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英語は必要か|人事の副業で英語が要るのは「依頼側が英語で採用している・候補者が英語話者・媒体や社内の資料が英語」の三つの場面だけで、多くの案件では要らない。英語ができるなら範囲の一言に入れ、できないなら範囲から外せば済む

公開 2026-09-20

人事の副業を始めたいが、英語ができない。依頼側によっては英語で採用している会社もありそうで、英語ができないと案件が限られるのではないか。逆に、本業で英語を使っている人は、それが副業で売りになるのか。結論を先に書くと、人事の副業で英語が要るのは、「依頼側が英語で採用している」「候補者が英語話者である」「媒体や社内の資料が英語である」の三つの場面だけで、多くの案件では要りません。英語ができるなら、範囲の一言に「英語での候補者対応」を入れれば、要る案件で選ばれます。できないなら、範囲から外し、要らない案件を受ければ済みます。英語は、副業の入口を決める条件ではなく、範囲の一つです。範囲の決め方は受ける範囲の決め方に、範囲の一言の作り方は声をかけてもらえる状態を作るに、外国人の採用に関わる案件の注意は外国人採用の実務を代行に出すにまとめています。

英語が要る三つの場面と要らない場面

英語が要るかどうかは、依頼側と候補者と資料で決まります。場面で分けます。

場面英語が要るか内容
依頼側が英語で採用している要る外資の会社や、海外に拠点がある会社で、社内の連絡や採用の資料が英語。担当者とのやり取りも英語のことがある
候補者が英語話者である要る外国籍の候補者を採用する案件で、スカウト、返信、日程調整を英語で行う
媒体や社内の資料が英語である要る海外の媒体を使う、ATSの表示が英語、求人票が英語
依頼側が日本語で採用し、候補者も日本語話者要らない国内の会社の、国内の候補者の採用。人事の副業の多くはこの形
依頼側に外国籍の社員がいるが、採用の対象は日本語話者要らない社内に英語話者がいても、採用の工程が日本語なら要らない
候補者の経歴に海外の経験がある要らない経歴が海外でも、やり取りが日本語なら要らない

場面の要点は、「要るのは、採用の工程そのものが英語で行われる案件だけ」ということです。依頼側の社内に英語話者がいる、候補者に海外の経歴がある、という状況は、採用の工程が日本語なら英語は要りません。案件の相談が来たとき、「候補者とのやり取りは日本語ですか」「依頼側の担当者との連絡は日本語ですか」の二つを聞けば、要るかどうかが分かります。案件の型の見分け方はどんな会社から依頼が来るのかに書いています。

要る場面での実際の使い方

英語が要る案件で、実際にどの工程でどのくらい使うかを見ます。全部の工程で高い英語力が要るわけではありません。

工程英語の使い方要る力の目安
スカウトの文面英語で書く。型があれば、型に当てはめる書く力。型があれば、中程度でも回る
候補者への返信、日程調整英語でのメールのやり取り。定型が多い書く力と読む力。定型が多いので、中程度で回る
候補者との面談、面接の同席英語での会話話す力と聞く力。高い力が要る。範囲に入れるかは慎重に
依頼側の担当者との連絡依頼側が英語話者なら英語。日本語話者なら日本語依頼側による
求人票の作成英語で書く。依頼側の型があれば当てはめる書く力。依頼側の確認が入るので、中程度でも
媒体の操作英語の画面を読む読む力。操作の骨格は同じなので、慣れれば
稼働報告依頼側の担当者に合わせる依頼側による

使い方の要点は、「書く・読む工程と、話す・聞く工程で、要る力が違う」ことです。スカウトの文面、返信、日程調整、求人票は、書く力と読む力で、定型と型があれば中程度でも回ります。面談と面接の同席は、話す力と聞く力で、高い力が要ります。英語が中程度なら、書く・読む工程を範囲にし、話す・聞く工程を範囲から外せば、英語が要る案件も受けられます。工程で範囲を分ける考え方は受ける範囲の決め方に整理しています。

エラベルの見解

相談で最も多い思い込みは、「英語ができないと、人事の副業の案件が限られる」というものです。実際には、登録の相談で来る依頼側の多くは、国内の会社の、国内の候補者の採用で、英語は要りません。英語が要る案件は一部で、その一部を最初から範囲の外に置けば、英語ができないことは案件の数にほとんど影響しません。逆に、英語ができる人は、その一部の案件で選ばれやすくなりますが、それは英語が条件だからで、英語ができることで全部の案件で有利になるわけではありません。

