採用代行 / Geekly
Geeklyの運用代行の費用相場|月額・成果報酬の内訳と見極め方
Geeklyの運用代行にいくらかかるかは、月額の一覧表を探しても分かりません。ギークリーの企業様向けページは「完全成功報酬型で、採用のご相談や初期費用は無料」としており、媒体側の費用は入社したときに初めて発生するからです。月々出ていくのは代行会社への委託費だけで、大きな金額は入社の時点にまとめて動きます。この記事では、相談から入社後3カ月までを時間の順に追い、どの時点で、誰に、何を基準に払うのかを整理します。以下は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されている内容に基づきます。
相談から契約まで、ギークリーに払う費用は出ない
最初の時点は、問い合わせから基本契約までです。公式のサービスご利用の流れでは、登録すると担当から1〜2営業日以内に連絡があり、基本契約を結んだあとに諸条件を確認して求人票を作成するとされています。ギークリーが公開している届出制手数料の表(2026年7月1日時点)でも、求人を受け付ける時の事務費用は0円と記載されています。この段階で請求が出ることはない、と読んでよい書き方です。
ただし、費用が出ない段階だからといって、決めることが無いわけではありません。基本契約で合意する手数料の条件は、あとで入社が決まったときの金額をそのまま決めます。手数料表の冒頭には「下記手数料及び着手金は上限であり、別途求人者と契約書・覚書等で定める手数料が優先されます」とあります。表に載っているのは上限で、自社の数字は契約書や覚書の側にあります。契約の時点で料率と返戻の条件を書面で確かめておくことが、このあとのすべての試算の起点になります。
代行会社との話を始めるのも、たいていこの時期です。この段階で代行会社から見積もりを取る場合、ギークリー側の料率はまだ比較の外に置いてかまいません。代行会社をどこにしても、ギークリーとの契約条件は変わらないからです。比べる対象は委託費だけだと割り切っておくと、見積もりの読み違いが減ります。
スカウトを送る期間に動くのは、委託費だけ
契約が済むと、スカウトを送る期間に入ります。公式の料金体系には「求職者スカウト無料」の項目があり、データサービスから直接求職者を探せること、レジュメの確認ができること、無料で直接アプローチできることが並び、「※一次面接確約が条件です」と注記されています。送信数を増やしても、ギークリーへの支払いは増えません。この期間に毎月出ていくお金は、代行会社への委託費だけです。
委託費の置き方は、おおむね次の三つに分かれます。どの形でも、この媒体では一通送るごとに一次面接の枠を一つ確約する点が効いてきます。表の右の列は、見積もりを受け取ったときに最初に聞くことです。
| 置き方 | 課金の単位 | 最初に聞くこと |
|---|---|---|
| 月額固定 | 月あたりの稼働時間や上限件数 | 上限を超えた月の扱いと、枠が埋まって送信を止めた月の扱い |
| 従量 | 抽出件数、文面の作成件数、送信件数 | 一件の定義に、レジュメを読む時間が含まれているか |
| 成果連動 | 面接の実施数など | 成果の定義と、成果が出なかった月の最低額 |
従量の「一件」は、検索で一覧に出しただけなのか、レジュメを読んで選んだ一人なのかで意味がまったく変わります。月額固定の場合は、面接枠が埋まって送信を止めた月にも同じ金額がかかるので、止める月が多い会社には割高になりがちです。成果連動は面接の実施数に置くのが自然で、入社を成果にすると次の時点で説明する手数料と重なります。
送る量を決めるのは面接の枠です。面接官の予定から月に出せる一次面接の枠を数え、返信率の見込みで割り戻せば、送信数と読むレジュメの件数が出ます。紹介経由でも候補は届き、公式には月間12,000名超えの登録者の中から1社あたり平均40名を紹介するという記載があります(2026年6月時点の実績とされています)。紹介で枠が埋まる月は、スカウトに回す枠が減り、委託費に見合う仕事量も減ります。
エラベルの見解
この期間の費用で見落とされやすいのは、委託費の金額そのものより、止めた月の扱いです。Geeklyでは返信が面接の確約になるので、枠が埋まれば送信を止めるのが正しい運用です。ところが月額固定の契約だと、止めた月にも同じ額を払うことになります。同じ料金でも、担当者によってここの動き方が変わります。枠が埋まりそうだと早めに気づき、翌月に向けたレジュメの読み込みや見送り理由の整理に時間を振り替える担当者なら、止めた月も無駄になりません。枠を見ずに送り続ける担当者だと、確約した面接を社内が回しきれなくなります。見積もりの段階で「送信を止めた月に何をしますか」と聞くと、その違いが答えに出ます。
入社の時点で、手数料表のどの行が効くか
費用が大きく動くのは入社の時点です。完全成果報酬型なので、入社するまでギークリーへの費用は発生しません。入社が決まると、手数料表の成功報酬の行が効いてきます。表では、成功報酬の額を「職業紹介が成功した場合における当該求職者の年間賃金の200%を上限とします。但し、100万円を最低料金とします」としています。
入社時の金額を見積もるうえで効く記載を、読み方と合わせて並べます。上限・実績・注記は別々の段に書かれているので、つなげて読まないと自社の数字に近づけません。
| 手数料表の記載 | 内容 | 試算での読み方 |
|---|---|---|
| 成功報酬の上限 | 年間賃金の200%、最低料金100万円 | 届け出た上限。自社の料率は契約書・覚書が優先 |
