望職種・業種と地域 | 緩く |
| 専門性・資格で狙う相手 | スカウト機能 | スキル・資格、学部学科 | 厳しく。一人ずつ理由を書けるか |
| 採用実績校の層 | ハイブリッドDMと先輩発見機能 | 採用実績校 | 中間 |
マイナビの新卒採用向けサービス一覧は、採用ターゲットから探す切り口として、理系学生(土木・機電・情報系学生 他)、体育会系学生、保育学生、障がい者、グローバル人材、メディカル人材(看護・薬学・福祉・歯科 他)、低年次学生、IT人材を挙げています。自社の採用したい層がここに当てはまるなら、配信の条件だけで足りるのか、別のサービスが要るのかも、この分岐で判断します。低年次学生が区分に挙がっていることから、今期の採用だけで基準を作らず、早い学年から接点を持つ設計も選択肢になります。
三つ目の分岐:見送る条件に当たるか
最後の分岐は、送らない理由があるかどうかです。条件が豊富なぶん、迷った層をすべて対象に入れると、配信が薄く広くなります。見送る条件は、送らない理由と、見送りが増えたときに社内で検討することを組にして持っておくと、基準を直すときの手がかりになります。
| 見送る条件 | 送らない理由 | 見送りが増えたときに検討すること |
|---|---|---|
| 住所・希望勤務地が自社の拠点とまったく合わない | 話が進んでも決まりにくい | 勤務地の選択肢の見せ方 |
| 志望職種・業種に自社の募集が一つも含まれない | 提示できる仕事が無い | 職種名や仕事の説明の書き方 |
| 開催地に来られず、オンラインの用意も無い | 案内しても参加できない | オンライン開催の回を足すか |
| 前回の配信で反応が無かった層と同じ条件 | 同じ結果になりやすい | 条件と件名のどちらが原因か |
| 同じ週に別の条件でも対象になる | 同じ会社から二度届く | 配信の優先順位の決め方 |
最後の一つは、マイナビで特に起きやすい重複です。条件を複数走らせると、同じ学生が複数の条件に入り、同じ会社から同じ週に二度届きます。誰にどの条件で送ったかを記録し、優先度の高い層の配信を先に確定させてから、後の配信から重複を外します。見送りも条件ごとに件数を残しておくと、基準が厳しすぎるのか緩すぎるのかが後から数字で分かります。
分岐の結果を、応募後の設問と月次の見直しにつなげる
分岐で決めた条件は、応募後に聞くこととそろえます。同じ案内は、基本掲載プランに含まれる応募学生の管理 MIWS(ミューズ)について、提出できる資料として、エントリーシート(共通項目に加えて自社オリジナル設問の設定が可能)、履歴書(同上)、研究概要書、ファイル提出(選考課題・資格証明・提出必須書類など)を挙げています。配信でスキルや資格を条件にしたなら、応募後の設問でもそのスキルを詳しく聞く。ここがずれると、選ぶ基準が配信と選考で二本になります。設問は増やすほど読む時間がかかるので、週に読める数から逆算して決めます。
基準は月に一度見直します。プレサイトと本サイトが切り替わると登録者の状態が変わるので、条件別の配信数と予約数を並べ、反応の無かった条件の共通点を探して入れ替えます。よくある質問は、専属の営業担当が掲載内容の改善提案など運用中も支援するとしているので、条件を作ったら実際の対象人数を見ながら一度すり合わせると早く形になります。文面の例はマイナビのスカウト文面の型に、年度の流れはマイナビの運用スケジュールと送信計画にまとめています。
エラベルの見解
選定基準は、反応が無かった条件の共通点からしか直せません。マイナビは条件ごとに配信数と予約数が出せるので、毎月、層と条件の組み合わせを並べ、下から二つを入れ替える仕組みを先に決めておくのが近道です。最初から完璧な条件を作ろうとすると、配信を始めるまでに時間がかかり、プレサイトの時期を逃します。粗い条件で始め、入れ替える日を決めておく。担当する側から見ると、この入れ替えを毎月続けられるかどうかで、半年後の基準の精度に大きな差が出ます。入れ替えた条件と理由を一行ずつ記録しておけば、担当者が替わっても同じ判断を続けられます。
まとめ
- マイナビの選定は、接点→手段→見送りの順に三つの分岐で判定する
- 登録・閲覧のある層には属性の条件を重ねず、接点が無い層だけ属性で絞る
- 専門性や資格で「この人に」と言える相手はスカウト機能へ、それ以外はハイブリッドDMへ振り分ける
- 条件を複数走らせるときは、同じ週の重複を記録で外す
- 分岐で使った条件を応募後の設問とそろえ、月に一度、反応の無い条件を入れ替える
よくある質問
Q. ハイブリッドDMの条件は、いくつ組み合わせるのがよいですか
一本の配信あたり二つか三つで止め、足りない分は層を分けて別の配信にする方法をおすすめします。条件を重ねすぎると対象が小さくなり、配信の意味が薄れます。自社ページに登録・閲覧している層には、属性の条件を重ねないほうが噛み合います。
Q. スカウト機能とハイブリッドDMは、どう使い分ければよいですか
公式の案内では、スカウト機能は専門性の高い学生や特定の資格を持っている学生を採用したい場合に効果的とされています。一人ずつ送る理由を書ける相手はスカウト機能、広く説明会やインターンを案内する層はハイブリッドDM、と分けると判断しやすくなります。同じ学生に同じ週に両方が届かないよう、記録で管理してください。
Q. 採用ターゲット別のサービスは、配信とどう関係しますか
理系学生、体育会系学生、IT人材など、ターゲット別のサービスが案内されています。自社の採用したい層がそこに当てはまる場合、配信の条件だけで足りるのか、別のサービスを使うのかを検討する材料になります。どのサービスが自社のプランで使えるかは、営業担当にご確認ください。
※仕様や提供範囲は変わります。掲載した内容は2026年9月23日時点で公式サイトに記載されているものです。絞り込み条件の詳細や料金は公開されていない部分があるため、契約前に運営の案内でご確認ください。