書類選考の代行の副業単価の目安と決め方|「1件いくら」の前に、判定の深さと基準のすり合わせを決める
書類選考の代行は、応募書類を読み、依頼先の基準に沿って、選考に進める人を振り分ける仕事です。採用の経験がある人なら、経歴を読む力を生かせる副業です。単価は「1件いくら」で決めることが多いのですが、1件あたりの時間は、どこまで深く読むかで大きく変わります。条件に合うかだけを見る判定と、経歴の中身から依頼先に合うかを読み取る判定では、同じ1件でも時間がまったく違います。結論から書くと、書類選考の代行の単価は、判定の深さを決めてから1件あたりの時間を測り、基準のすり合わせの時間も含めて組み立てると、無理のない単価になります。
単価は依頼先や業務の範囲によって大きく異なり、公的な統計もないため、この記事では金額の相場は扱いません。
判定の深さで時間が変わる
書類選考の判定の深さは、大きく次のように分けられます。
| 判定の深さ | 中身 | 1件あたりの時間 |
|---|---|---|
| 条件の確認 | 必須の資格や経験年数などの条件に合うかを見る | 短い |
| 経歴の読み取り | 経歴の中身から、求める経験に近いかを判断する | 長くなる |
| 理由の記録 | 通した理由、見送った理由を依頼先に分かる形で書く | さらに長くなる |
依頼先が求めているのがどの深さなのかを、最初に確かめてください。条件の確認だけなら、1件あたりの単価は低めでも時間あたりの収入は保てます。経歴を読み取って理由まで記録するなら、1件あたりの時間が長くなるため、それに見合った単価が必要です。
基準のすり合わせの時間を単価に入れる
書類選考の代行で見落としやすいのが、依頼先と基準をすり合わせる時間です。最初のうちは、自分の判定と依頼先の判断がずれることがあります。そのずれを確かめ、基準の言葉を直すために、依頼先とやりとりする時間がかかります。
単価を組み立てるときは、次のように分けて考えてください。
- 最初のすり合わせ:依頼先の求める人物像を聞き、判定の基準を確かめる。最初の数件は依頼先の判断と突き合わせる
- 通常の判定:基準が固まったあとの、1件ずつの判定
- 定期的な見直し:判定と依頼先の判断のずれを、一定の頻度で確かめる
最初のすり合わせは、件数ごとの単価とは別に、時間で見積もるか、初月の単価を高めに設定する形で反映してください。時間単価の考え方は本業年収と副業単価の関係、単価の組み立て方の全体は人事の副業単価の相場で書いています。
エラベルの見解
書類選考の代行の単価で多い失敗は、件数ごとの単価で受けて、応募が急に増えた月に時間が足りなくなることです。応募の数は月によって大きく変わります。件数ごとの単価なら収入は増えますが、本業との両立が難しくなり、判定の質が落ちることがあります。
受けるときは、月に対応できる件数の上限を決めて、依頼先に伝えてください。上限を超える分は翌月に回すか、他の担当者と分ける、といった扱いを最初に決めておくと、無理なく続けられます。担当する側から見て、上限を正直に伝えられる人ほど、依頼先から信頼され、長く続く案件になります。
応募者の情報と秘密の扱い
書類選考の代行では、応募者の氏名、連絡先、経歴など、多くの個人情報を扱います。職業安定法第5条の5は、労働者の募集を行う者や募集受託者などに対し、求職者などの個人情報を、業務の目的の達成に必要な範囲内で、目的を明らかにして収集し、その目的の範囲内で保管・使用すること(本人の同意がある場合など正当な事由がある場合を除く)、適正に管理するための措置を講じることを求めています。第51条は、募集を行う者や募集受託者と、その代理人や従業者などが、業務上知り得た人の秘密を正当な理由なく漏らしてはならないとし、その立場でなくなった後も同様としています。
書類選考の代行を受けるときは、応募書類をどこで見るか、手元に保存してよいか、契約が終わったらどうするかを、依頼先と決めてください。応募書類を自分の端末に保存せず、依頼先が用意した場所で見るようにすると、情報の漏えいを防ぎやすくなります。守秘の考え方は守秘義務の範囲で書いています。
件数ごとか月額か
書類選考の代行の料金の形は、主に件数ごとと月額があります。
- 件数ごと:判定した件数に応じて払われる。応募の多い月は収入が増えるが、時間も増える
- 月額:月の上限の件数や時間を決めて、定額で払われる。収入が安定し、時間の見通しも立てやすい
応募の数が月によって大きく変わる依頼先なら、月額に上限を付けた形のほうが、収入と時間の両方が安定します。書類選考の代行の仕事の中身は書類選考の代行の副業の仕事で書いています。
エラベルの見解
書類選考の代行で単価を上げていくには、判定の理由を依頼先に分かる形で残すことが役に立ちます。通した理由、見送った理由が書かれていれば、依頼先は判定を信頼しやすくなり、面接の準備にも使えます。理由を残す手間はかかりますが、それが依頼先にとっての価値になり、単価の見直しにつながります。
また、判定の理由を残していると、面接の結果と照らし合わせて、自分の判定が合っていたかを確かめることもできます。判定の精度が上がれば、それ自体が単価を上げる根拠になります。
まとめ
- 書類選考の代行の単価は、判定の深さ(条件の確認・経歴の読み取り・理由の記録)を決めてから組み立てる
- 基準のすり合わせの時間を、初月の単価や時間の見積もりに反映する
- 月に対応できる件数の上限を決めて伝え、本業と無理なく両立する
- 応募者の個人情報は目的の範囲内で扱い、秘密を守る。保存の方法と契約終了時の扱いを決める
- 判定の理由を残すことが、依頼先の信頼と単価の見直しにつながる
よくある質問
書類選考の代行の副業単価の相場はいくらですか
依頼先や業務の範囲によって大きく異なり、公的な統計もないため、一律の相場はお伝えできません。判定の深さを決めて1件あたりの時間を測り、自分の時間単価を掛けて単価の根拠をつくってください。
応募書類を自分のパソコンに保存してもよいですか
依頼先との取り決めによりますが、情報の漏えいを防ぐためには、自分の端末に保存せず、依頼先が用意した場所で見る形が安全です。保存の方法と、契約が終わったときの扱いを、受ける前に依頼先と決めてください。
自分の判定と依頼先の判断がずれたらどうすればよいですか
最初の数件は、依頼先の判断と突き合わせて、どこでずれているかを話し合ってください。ずれの理由が分かれば、基準の言葉を直すことで判定を合わせていけます。すり合わせの時間は、単価にも反映しておくと安心です。
本記事は 2026-10-16 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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