採用代行 / Geekly
Geeklyの運用代行会社の選び方|見積もりで必ず確認する項目
Geeklyの運用代行会社を選ぶとき、見積書を並べるだけでは差が見えにくいものです。Geekly(ギークリー)はIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、企業向けのスカウトは人材紹介の契約に付く無料の機能として案内され、一次面接確約が条件とされています。媒体の掲載料を払って運用するサービスではないため、代行会社に残る仕事は狭く、そのぶん会社ごとの差は「何を聞かれてどう答えるか」に出ます。この記事では、商談で聞く質問を四つに絞り、答えのどこを読めばよいかを整理します。以下は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されている内容に基づきます。
商談の前に、自社の側で答えを二つ用意しておく
質問を始める前に、自社で答えを持っておくべき数字が二つあります。一つは、月に出せる一次面接の枠の数です。公式の料金体系には「求職者スカウト無料」の項目があり、「※一次面接確約が条件です」と注記されています。一通送ることが面接を一枠確約することに近いので、枠の数が送信数の上限になり、代行会社の稼働量もそこから決まります。
もう一つは、ギークリーと合意している手数料の条件です。届出制手数料の表(2026年7月1日時点)には、成功報酬は年間賃金の200%を上限、100万円を最低料金とし、手数料率の実績値は上限200%・下限30%と書かれています。ただし表の冒頭に、契約書・覚書等で定める手数料が優先されるとあります。代行会社を変えてもこの数字は動かないので、商談では比較の外に置き、委託費だけを比べる準備をしておきます。
この二つを持たずに商談に入ると、代行会社は一般的な媒体運用の前提で提案を組み立てます。送信数を多めに見込んだ見積もりが返ってきて、金額の高い安いを議論することになります。枠の数を先に伝えれば、提案はその枠に合わせた形で返ってきます。
質問一「ギークリーが対応する工程を、見積もりから外していますか」
最初に聞くのは、依頼範囲の重なりです。公式のサービスご利用の流れには、Step02で基本契約を締結したあと諸条件を確認して求人票を作成し、Step04で面接日程の調整や合否の連絡をギークリーが対応し、Step05で内定通知・条件交渉から入社日程の調整までギークリーが対応すると書かれています。求人媒体の運用代行では、こうした工程が標準の範囲に入っていることがあります。その型のまま出てきた見積もりは、同じ工程に二重に払う形になりかねません。
答えの読み方は単純です。サービスご利用の流れを手元に置き、見積書の工程と一つずつ照らし合わせてもらいます。すぐに「その工程は外しています」と言える会社は、媒体の仕組みを把握しています。「念のため入れています」という答えなら、その工程に何時間を見込んでいるかを聞いてください。照らし合わせに使う対応表を、公式の記載から作っておくと商談が速く進みます。
| 公式の流れ | 記載されている担い手 | 見積もりに入っていたら聞くこと |
|---|---|---|
| Step02 求人票の作成 | ギークリー(諸条件を確認して作成) | 求人票とは別の何を作るのか |
| Step03 書類選考 | 自社(キャリアシートが届く) | 一次評価の補助なのか、判断まで含むのか |
| Step04 面接日程の調整・合否連絡 | ギークリー | 社内の面接官の予定調整だけを指すのか |
| Step05 内定通知・条件交渉・入社日程 | ギークリー | 何の作業を想定しているのか |
照らし合わせたあとに代行会社に残るのは、候補の抽出、レジュメの読み込みと選定、文面の作成、送信後の記録と振り返りです。範囲が狭いぶん、見積もりの金額はこの四つの作業時間でほぼ説明できるはずです。説明がつかない金額が残るなら、何が含まれているのかを確かめます。
質問二「レジュメ一人分に、何分かけますか」
次に聞くのは、読む時間です。公式には「レジュメの確認が可能」とあり、検索で一覧を出すだけでなく、一人ずつの経歴を読んでから送る相手を選べます。登録者数は約56万名以上(2026年7月時点)と記載されており、条件に当たる人数は多くなりがちです。読むか読まないかで、文面に書ける材料も、返信が面接につながる割合も変わります。
見積もりの書き方は会社によって違うので、同じ物差しに直してから比べます。次の表は、見積もりの書き方ごとに確かめることと、比べるときの直し方を並べたものです。
| 見積もりの書き方 | 確かめること | 比べるときの直し方 |
|---|---|---|
| 件単位 | 一件は一覧に出した数か、読んで選んだ数か | 月の送信数×読む倍率×単価 |
| 時間単価 | 一人あたり何分を想定しているか | 読む件数×想定分数×単価 |
| 月額固定 | 月に何件まで読むか、枠が埋まった月はどうなるか | 月額÷読む件数 |
答えで見てほしいのは、分数が具体的に出てくるかどうかです。「経験のある担当者が丁寧に読みます」という答えは、比べる材料になりません。「一人あたり何分、月に何件まで、見送った理由も一行残します」と返ってくる会社なら、作業の中身を説明できる状態にあります。
エラベルの見解