| 手数料率の実績値 | 上限200%、下限30% | 実際に取引された幅。自社がどこにいるかは契約で確認 |
| ※1 | 契約期間が1年に満たない場合は、1年間とした場合の年間想定賃金を算定基礎とする | 有期の雇用でも年額に直して計算する |
| ※2 | 消費税は含まれず、別途加算 | 予算は税込みに直して置く |
入社時の金額は「年間賃金×自社の料率」に消費税を足して出します。年間賃金をどう置くかで金額が動くので、募集要項の下限ではなく、提示しうる上限の年収で一度計算しておくと、内定の段階で予算が足りなくなる事態を避けられます。この時点で代行会社への成果連動の報酬が重なると、一人の採用に二つの成功報酬が乗ることになります。
入社後3カ月は、返戻と委託費の扱いが分かれる
最後の時点は、入社したあとの数か月です。企業様向けページには「早期の退職は一部ご返金」とあり、入社後3カ月以内の退職は手数料を一部返金する(自己都合での退職の場合)と書かれています。手数料表のほうには、早期退職に伴う返戻金は取引先ごとに期間・料率を定め、手数料の5%〜100%の間で返戻規定があると記載されています。ページの記載は代表的な例で、自社の条件は契約で決まっていると読むのが自然です。
ここで注意したいのは、返戻がギークリーとの契約の話で、代行会社への委託費には連動しない点です。入社した人が早期に辞め、手数料の一部が戻ってきても、代行会社に払った委託費や成果連動の報酬は戻らないのが普通です。代行会社との契約に、早期退職が起きた場合の扱いを別に書いておく必要があります。
返戻の規定があっても、申し出の手続きや期限を過ぎると使えないことがあります。契約書で確かめる項目は、返戻の対象となる期間、期間ごとの料率、対象となる退職理由、申し出の手続きと期限の四つです。職業紹介の手数料や返戻の扱いには法令の解釈が関わる部分があるので、個別の判断は専門家にご確認ください。
時点ごとに並べて、見積もりの妥当性を見る
ここまでの四つの時点を一枚に並べると、費用の重心がどこにあるかが見えます。月々の委託費は小さく見えても、入社時の手数料と並べて初めて、採用一人あたりの負担として意味を持ちます。次の表は、時点ごとに誰に払い、金額が何で決まるかを並べたものです。
| 時点 | ギークリーへの支払い | 代行会社への支払い | 金額を決めるもの |
|---|---|---|---|
| 相談〜契約 | なし(事務費用0円) | 初期費用があれば | 契約書・覚書で合意する料率 |
| 送信の期間 | なし(スカウト無料) | 委託費 | 面接枠から逆算した送信数と、読む件数 |
| 入社 | 成功報酬 | 成果連動があれば | 年間賃金×料率+消費税 |
| 入社後3カ月 | 条件により一部返戻 | 別の取り決めがなければ動かない | 返戻の期間・料率・手続き |
代行会社の見積もりが妥当かどうかは、この表の二行目だけを見て判断します。月あたりの面接枠と読むレジュメの件数を先に伝え、同じ前提で複数社から見積もりを取れば、金額の差は稼働の中身の差になります。一方で、入社の行を確かめないまま二行目だけを値切っても、採用単価はほとんど動きません。
エラベルの見解
費用の相談で「代行会社の月額をいくらに抑えられるか」から話が始まることがあります。Geeklyの場合、先に見てほしいのは入社の行です。手数料率の実績値は30%から200%という幅で公開されていて、年収に掛けた金額は、たいてい代行会社への委託費の数か月分より大きくなります。大きい数字を契約書で確かめ、そのうえで委託費を比べる順番にすると、交渉の力点がずれません。委託費を比べるときに見てほしいのは、担当者が一人のレジュメを何分読むかです。読む時間を削った安い見積もりは、返信が面接につながらず、結果として入社までの月数と委託費の総額が膨らみます。見積もりで確かめる項目はGeeklyの運用代行会社の選び方に、費用の内訳の考え方は採用代行の費用の内訳にまとめています。
まとめ
- ギークリーへの費用は入社の時点まで発生せず、相談・契約・スカウト送信の段階では請求が出ない
- 送信の期間に毎月動くのは代行会社への委託費だけで、量は面接枠から逆算する
- 入社時の手数料は「年間賃金×自社の料率+消費税」。表の上限ではなく契約書・覚書の料率で計算する
- 早期退職の返戻はギークリーとの契約の話で、代行会社への支払いは別に取り決めておく
- 時点ごとに並べると費用の重心は入社時にあり、委託費の比較はその次になる
よくある質問
Q. Geeklyでスカウトを送ると費用はかかりますか
公式の料金体系では「求職者スカウト無料」とされ、一次面接確約が条件と注記されています。送信に対してギークリーから費用が請求される形ではありません。ただし運用を外に出す場合は、代行会社への委託費が別にかかります。
Q. 手数料の200%という数字は、そのまま自社に当てはまりますか
当てはまるとは限りません。200%は届け出た上限で、手数料表には契約書・覚書等で定める手数料が優先されると書かれています。実績値は30%から200%の幅で公開されているので、自社の料率は契約書で確認してください。
Q. 入社した人がすぐ辞めた場合、代行会社への支払いは戻りますか
ギークリーの返戻規定は、ギークリーへの手数料についてのものです。代行会社への委託費が連動して戻るとは限らないので、代行会社との契約に早期退職時の扱いを書いておく必要があります。料金や条件は変わることがあるため、契約前に最新の内容をギークリーにご確認ください。
※掲載した内容は2026年9月24日時点で公式サイトに記載されているものであり、実際の条件はギークリーにご確認ください。