人事副業 / 採用イベントの企画・運営

採用イベントの企画・運営で副業を始めるには|最初の1件の取り方

公開 2026-09-21

社内で採用イベントを回してきた。ミートアップや説明会を企画し、告知し、当日を回し、翌日に連絡を出してきた。この経験を副業で使えないか。そう思って募集を見ると、「採用イベントの運営」「ミートアップの企画」の案件はあるのに、自分の何を見せれば選ばれるのかが分からない。「イベント運営の経験があります」では、当日の受付をする人にしか見えないからです。結論を先に書くと、最初の1件を取るには、「誰に何を持ち帰ってもらうかから五人の会を設計し、対象がいる場所に告知し、社員が語る場を回し、翌日に一言添えた連絡を出して、面談に進んだ人を記録した」と、設計と当日と翌日の三つで見せます。見本は企画の型と告知の場所と誰が動くかの表と進行表と翌日の連絡の型と記録の表で作り、入口は、カジュアル面談や広報の案件の中で提案、紹介、副業のプラットフォーム、担当者を選べる窓口の四つで、最初は「当日の運営だけ」「翌日の連絡と記録だけ」「五人の会の一回だけ」と小さく受け、受ける前に登壇する社員と費用の流れと参加者情報の方針と当日の稼働を確かめ、最初の1件を「企画の型と進行表と翌日の連絡の型と記録が残る形」で終えて2件目につなげます。案件の型と求められる経験は採用イベントの企画・運営の副業案件に、1案件の流れは採用イベントの企画・運営の副業の実務に、副業全体の始め方は人事の副業の始め方に書いています。ここでは「最初の1件の取り方」に絞ります。

経験を棚卸しする:設計・当日・翌日

依頼側が読むのは、「何人集めたか」ではなく、「社員と話して、翌日に次の案内が届き、面談に進んだ参加者を作れるか」です。社内の経験を三つに分けて書き出します。

項目書き出すこと依頼側が読むこと
設計誰に、何のために、何を持ち帰ってもらう会にしたか。人数と社員の数と、一人が社員と話せた時間。告知をどこにしたか「集める」からではなく目的から設計できるか
当日進行表の形。会社の説明と対話の時間の配分。一人で回した範囲。トラブルの処理社員を煩わせず回せるか
翌日翌日の連絡に何を書いたか(当日の話への一言、次の一歩)。面談に進んだ人を記録したか成果を翌日に届けられるか

いちばん差がつくのは三つ目です。「イベントを〇回運営しました」ではなく、「五人の会で、社員二人と一時間の対話を取り、翌日に一人ずつ当日の話に触れた案内を出したら、三人が面談に進んだ」と、設計と翌日と結果の組で書きます。数字は会社の許可の範囲で。数字の見せ方は数字で語るに、実績の示し方は実績の示し方に書いています。

見本を作る:企画の型・告知の表・進行表・翌日の連絡の型・記録の表

イベントの案件は、当日を見せられないので、設計の文書を見本にします。五つを、会社と参加者と社員が特定できない形で作ります。

見本の要素作り方注意
企画の型「誰に(像で)・何のために・何を持ち帰るか・人数・社員の数・一人が社員と話せる時間・テーマ・時間・場所」の欄。架空の会で埋めた例「集める数」を目標に置かない
告知の場所と誰が動くかの表社員の紹介、過去の応募者、紹介会社と媒体の担当者、既存のイベント、共催、自社の告知、を行に、「誰が動くか」「文面」「期限」を列に自社の告知だけの表にしない
進行表分単位。最初の五分(目的と流れと選考でないこと)、テーマの話、社員との対話を最も長く、質問、持ち帰るものの確認と次の案内、終了後の立ち話。横に「参加者ごとの一行」の欄会社の説明が最も長い進行表にしない
翌日の連絡の型感謝と当日の話への一言→質問への答え→次の一歩の選択肢→合否と条件に触れない締め「ぜひご応募を」で終える型にしない
記録の表申込、参加、社員と話した、翌日の連絡、面談に進んだ、告知の場所、効いた形。架空の一回分参加者の情報を使わない。架空と明記

見本が一組あれば、依頼側は「この人は受付の人ではなく、面談に進む会を設計する人だ」と読みます。見本の作り方はポートフォリオの作り方に、企画の中身は採用イベントに人が来ないに書いています。