見ていて差がつくのは、英語の有無を、範囲の一言に正確に書いているかです。「英語対応可」とだけ書くと、依頼側は面談の同席まで期待し、書く・読むしかできない人は途中で困ります。「英語でのスカウトと候補者への文面のやり取りは可。面談の同席は日本語のみ」と工程で書けば、依頼側は範囲を正確に読み、合う案件だけが来ます。エラベルでは、担当者の英語の有無を、工程の単位で登録に反映しています。英語は、できるかできないかではなく、どの工程でできるかで書くものです。

英語ができる人の活かし方と範囲の書き方

本業で英語を使っている人が、副業でそれを活かす形です。

活かし方内容範囲の書き方の例
英語での候補者対応を範囲に入れる外国籍の候補者へのスカウト、返信、日程調整を、英語で担う「英語での候補者対応(文面のやり取り、日程調整)」
英語の求人票の作成依頼側の日本語の要件を、英語の求人票にする「英語の求人票の作成(依頼側の確認を前提に)」
海外の媒体の運用海外の媒体でのスカウトの検索と送信「海外の媒体の運用」。媒体の仕様は公式の情報で確認
英語話者の担当者との連絡依頼側の担当者が英語話者の案件で、報告と定例を英語で「英語での報告と定例」
面談の同席(話す・聞く力があれば)英語での候補者との面談、面接の同席「英語での面談の同席」。話す・聞く力が要るので、できる場合だけ
日本語と英語の橋渡し依頼側が日本語、候補者が英語の案件で、間に入る「日本語の依頼側と英語の候補者の間の対応」

活かし方の要点は、「工程の単位で、できることとできないことを分けて書く」ことです。「英語可」ではなく、「文面のやり取りは可、面談の同席は不可」のように分ければ、依頼側は範囲を正確に読み、自分は範囲の中で動けます。英語ができることは、範囲の一つとして、他の工程と同じように書きます。本業の英語の経験を経歴に書くときは、本業の会社の情報(取引先、案件の内容)は書かず、「英語での〇〇の経験が〇年」のように工程と年数で書きます。経歴の書き方はプロフィールの書き方に書いています。

できない人が困らない案件の選び方

英語ができない人が、英語で困らない案件を選ぶ形です。難しくありません。

選び方内容
範囲の一言に「日本語での対応」と書く「候補者対応は日本語のみ」と書けば、英語が要る案件は来ない
相談が来たら、二つを聞く「候補者とのやり取りは日本語ですか」「担当者との連絡は日本語ですか」。両方が日本語なら、英語は要らない
外国籍の候補者を含む案件でも、工程で分ける依頼側が英語の工程を社内で持つなら、自分は日本語の工程だけを受けられる
英語の資料が一部にある案件ATSの画面が英語、のような一部の英語は、操作の骨格が同じなので、慣れれば問題にならないことが多い。受ける前に、どこが英語かを聞く
途中で英語が要る場面が出たら「英語での対応は範囲の外なので、御社の英語話者の方にお願いできますか」と、範囲の線で伝える。無理なときの伝え方

選び方の要点は、「範囲の一言に日本語のみと書く」ことです。書いておけば、英語が要る案件は最初から来ず、途中で英語が要る場面が出ても、範囲の外として伝えられます。英語ができないことを隠して受け、途中で困るのが、最も避けるべき形です。範囲の書き方はプロフィールの書き方に整理しています。

翻訳のツールを使うときの情報の線

英語が中程度の人が、翻訳のツールを使って英語の工程を回すことがあります。使い方に情報の線があります。

場面扱い
候補者の英語の経歴を翻訳のツールに貼る候補者の個人情報を外部のサービスに渡すことになり得る貼らない。自分で読む。読めないなら、その工程は範囲に入れない
依頼側の英語の求人票や資料を翻訳のツールに貼る依頼側の情報を外部に渡すことになり得る貼らない。依頼側が翻訳のツールを認めていれば、依頼側の決まりの範囲で
自分が書いた英語の文面(依頼側の情報を含まないもの)を整える情報を含まなければ構造の整えに限り使える。中身は自分で。AIで文面を作るときの前提
英語の一般的な表現の確認情報を含まない使える
依頼側が翻訳のツールを提供している依頼側の管理下依頼側の決まりの範囲で使う

