スカウト代行 / dodaキャンパス

dodaキャンパスのプロフィール選定基準の作り方

公開 2026-09-23

dodaキャンパスで誰に送るかを決めるとき、プロフィールを開くたびに「良さそうかどうか」で判断していると、同時に選考を進められる人数の上限、つまりつながり枠を、届かない相手に使ってしまいます。この媒体は大学1年生から登録でき、複数の卒業年度を横断して検索できるので、一覧に並ぶ学生の状況がそもそもばらばらです。この記事では、一人のプロフィールを前にしたときにどの順番で見て、どこで枝分かれさせるかを、判定の分岐として整理します。以下は、2026年9月23日時点で公式サイトに記載されている内容に基づいています。運営は株式会社ベネッセi-キャリアです。

最初の分岐は学年。卒業年度で別の基準に分ける

企業向けページは、大学1年生から接点を持てる新卒スカウトサービスであるとし、総登録学生数は約92万人としています(同サイトの注記では27卒〜30卒、2026年6月時点)。機能詳細のページは、大学1・2年生など複数卒年を横断して検索でき、早期から就職活動を始めている学生にもアプローチ可能としています。条件だけを置いて検索すると、違う学年が同じ一覧に混ざります。

そこで判定の最初に、その学生が何年生かを確かめ、学年ごとに別の基準をたどります。低学年については、料金プランのページが付帯サービスとして低学年学生へのオファー無料を挙げ、低学年登録学生に、自社を含む特定の業界や職種の理解促進など、学生のキャリア観を醸成するイベント等の案内が送信できるとし、三省合意のルールに基づき適切なオファー送信をお願いしますと記載しています。送れる内容が違う以上、判定の基準も別に作ります。どこまでの案内が可能かの個別の判断は、専門家にご確認ください。

判定の全体像は次のとおりです。二段目以降は、主に3年生以上に当てる分岐です。

段見るところ通過の条件通過しないとき
一段目卒業年度今期に採用する学年である低学年の基準へ(案内の対象かどうかだけを見る)
二段目ログイン時期、プロフィール完成度最近ログインがあり、プロフィールが埋まっている今週は送らず、次の見直しで再判定
三段目青く色付けされた合致項目の数一項目以上が合致している見送る
四段目自己PRの一部文面の一行目に書ける記述がある層ごとの定型文で送る
通過——一人ずつ読んで送る

学年の割合をどうするかは運用の話ですが、判定の段階では「今期に採用する学年かどうか」だけを決めておけば足ります。低学年の学生に3年生向けの基準を当てると、送れない内容の文面を用意してしまうことになります。

二つ目の分岐は、いま動いているかどうか

機能詳細のページは、希望業種・勤務地・企業選びの軸などの条件に加え、プロフィール完成度やログイン時期からも学生を絞り込めるとしています。検索の条件は、その学生がどんな学生かを表すものと、いま動いているかを表すものの二種類に分かれます。判定では、属性より先に動きの状態を見ます。

理由は枠にあります。料金プランのページは、オファーを受信した学生が辞退(または5日間経過)すると枠が復活するとしています。ログインの無い学生に送ると、読まれないまま五日間枠を使い、戻ってくるだけになります。ログイン時期が近い学生、プロフィールを埋めている学生を先に判定の対象にすると、同じ枠で会える学生が増えます。この段で落ちた学生は見送りではなく、翌週の見直しで改めて判定します。

三つ目の分岐は、青く色付けされた合致項目の数

機能詳細のページは、学生の希望業種・勤務地・企業選びの軸など、自社の条件に合致している項目が青く色付けされて表示され、どの学生がどれだけマッチしているかをひと目で判断できるとしています。あわせて、検索画面の一覧では自己PRの一部も確認できること、おすすめ順に学生を表示できることを挙げています。合致項目が画面で示されるので、「何項目が合致しているか」をそのまま分岐の条件にできます。

合致の度合い判定の結果送り方
三項目以上が合致最優先一人ずつ自己PRを読み、一行目を書いて送る
一〜二項目が合致次点保存した条件に対応する定型文で送る
合致が無い見送り枠を使わない

項目の数だけで順番を決めにくいときは、一覧で見える自己PRの一部を使います。合致項目の数が同じ学生が並んだら、自己PRに自社の仕事と重なる記述があるほうを先にします。一覧で判断できるので、プロフィールを一人ずつ開く時間も減らせます。

エラベルの見解

枠に上限がある媒体では、「誰に送るか」より「誰に送らないか」で成果が変わります。条件を緩めれば候補はいくらでも出てきますが、枠は増えません。担当する側から見ると、この媒体の判定の難しさは、合致項目がゼロの学生を見送ることではなく、一項目だけ合致している大勢の学生をどう扱うかにあります。ここを全員送る側に倒すと、反応の薄い相手で枠が埋まり、三項目以上の学生に送れない週が出てきます。判定の会議では、送る条件を三つ決めたあとに、外す条件を五つ決める順番にしてください。同じ条件で判定しても、この順番を守る担当者と守らない担当者では、枠の回り方が変わります。