エラベルの見解

担当する側から見ると、採用イベントの最初の1件は、「大きな会を回した人」ではなく「翌日の連絡の型を見せられる人」に来ます。依頼側が困っているのは、当日の運営より、来た人に次が無いことです。見本に「当日の話への一言→次の一歩の選択肢」の型があり、進行表の横に「参加者ごとの一行」の欄があれば、依頼側は「うちのイベントで足りなかったのはこれだ」と読みます。エラベルで担当者を選ぶ企業も、集客の数より、「翌日に何が届くか」を見ています。受ける側がその場で使える判断としては、見本の五つのうち、翌日の連絡の型と、進行表の「参加者ごとの一行」の欄にいちばん時間を使うこと。企画の型がありふれていても、翌日の型が具体なら、最初の1件は来ます。

プロフィールに書くこと

書くこと書き方の形書かないこと
できる範囲「採用イベントの、目的からの設計・対象がいる場所への告知の設計・社員の中身の聞き出し・当日の進行・翌日の一言添えた連絡・面談に進んだ人の記録。会社の話は社員が語る形」「イベント運営全般」「集客」
設計「五人から始め、一人が社員と話せる時間を計算して設計する」「大規模イベントの実績」
当日「進行表で対話を最も長く取り、一人で回す。トラブルは決めた流れで」「盛り上げる」
翌日「翌日までに、参加者ごとに当日の話に触れた連絡と次の一歩の選択肢を出す」「丁寧なフォロー」
結果「〇人の会で、〇人が面談に進んだ」を二〜三組(許可の範囲で)「参加者〇〇人」だけ
稼働の形当日に取れる曜日と時間帯(平日の夜、土日)。翌日に連絡を出せる時間「柔軟に対応」
「会社の説明をする役にならない。選考にしない。参加者情報は会社の管理する場所で。費用は立て替えない。共催と登壇者は会社が決める」何でもやります

止まりやすいのは、「集客」「大規模イベントの実績」と書くときです。集める数を求める会社の案件が来て、来た人に次を届ける仕事になりません。プロフィールの書き方はプロフィールの書き方に書いています。

最初の1件が見つかる四つの入口

入口向く人進め方注意
カジュアル面談や広報の案件の中で提案すでに候補者対応や記事の案件を持っている一対一の面談が回っていて、同じテーマの候補者が複数いるとき、「五人の会にまとめて、社員二人と話す場を作りませんか」と提案面談の範囲と混ぜない。別の見積もりに
元の勤務先や知人の紹介前職や取引先に、イベントをやったが次につながらなかった会社を知っている「五人の会を一回、翌日の連絡と記録まで」と範囲を絞って提案現在の勤務先の参加者情報や企画を持ち込まない
副業のプラットフォームまず件数を見て選びたい「採用イベント運営」の募集に、見本(翌日の連絡の型と進行表)を付けて応募。募集文で「登壇する社員」「費用の流れ」「評価は参加者の数か面談か」を見る「〇〇人集客」「当日スタッフのみ」の案件は、範囲と評価を直して提案するか、当日だけとして責任の範囲を書面に
担当者を選べる窓口への登録条件が合うときだけ受けたい登録して、見本と当日に取れる時間帯を出しておく窓口の仕組み(誰が何を決めるか)を確かめる

止まりやすいのは、一つの入口だけで待つときです。二つ以上を同時に動かします。案件の探し方は案件の探し方に、紹介の頼み方は紹介を頼むに書いています。

小さく受ける:当日だけ・翌日だけ・五人の会の一回だけ

最初の1件は、継続の一式ではなく、小さい範囲で受けます。

小さく受ける型やること見せられる結果次につなぐ提案
当日の運営だけ会社が企画した会の受付と進行と記録(参加者ごとの一行)を一人で回す進行表と当日の記録「翌日の連絡も型で出します」→翌日へ
翌日の連絡と記録だけ会社が開いた会の当日の記録をもらい、翌日の連絡を参加者ごとに出し、面談に進んだ人を記録する面談に進んだ人の数「次の会は設計から持ちます」→企画へ
五人の会の一回だけ企画から告知と当日と翌日の連絡と記録まで、五人の会を一回一回分の記録(申込→参加→対話→翌日→面談)「効いた形で続けませんか」→継続へ