線の要点は、「候補者の経歴と依頼側の資料は貼らない」ことです。翻訳のツールも、AIのサービスと同じで、入力した情報を外部に渡すことになり得ます。英語が中程度で、翻訳のツールなしには候補者の経歴が読めないなら、その工程は範囲に入れません。範囲に入れるなら、自分で読める力があることが前提です。情報の線はAIをどう使うかに、個人情報の扱いは個人情報の扱いに書いています。翻訳のツールの規約と、依頼側の決まりの解釈は、依頼側と専門家にご確認ください。

本業の英語の経験の扱い

本業で英語を使っている人が、その経験を副業でどう扱うかです。本業の情報の線があります。

経験副業で書けること書かないこと
本業で外国籍の社員の採用を担当した「英語での候補者対応の経験が〇年」本業の会社名、採用した人数、候補者の情報
本業で海外の拠点と連絡を取っていた「英語での業務の連絡の経験が〇年」本業の取引先、案件の内容
本業で英語の求人票を書いた「英語の求人票の作成の経験」本業の求人票そのもの。型は構造だけを自分の側に
本業で英語の面接に同席した「英語での面接の同席の経験」本業の面接の内容、候補者の情報
本業の会社が外資である「外資の会社での人事の経験」本業の会社名(本業に副業を伝えていない場合は特に)

扱いの要点は、「経験は工程と年数で書き、本業の情報は書かない」ことです。「英語での候補者対応の経験が〇年」は自分の経験で、「〇〇社で外国籍の社員を〇名採用した」は本業の情報です。本業の英語の経験を副業に活かすことは問題ありませんが、本業の情報を持ち込むことは、情報の持ち出しになります。本業との線は本業と利益相反になる案件に整理しています。

エラベルの見解

担当する側から見ると、英語ができないことで案件に困っている人は、ほとんどいません。国内の依頼側の国内の採用が多く、英語が要る案件は一部だからです。逆に、英語ができる人が、英語を売りにして全部の案件で有利になっているかというと、それも違います。英語が要る一部の案件で選ばれているだけで、要らない案件では、英語の有無は判断に入っていません。

順番として、自分の英語の力を、書く・読む・話す・聞くで分け、できる工程を範囲の一言に工程の単位で書き、できない工程は範囲から外し、相談が来たら候補者と担当者のやり取りの言語を聞き、英語が要る場面が途中で出たら範囲の線で伝える。翻訳のツールは、候補者と依頼側の情報を貼らない範囲で。この順番で、英語は副業の入口を決める条件ではなく、範囲の一つになります。エラベルでは、担当者の英語の有無を工程の単位で登録に反映し、依頼側の相談の言語と合わせて提示しています。英語は、できるかできないかではなく、どの工程でできるかで書くものです。

まとめ

よくある質問

英語が少しできる程度です。範囲に入れてよいですか

「少し」を工程で分けます。定型の文面のやり取り(返信、日程調整)が自分で読み書きできるなら、その工程は範囲に入れられます。スカウトの文面を一から英語で書くこと、面談で話すことが難しいなら、その工程は外します。「英語での定型の候補者対応(返信、日程調整)は可。文面の作成と面談は不可」と工程で書けば、依頼側は正確に読みます。翻訳のツールが無いと読めない程度なら、範囲に入れません。範囲の絞り方は受ける範囲の決め方に書いています。

依頼側が途中から「外国籍の候補者も対象にしたい」と言い出しました

範囲の変更の話として扱います。「英語での候補者対応は、私の範囲の外です。御社の英語話者の方が対応するか、英語の工程を別の担当者に頼む形か、ご検討ください」と、範囲の線で伝えます。自分が英語ができるなら、範囲に加えて条件を見直す提案をします。なし崩しに英語の工程を引き受けると、範囲の膨張になります。範囲の広がりの扱いは範囲の膨張に整理しています。

英語の資格や試験の点数を、経歴に書くべきですか

書いても構いませんが、依頼側が見ているのは点数より、「どの工程で英語を使った経験があるか」です。「英語での候補者対応の経験が〇年」のほうが、点数より依頼側に伝わります。点数を書くなら、工程の経験と一緒に書き、点数だけを売りにはしません。資格の扱いは取っておくと役に立つ資格に整理しています。