四つ目の分岐は、自己PRと適性検査をどこまで読むか

機能詳細のページは、登録時にGPS適性検査やキャリアタイプ診断を受けている学生も多く、パーソナリティや思考の特性、企業選びの軸を事前に確認できるとしています。企業向けページも、入力率が高い適性検査データの活用で、候補者の特徴を詳細に把握してからのオファーが可能になるとしています。最後の分岐で読む材料は、自己PRと、これらの適性検査のデータです。

自己PRは、文面の一行目に書ける記述があるかどうかで分岐させます。書ける記述があれば一人ずつ送る層に、無ければ層ごとの定型文に回します。適性検査のデータは、送る順番を決める参考として使うのは自然ですが、見送りの理由にそのまま使うかは別の問題です。選考の合否の判断にまで持ち込むかどうかは、社内で扱い方を決めてから運用に組み込んでください。 個人に関する情報の扱いに迷う場合は、個別の判断を専門家にご確認ください。

分岐の厳しさはつながり枠で決め、見送りを記録する

ここまでの分岐をどれだけ厳しく置くかは、契約した枠の数で決まります。料金プランのページは、つながり上限数を、同時に選考を進めることのできる人数としています。2026年9月23日時点で公開されていたプランでは、3名プランが200枠、5名プランが400枠、無制限プランが600枠とされていました(金額を含む詳細は時期によって変わるため、契約前に運営に確認してください)。

契約した枠三つ目の分岐の置き方注意すること
少ない(200枠程度)二項目以上の合致を通過の条件にする一項目合致の層に枠を使わない
多い(600枠程度)一項目合致も通過させ、層を分けて送る反応があった学生で枠が埋まらないよう、止まった候補を整理する

枠の数だけでなく、社内の面談枠とも突き合わせます。反応が来ても面談に出せる枠が無ければ、学生を待たせることになります。つながり枠と面談枠の少ないほうに合わせて、分岐の厳しさを決めるのが実務的です。

見送った学生は、どの段で落ちたかを記録します。二段目で落ちる学生が多すぎるなら動きの条件が厳しすぎ、三段目を通過した層で承諾が少ないなら合致項目の読み方がずれている、というように、直す段が数字で分かります。機能詳細のページは、オファーの開封率や承諾率を、大学群・文理・希望業種・希望職種などのセグメント別に分析できるダッシュボードを備えているとしています。承諾率の低い層を見つけたら、その層の分岐を厳しくするか、文面を見直すかを月に一度決めます。判定した学生に何を書くかはdodaキャンパスのスカウト文面の型に、枠を回す週の組み方はdodaキャンパスの運用スケジュールと送信計画にまとめています。

エラベルの見解

分岐を作り込む前に、先に決めておかないと効果が出ないものがあります。検索条件の保存の仕方です。機能詳細のページは、よく使う検索条件を保存でき、検討中リストには最大100名を一括追加できるとしています。条件に「27卒_◯◯職_関東_直近ログイン」のような中身の分かる名前を付けておけば、どの条件で見つけた学生が、どの段で落ち、どの層で承諾したかを後から追えます。名前が「条件1」「条件2」のままだと、月に一度の見直しで何を直せばよいかが分かりません。一括追加は便利ですが、リストに入れることと同じ文面で送ってよいことは別なので、追加したあとに四つ目の分岐を通す手順を残しておいてください。

まとめ

よくある質問

Q. ログインの少ない学生には送らないほうがよいですか

見送りではなく、判定を翌週に回す扱いをおすすめします。無反応のまま五日間経つと枠は戻りますが、その間は別の学生に使えません。動きのある学生を先に判定するほうが、同じ枠で会える人数が増えます。

Q. 合致項目が一つだけの学生はどう扱えばよいですか

契約した枠の数によります。枠が少ないなら見送り、枠に余裕があるなら層を分けて定型文で送る扱いが考えられます。どちらの場合も、承諾率をセグメント別に見て、月に一度扱いを見直します。

Q. 適性検査の結果で送る相手を絞ってもよいですか

送る順番を決める参考として使うことは考えられますが、見送りや合否の理由にそのまま使うかは別の問題です。社内で扱い方を決めてから運用に組み込み、個別の判断に迷う場合は専門家にご確認ください。

※仕様や料金は変わります。掲載した内容は2026年9月23日時点の公式サイトの記載です。契約前に、運営の案内で最新の内容をご確認ください。

出典