止まりやすいのは、当日の運営だけで受けたのに、集客の結果で評価されるときです。「集客は企画で決まるので、当日だけの範囲では責任を持たない」を書面に残します。

受ける前に確かめること

確かめることなぜ
当日、参加者と話す社員は誰か。何人、何分担当者が会社の説明をする役にならないため
誰に・何のために・何を持ち帰るかが決まっているか。決まっていなければ決める工程を範囲に入れるか「集める」から始まる会にしないため
費用の承認者と、会社が直接払う流れ。立て替えをしないこと自分の名義で契約しないため
参加者情報の方針(置き場、保存、利用の範囲)と、会社の管理する申込の受け皿情報を自分のツールに残さないため。専門家にご確認ください
当日の日程と時間の固定と、変更の期限本業に響かないため
翌日の連絡の名義と文面の承認者承認の無い文面を出さないため
評価の基準(参加者の数か、翌日に案内が届いて面談に進んだ数か)集める数で評価されないため
共催の相手と外部の登壇者は会社が決めること自分の関係で決めないため
写真と発言を外に出すときの同意は会社が取ること公開後の取り下げを防ぐ

確かめる順は副業で法令違反をしないためにに、参加者情報の扱いは候補者の個人情報の扱いに、条件のすり合わせは条件のすり合わせに書いています。

エラベルの見解

相談で最も多い思い込みは、受ける側の「最初の1件は、大きなイベントを成功させれば実績になる」というものです。実際には、大きな会は告知と手配に稼働が取られ、一人が社員と話せる時間は数分で、翌日の連絡に書く材料が無く、面談に進む人が出ず、「集まったが応募が無い」で終わります。それは、参加者の数は実績になっても、依頼側の次の依頼にはつながりません。同じ1件目でも、「五人の会を一回、翌日の連絡と記録まで」と受けた人は、1件目の終わりに「申込→参加→対話→翌日→面談」の一回分の記録が残り、面談に進んだ人の数で語れる実績になります。エラベルで長く続いている担当者の1件目は、たいてい五人の会です。受ける側がその場で使える判断としては、1件目の提案に「評価は、翌日に案内が届いて面談に進んだ人数でお願いします」と一行書くこと。集める数で評価されない提案が、続く案件を呼びます。単価の考え方は単価の相場と考え方に書いています。

最初の1件の終わらせ方と2件目へのつなぎ方

1件目は、「企画の型と進行表と翌日の連絡の型と記録が残る形」で終えます。渡すものは、企画の型(埋めたもの)、告知の場所と誰が動くかの表、進行表(参加者ごとの一行の欄付き)、翌日の連絡の型、記録の表(一回分)、効いた形の一覧、です。参加者情報は会社の管理する場所に置き、自分の手元に残しません。会社の許可を得て、会社と参加者と社員が特定できない形にした「企画の型」「進行表」「翌日の連絡の型」と「申込→面談の流れの数」を、実績と見本にします。

2件目へのつなぎ方は二つです。同じ会社に、次の形(一回→効いた形で継続→テーマを変えて→型作りと引き継ぎ)を提案するか。イベントをやったが次につながらなかった別の会社に、1件目の翌日の連絡の型と記録(匿名化したもの)を持って提案するか。どちらも、「何人の会で、何人が面談に進んだか」が具体であるほど通ります。2件目の取り方は2件目の取り方に、実績の書き方は事例の書き方に書いています。

まとめ

よくある質問

社内で作った進行表や企画書を、見本にそのまま使ってよいですか

会社の許可の範囲で、会社と参加者と社員が特定できない形にしてから、構造だけを使います。企画の型の欄、進行表の時間の配分、翌日の連絡の型の順、告知の場所と誰が動くかの表、という構造は自分の技能です。会社の固有のテーマ、参加者の情報、社員の名前、写真は、使いません。許可が取れない場合は、架空の会で作り直し、架空であることを明記します。現在の勤務先の参加者情報や企画の持ち込みには触れないでください。

「当日スタッフのみ」の募集しか見つかりません

当日だけとして受けるなら、集客の責任を持たないことと、当日の記録(参加者ごとの一行)を残して会社に渡すことを書面に残して受けます。当日の記録を渡すと、「翌日の連絡も出せますか」と次の範囲につながることがあります。当日だけの案件を、翌日の連絡と記録に広げる提案の入口として使います。記録を残さない当日だけの仕事は、実績になりません。

最初の1件の単価はどう決めればよいですか

「企画を含むか」「告知の調整を含むか」「当日の時間(準備と片付けを含む)」「翌日の連絡(参加者の数に比例)」「振り返りと記録」で稼働が変わるので、当日の時間だけで見積もらず、工程から逆算します。当日の時間は全体の一部で、翌日の連絡と企画のほうが長くなることが多い。1件目は当日だけか翌日だけか五人の会の一回から入り、2件目で継続に広げるときに見直す、という順が現実的です。相場は範囲と回数と参加者の数で幅が大きく、公開されている案件でも一律ではありません。考え方は単価の相場と考え方に書いています。