同じ料金・同じ業務範囲でも、結果が分かれるのはこの質問の先です。Geeklyで代行会社に任せる中心の仕事は、レジュメを読んでその人に合う一文を書くことです。ここは会社の看板より、実際に読む担当者の技術の理解で差がつきます。IT・Web・ゲームの職種では、経歴に並ぶ技術の名前や役割の呼び方を読み取れるかどうかで、選ぶ相手も書く一文も変わります。商談では、会社の実績の説明より「実際に読むのは誰で、その人はどの職種のレジュメを読んだことがあるか」を聞いてください。担当者の経歴を出せない会社だと、契約後に誰が読むのか分からないまま進むことになります。担当者を指名できるかどうかも、この媒体では大事な判断材料です。
質問三「面接枠が埋まったら、送信をどう止めますか」
三つ目は、止め方の質問です。一次面接確約が条件の媒体では、枠を超えて送ると、確約した面接を社内で受けきれなくなります。紹介経由でも候補は届き、公式には月間12,000名超えの登録者の中から1社あたり平均40名を紹介するとあります(2026年6月時点の実績とされています)。紹介とスカウトは同じ面接枠を使うので、月によっては途中で送信を止める判断が要ります。
答えの読み方は、止める手順が具体的かどうかです。「残り枠を週に一度共有していただき、残りが一定数を切ったら送信を止めます」のように、誰が何を見て止めるかが出てくる答えは運用を想定しています。一方で「送信数を増やして機会を広げましょう」という答えが返ってくる場合は、この媒体の条件を踏まえた提案になっていない可能性があります。
あわせて、止めた月の料金も確かめます。月額固定の契約で送信を止めた月にも同じ額がかかるなら、その月に何をするのか(翌月分の読み込み、見送り理由の整理など)を聞いておきます。送信の可否を最終的に決めるのは、枠の状況を知っている社内の担当者にしておくのが安全です。
質問四「成果として、毎月何を報告しますか」
最後に聞くのは、報告の中身です。送信数は面接枠を消費する数字なので、多いほどよいとは言えません。返信数は途中の数字で、結果に近いのは面接の実施数です。入社を成果にすると、ギークリーへの手数料と代行会社の成果報酬が一人の採用に重なります。
答えの比べ方を表にします。同じ「月次で報告します」という答えでも、何を数えるかで役に立ち方が変わります。
| 報告の答え | 読み方 | 追加で聞くこと |
|---|---|---|
| 送信数と返信率 | 途中の数字だけで、枠との関係が見えない | 面接の実施数と、枠が埋まった日を入れられるか |
| 面接の実施数まで | 結果に近い数字で比べられる | 紹介経由とスカウト経由を分けて数えるか |
| 見送り理由と文面の改訂も | 翌月の条件と文面を直す材料が残る | 契約終了時にこの記録を受け取れるか |
公式の企業様向けページには、面接後に求職者の感想を収集して独自にスコア化し、アドバイザーが面接を分析して助言するという記載もあります。この材料を文面の見直しに使えるかどうかを聞くと、代行会社が面接のあとまで視野に入れているかが分かります。記録には候補者の個人情報が含まれるので、共有の範囲や保存の扱いは契約で決め、法令の解釈が関わる部分は個別の判断を専門家にご確認ください。
エラベルの見解
四つの質問に具体的に答えた会社ほど、見積もりが高く出て迷う、という相談をよく受けます。具体的に答える会社は、レジュメを読む時間を見積もりに正直に入れているので、月額は高く見えます。読む時間を入れていない見積もりは安く見えますが、返信が面接につながりにくく、入社までの月数が延びがちです。比べるときは月額ではなく、見込める面接の実施数一件あたりの委託費に直してください。そう直すと、月額の高い見積もりのほうが安くなることがあります。スカウトの外注範囲はGeeklyのスカウト代行、運用の設計はGeeklyのスカウト運用設計、費用で聞くことは採用代行の費用で聞くことにもまとめました。
まとめ
- 商談の前に、月の面接枠と、ギークリーとの契約の料率を自社で確かめておく
- 質問一では、ギークリーが対応する工程が見積もりから外れているかを流れと照らし合わせる
- 質問二では、レジュメ一人あたりの分数を聞き、見積もりを同じ物差しに直して比べる
- 質問三では、面接枠が埋まったときの止め方と、止めた月の料金を確かめる
- 質問四では、面接の実施数まで報告するか、記録を最後に受け取れるかを聞く
よくある質問
Q. 代行会社を比べるとき、ギークリーへの手数料も比べる必要はありますか
必要ありません。ギークリーへの手数料は自社とギークリーの契約で決まり、代行会社を変えても動きません。比べるのは代行会社への委託費と、その中身だけです。
Q. 見積もりの形がばらばらで比べにくいときはどうすればよいですか
月の送信数と、レジュメ一人あたりの作業時間をそろえてください。件単位、時間単価、月額固定のどれでも、この二つに直せば同じ物差しで比べられます。そのうえで、ギークリーが対応する工程が含まれていないかを確かめます。
Q. 担当者を指名することはできますか
代行会社によって扱いが異なります。商談の段階で、実際にレジュメを読む担当者が誰か、その人の経歴を見せてもらえるかを聞いてください。料金や機能の条件は変わることがあるため、ギークリーの条件は契約前に最新の内容をご確認ください。
※掲載した内容は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されているものであり、実際の条件はギークリーにご確認ください。